2007/9/10 23:37
待望の勝利は素晴らしいものでした! 分類なし
いつも18号車TAKATA童夢NSXを応援してくれているみなさん、大変お待たせしました!!
昨日ようやく茂木で優勝することができました。
しかも、昨年の岡山と同じ、ポール・トゥー・ウィン、
最後までトップを明け渡すことのない完勝でした。
レース終了後から、HPやモータースポーツチャンネルのファンメールなどで
沢山のおめでとうメッセージをいただきました。
嬉しかったです。皆さん、ありがとうございました!!
今回は、Hondaの研究所のある栃木でのレースということで、
レース前の木曜日には栃木研究所を訪問しました。
激励会では、NSX-GTの開発に携わっている研究所の皆さんから熱い激励を受け、
今まで不運も続き辛い思いをしてきたのは、僕らだけではない、
18号車に関わるすべての人が同じ思いなんだということを改めて実感したのでした。
何が何でも、待望の勝利をここ茂木で手にしたい!そう強く思ったところ、
思いが叶った今シーズン初勝利、本当に素晴らしいものでした。
前戦、小暮が衝撃的なクラッシュをし、マシンも大破、
正直今回のレースについては始まってみるまでは不安がなかったとはいえませんでした。
しかし、走り出しから18号車はとても調子がよく、
この日のためにチームが一生懸命マシンを仕上げてきてくれたことが伝わりました。
とはいえ、予選はこれまでとは違い、今F1でも採用されているノックダウン方式。
初めての予選方式とあって、チームともミーティングにミーティングを重ねました。
茂木はストップ&ゴーのサーキット、まずは予選で先頭に立つことで非常に有利にレースに臨めます。
まずはポールポジションを獲得すべく、その使命を今回も小暮にゆだねました。
そしてもちろん、小暮はポールを獲ってくれました。
「ありがとう、小暮。あとは決勝がんばろう。」
予選後の僕は妙に冷静で、5度目のポールポジションに浮かれることもなく、
翌日の決勝をどう戦うか、考えをめぐらせていました。
迎えた決勝日はやっぱり暑かった!
まだまだ夏は去ってないなぁ、と少々うんざりしながらも
やるしかない、今日は必ず勝てるんや、と自分を奮い立たせました。
茂木には、去年よりも沢山のお客さんが見に来ていたように感じました。
そして、僕のグッズを身に着けて応援してくれている人も沢山いて、
18号車の応援グッズを手にしてる人も沢山いて、
プレッシャーに感じつつも、まだこの時の僕はそれほどの緊張感もなく、
リラックスして決勝レースが始まる時を待っていました。
決勝がスタートして、小暮はトップを守り1コーナーへ、
その後どんどん2番手の38号車SCとの差を広げていきました。
レース前、「できる限り差を開いて俺に楽させてくれ」と小暮には頼んでいたものの、
実際に差が開けば開くほど、僕の緊張感は増していきました(苦笑)。
交代のとき、いつもであればリアタイヤ2本のみの交換ですが、
今回はギャップもあったので、余裕をもって4本すべて交換しました。
コースに戻り、いよいよ、後ろから迫ってくる立川選手との戦いでした。
僕も全開でぶっちぎってやる!・・・といきたいところでしたが、
僕に交代する前に、小暮からギアの不具合が打ち上げられていたので
無理してペースを上げることができませんでした。
マシンをいたわりつつ、後ろとのタイム差が縮まったところでまた少しペースを上げる、
それを繰り返しながら周回を重ねました。
せっかく小暮がトップを守ってバトンタッチしてくれたんやから、
必ずトップチェッカーを受けなければ、そんな気持ちでいっぱいでした。
ここはNSXに乗って10年の腕の見せ所、トラブルが起きた時はいつもそう思っています。
一周一周、大事に大事に走っているうちにゴールが近づいていました。
ライバルのマシンが次々と脱落していき、
最終的に2位の38号車までもがストップしてしまい、これで少し楽な気持ちになりました。
でも、最後まで何が起こるかわからないことはこれまで嫌と言うほど味わってきました。
まだまだ気を抜けない!・・・最後の数周は妙な緊張が走りました。
そして・・・・・・チェッカー!!!!!!
嬉しかった。ほんまに嬉しかった。と同時に、なんだかほっとした。
近くて遠かった勝利をついに手にすることができました。
これまでのレースが無駄じゃなかった、と、
勝利を手にした時に心からそう思えますね。
だって、ぶっちぎりのポール・トゥー・ウィンやし、
待ちに待った勝利がHondaのホームコースの茂木だったわけやし。
本当に、素晴らしいマシンを用意してくれたチームとHondaと、
18号車に関わるすべての人に感謝します。ありがとうございました。
それから、僕の頼もしいチームメイトの小暮にも感謝。
よく寿一が「うちの秘密兵器のアンドレ」ってゆうてるけど、
うちにだって最高の秘密兵器がある!それが小暮や。
今ノリに乗っている小暮と、僕の長年の経験がフルに生かされた時、
僕達18号車は「速さ」と「強さ」を証明できると信じてここまできました。
さぁ、これでトップとのポイント差を縮めることもできました。
あと2戦ですが、まだまだチャンピオンを狙える位置にいます。
次のオートポリスもがんばります!
まずは、最終戦に向けて、明日から2日間、富士でテストです。
では、最後に。
これまであきらめずに応援してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
いつも僕達と共に、泣いたり笑ったりしてくれるファンのみなさんの存在は
僕達にとってとても大きなものです。
これからも18号車をよろしくお願いします!!
僕のGT通算7度目の勝利、この先きっと忘れることはないと思います。
そして・・・ようやく愛娘にも、生まれて初めての優勝を
プレゼントすることができました。
まだちっちゃくてレースには来れへんけど、次は目の前で見せてやりたいなぁ。
