2008/4/27 23:32
Maldito dentista España
一ヶ月ほど前、歯をみがいていたら、なんだか奥歯が痛いことに気づきました。
スペインでぜーったい医者歯医者に行きたくない!と強く思って用心していたのに、滞在も長くなると、それなりの事態が色々と出てくるものです。
嫌だけど、やっぱり早めに歯医者さんに行かなくちゃ。
まずはTちゃん(毎度お世話になります)が以前掛かったことのある大病院付属の歯医者へ。
スペインでは歯の治療に保険が効かないため、最初の検診を無料で行う場合が多く、彼は幸いこの歯医者で、たった80centimo(痛み止め代、約130円)だけで済んだそうなのです。
しかも「痛むんです」と言ったら、即座に診察してくれたそう。これは期待大!
ところが窓口で「歯が痛むんです」と言ってみたところ、受付のお姉さんに「保険証を持っていない人は診察出来ません!」と強く跳ね返されました。
「でもぉー、去年僕が来たときは何も持ってなかった上にタダで診察してくれたんですケド。」とTちゃん。
「じゃあ、システムが変わったんです。もっとキビシくなったんです。」とお姉さん。
「でも、この人すごく痛くて困ってるんですけど。」T。
「そう言われても、私にはどうしてあげることも出来ません。だってそう決まってるんだもん。」お姉さん。
「ケッ!」T&私。
これぞスペイン風です。
気を取り直し、次の週、彼がネットで見つけてくれた、初回診察無料の歯医者へ。
こちらは、予約日の前日に確認の電話を入れてくれる程の丁寧ぶり。
当日。真っ白ピカピカの院内、受付や歯科助手は皆超笑顔ド親切、ドクターは美男子。まあそれは別として、この国で稀に見る対応の良さ。なんだか逆に怪しいなあ。
と疑いつつも、珍しい清潔感と人々の機敏な行動に好印象を抱かざるを得ないのでした。
だがしかし。
点検の結果、小さい虫歯がなんと9本もあり、しかも全部で500ユーロ(約8万円)也、と彼らは言うのです。
んー、幾ら何でも虫歯9本て多すぎるし、値段も高すぎやしないか?
そしてこの笑顔、この親切さ、この清潔感、このゆとり...。やっぱ怪しいわ、ここ。
ということで、また気を取り直し、次の週、カタルーニャ人Mちゃんのご紹介の別の歯医者へ。
こちらは前回のピカピカのとことは打って変わって、シャッターがいつも半分閉まっているし、受付の横の大きな水槽でグッピー飼ってたり、診察台や機材も古い感じだけど、歯科助手や受付の対応は、まあ普通。(これで逆に信頼感を募らせる私もどうなのだろう。)女医さんは手際が良くて明るくて親切。
そして何といっても、点検の結果、虫歯3か所、歯石除去を含む治療3回、165ユーロ。
即こちらの歯医者へ通うことに決めました。

第一回目の治療。
朝10時、女医さんと明るく挨拶を交わした後、診察台へ上がるやいなや、何の忠告も無しにイキナリ麻酔注射。
あのハサミに似た注射器が私の目に飛び込んでから、注射針が歯ぐきに刺さるまでに1秒もありませんでした。
抵抗することも出来ず、されるがままに...だんだん口がしびれてゆくー。
しかも、麻酔の量がハンパじゃない。時間にすると軽く20秒以上、歯茎に針が刺さったまま。その間、女医さんたら、助手さんとお喋りしたりしちゃうんだからびっくりです。
一方私は気分的に全身麻酔をかけられたような状態になり、治療が済みメトロに乗るとだんだん気分が悪くなってきて目の前が真っ白。やっとの思いで家に辿り着きバタンキュー。夕方目が覚めてもまだ頭痛がしていました。
私は注射が大嫌い。
以前日本で通っていた歯医者さんで「麻酔注射をされるよりも痛みに耐えるほうがマシです。」と言って、麻酔なしで大きな虫歯を治療してもらったこともある。
それに比べたら今回の虫歯は小さいのばかりだから、麻酔なしで余裕だと思うんだけど。ってゆうか、もう二度と麻酔でこんな目に逢いたくない!
