2007/12/30 2:51
COLOR OF THE SKY 分類なし

不思議な色の朝焼けの空の下に立っていた。
それは、サンルイ島の北側に立って、東の空を見つめて
居た時だった。
黒から茜色、そして明るい色へと変わっていく。それとも
明るい色から茜色、そして黒へと変わっていくのだろうか。
どっちだろうか。それはきっと、心のもちかたでどちらでも
言えるんだと気付く。今の心境は。。。どちらだろうか。
もうすぐ今年も終わりだ。なかなか大変な年だったと思う。
そして来年は、自分なりに勝負の年だと思っている。すぐ
に勝負だ!なんて自分にプレッシャーを掛けてしまうのも
自分らしくて、相変わらずだけど。。。
来年はどんな年になるのだろうか。
せめて、黒から茜色、そして明るい色へと変わっていって
欲しいものだ。そして、誰もが幸せになれますように。
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2007/12/21 8:36
URBAN BLUE 分類なし

まだ、誰もが眠っている早い朝。
急に冷え込んだ冬の気温は、氷点下を指し、街を凍らせている。
街角の車には霜が降り立ち、黒い車さえ白く見える。空気は凛
として透き通り、命の息吹さえ押さえ込んでいる気がする。
都会の朝は、本当に不思議だ。昨夜の喧騒がまるで嘘のように
静まり返っている。これが本当の街の顔なのだろうか。それとも
これは疲れた街の本当の姿なのだろうか。本当に人がここで溢
れていたのだろうか。それとも、昨日見た喧騒は幻だったのか。
寂しくなんかない。でも、もしかして生きてるのは私だけで本当
はみんな死んでしまったのではないだろうか。
歩き出した私の足音だけがアパルトマンの間で木霊する。鳥の
さえずりも、寒さに打ち消されて聞こえてこない。
でも、振り返らずに私は歩き出す。このまま、旅に出る気でいる。
私が出かけてしまったら、この街は誰も居なくなったまま、息を
潜めているのだろうか。鳥たちのさえずりは、止まったままなの
だろうか。そんなはずは無いのは分かっている。でも、生命を感
じない冬のパリの朝である。
誰かに無性に会いたくなった。一人でいるのが久しぶりに不安
になるからおかしい。私も疲れたのだろうか。霜と凍結防止剤で
光る路面の反射光の中に、行き場を探す。
街はメリークリスマス。街が賑やかになればなるほど、もしかし
て、私は行き場を失っているのかもしれない。
やはり、しばし街を出てどこかへ行こう。なんだか温まりたい気
がした。
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2007/12/15 21:06
KANJIRU 分類なし

久しぶりに晴れた冬の日、いやほんのわずか数時間の晴れ間だった
けど、とても気持ちの良い太陽に包まれた。
こんな日は、出かけよう。そう思いながら街に出た。パリに生活してい
ると、どうも観光地を避けてしまうのだが、この日は何故かルーブルへ
と足を運んだ。
多くの観光客で賑わうルーブルのガラスのピラミッド。この中世感溢れ
る建物のど真ん中に誰がどういう目的でガラスのピラミッドを建てたの
だろうか。しかし、フランス人のおしゃれ的な素敵なセンスを感じざるを
得ない。国立の美術館だから、きっとそれなりに審査や検討が重ねら
れたに違いない。そして、この斬新的なデザイン案にGOを出した政府
があるのだから、日本ではとても考えられない。
それにしてもフランス人は世界的に見てもとてもユニークな存在だ。自
分勝手でマイペースな発想や生き方。アラブやアフリカとのオープンマ
インドな融合。色んな文化を受け入れながらも、これがフランスだという
何かを貫いている気がする。特に彼らの右脳の使い方が素晴らしと思
うのである。正に、イタリアを含めてラテン人がラテンらしくある所以で
ある。左脳のドイツ人とは対照的だ。あえて言えば、何かに秀でていな
いけど、右脳と左脳を上手くバランスさせているのが、我ら日本人だと
思っている。
私は噴水の淵に腰掛けて、冬の冷たい空気にさらされたわずかな太
陽の温もりを受けて、目を閉じた。周りには、大勢の観光客の喧騒と
はしゃぐ子供たちの声が聞こえてくる。この偉大な歴史的遺産の収集
館であるルーブル美術館のど真ん中で、自分の右脳と左脳を感じるよ
うにセンサーを高めてみた。私はどっち寄りだろう。少なくとも、他の人
よりはパッションで生きてきた気がする。心から溢れるエネルギーを抑
えられずに葛藤してきた気がする。右脳派だろうか。きっと。。。
わずかな太陽の温もりの中、時にこうやって自分を見つめるのも悪くな
い気がした。
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2007/12/8 4:13
SANPO 分類なし

最近、病院で気管支が弱っているよ、と告げられた。
うーん、確かに咳っぽい。止めていたのに吸い始めたタバコのせいかと
思っていたんだけど。5年も止めて、もう吸いたいとも思わなかったし他
人の煙が嫌に思えるほどになっていたのに、愚かな私は、ふとしたきっ
かけでまた吸い始めていた。
仕事のイライラが原因だった。そんな時につい精神安定剤のようなもの
が欲しくなって、思わず手を出してしまったタバコ。自分では、お馬鹿と
思いながらも一ヶ月は吸っただろうか。でももう止めた。やーめたっと一
言いって、そのままゴミ箱へ捨ててしまった。それ以来、二コレットのお
世話になって、タバコの存在を忘れつつある。
でも咳っぽい。インフルエンザの予防接種を受けに行った時に、たまた
ま診てくれた先生が、気管支が弱ってると言う。先生は、あなたの体質
は、乾燥した環境に弱いのだ、特に暖房が効いた締め切った部屋に長
く居ると、喉の粘膜が反応して、咳が出やすくなるのだと教えてくれた。
そう言えば、昔からそういう傾向があった。でも誰も明確に説明してくれ
無かったのだが、この先生は一言で、長年の体質を説明してくれた。
フランス人と日本人の混血だというこの女医さんは、見た目は完璧な日
本人。中年太りが目立ち、日本人離れしたダイレクトな言い方をする方
だが、いつもズバっと指摘してくれるので快い。この前も、頂いた薬の説
明で他の医者が言わなかった原理や効果を説明してくれて、それ以来、
その薬を飲む意義が明確になったことを覚えている。
先生曰く、対策は簡単よ、散歩をすることです、と端的に話す。えっこの
寒い日に散歩ですか?と聞くと、部屋にいるよりましだからよ、と一言が
帰ってくる。日本と違って乾燥したヨーロッパでは、確かに部屋の乾燥が
激しい。洗濯したジーンズだってわずか数時間で乾いてしまうことだって
ある。そっかぁ散歩かぁ。思わずうなずく単純な私。でも、問題はいつ散
歩するか、いや出来るかということ。これを実現するのは自分しかない。
むしろ、忙しいと走り回っている日々を調整する大義名分が、自分の中
で出来たわけだ。一石二鳥。さすが、私が認めた名医である。
そんな会話の後で、セーヌ川沿いを散歩する人を眺めたらなんと大らか
でのどかなことか。これをすることが今一番必要だったんだ。
病院を出て、大きく深呼吸。確かに部屋の乾燥よりは、ずっと心地よい。
なんだか忘れていたなー、この心地よさ。さぁ、少し歩いてみよう。どう
せ一人なんだから、自由に当てもなくそぞろ歩こう。
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2007/12/2 3:21
INOROU 分類なし

世の中には、色んなタイプの人が居るものだ。
自分に厳しくて、人に優しい。私はこれが一番だと思うし、いつもそうなり
たいと思う。しかし、まだまだ辿り着くには道程は長い。
一番嫌いなのは、自分に甘くて人に厳しいタイプだ。こういう人に出会っ
たら思わず絶句をしてしまう。頭の中を覗いてみたくなる。どうなってるん
だ?と思い切り揺すってしまいそうだ。
そんな人に出会った。彼は、細かいことをスタッフに言うだけでなく、ちょ
っとした費用についても愚痴を言う。管理というのは、時にそうやって人
をコントロールすることもあるので、仕方が無いといえばそれまでだがー。
愚痴を言うだけならまだ良いのだが、その会話の終着として会社として
精算を認めないと言い張る。その思わぬ顛末にスタッフが目を丸くするだ
けでなく、自腹を切ることを余儀なくされる。業務で発生した費用なのに、
である。これは少し変だ。横で見ていた私は、他人事ながら段々と機嫌
が悪くなってしまった。これでは人は付いてこない。
ところが偶然に彼の出張経費の精算を、私が見る機会があった。うん?
何だこれ?これって会社に請求するものじゃないよね?と私が言えば、
彼はニヤニヤ笑って、まっ。。少しは良いじゃないですかー!と言い返す。
はい?貴方の頭の中はどうなってるの?私は一切笑わない。許さない。
頭を揺すってしまいそうな感情を抑えて、人生で初めて精算を拒否した。
後味が悪く、むかむかする気持ちを抑えて、パンテオンから下る坂を歩
いた。少し顔を見せた青い空と冷たい空気が、心を洗ってくれる。向こう
にはノートルダム寺院がわずかに見える。そうだ、ノートルダム寺院へ
寄ってから帰ろう。たまには、座禅を組むように座るのも良い。
誰もが幸せになれますようにー。
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