そういうわけで、第二回目の治療日、「麻酔しないでください」とお願いしてみました。
するとドクター、「じゃあ半分だけするわ!」と言って、すかさず注射。
今回は特に問題なし。注射時間も、しびれ方も、麻酔の持続時間も日本の歯医者さんと同じくらい。どうやら通常の半分が私の適量だったようです。
スペインも小柄な人が多いから、あの麻酔量で私のように参ってしまう人もきっと少なくないと思うのですが、そんなことを大した問題にもしないのがこの国の大らかさ(大ざっぱさ)でしょう。
そして最終回。
「今日は麻酔するんですか?」
「するわよ。だって、そうじゃないと怖がりながら仕事しなくちゃいけないからね。」
「じゃあ、また半分にしてください。」
「でも、2ヶ所治すから2倍よ。しかも犬歯だから、奥歯のときよりもっと痺れが強く感じるはず。オーケー?」
「はぁ。」
やはり、されるがままの私なのでした。
今回は、上あご全体、鼻から頬骨の辺りまで痺れが4時間ほど続き、コーヒーもスプーンですくって飲まなければならなかったほど。
コンパニェラの彼Raulは「麻酔と偽ってワインを注入されたんだよー」なんて冗談を言ってたけど、まったく笑い事じゃなかったんだから!
だけど、スペインの歯医者さんてどんなだろう、と実のところ興味はありました。だから実際に行って通ってみて、いい経験になった。
ところで、私は子供のときに治した歯に、けっこう銀歯が被せてあります。
スペインでは、もう何年も前から白しか被せないので、私の口内は、まるでお婆さんみたいなんだって!
日本の歯医者さんのほうがずっと丁寧!ということは今回良く分かったけれど、歯科技術、日本とスペイン、いったいどっちが進んでるんだろ?謎です。

スペインでぜーったい医者歯医者に行きたくない!と強く思って用心していたのに、滞在も長くなると、それなりの事態が色々と出てくるものです。
嫌だけど、やっぱり早めに歯医者さんに行かなくちゃ。
まずはTちゃん(毎度お世話になります)が以前掛かったことのある大病院付属の歯医者へ。
スペインでは歯の治療に保険が効かないため、最初の検診を無料で行う場合が多く、彼は幸いこの歯医者で、たった80centimo(痛み止め代、約130円)だけで済んだそうなのです。
しかも「痛むんです」と言ったら、即座に診察してくれたそう。これは期待大!
ところが窓口で「歯が痛むんです」と言ってみたところ、受付のお姉さんに「保険証を持っていない人は診察出来ません!」と強く跳ね返されました。
「でもぉー、去年僕が来たときは何も持ってなかった上にタダで診察してくれたんですケド。」とTちゃん。
「じゃあ、システムが変わったんです。もっとキビシくなったんです。」とお姉さん。
「でも、この人すごく痛くて困ってるんですけど。」T。
「そう言われても、私にはどうしてあげることも出来ません。だってそう決まってるんだもん。」お姉さん。
「ケッ!」T&私。
これぞスペイン風です。
気を取り直し、次の週、彼がネットで見つけてくれた、初回診察無料の歯医者へ。
こちらは、予約日の前日に確認の電話を入れてくれる程の丁寧ぶり。
当日。真っ白ピカピカの院内、受付や歯科助手は皆超笑顔ド親切、ドクターは美男子。まあそれは別として、この国で稀に見る対応の良さ。なんだか逆に怪しいなあ。
と疑いつつも、珍しい清潔感と人々の機敏な行動に好印象を抱かざるを得ないのでした。
だがしかし。
点検の結果、小さい虫歯がなんと9本もあり、しかも全部で500ユーロ(約8万円)也、と彼らは言うのです。
んー、幾ら何でも虫歯9本て多すぎるし、値段も高すぎやしないか?
そしてこの笑顔、この親切さ、この清潔感、このゆとり...。やっぱ怪しいわ、ここ。
ということで、また気を取り直し、次の週、カタルーニャ人Mちゃんのご紹介の別の歯医者へ。
こちらは前回のピカピカのとことは打って変わって、シャッターがいつも半分閉まっているし、受付の横の大きな水槽でグッピー飼ってたり、診察台や機材も古い感じだけど、歯科助手や受付の対応は、まあ普通。(これで逆に信頼感を募らせる私もどうなのだろう。)女医さんは手際が良くて明るくて親切。
そして何といっても、点検の結果、虫歯3か所、歯石除去を含む治療3回、165ユーロ。
即こちらの歯医者へ通うことに決めました。
第一回目の治療。
朝10時、女医さんと明るく挨拶を交わした後、診察台へ上がるやいなや、何の忠告も無しにイキナリ麻酔注射。
あのハサミに似た注射器が私の目に飛び込んでから、注射針が歯ぐきに刺さるまでに1秒もありませんでした。
抵抗することも出来ず、されるがままに...だんだん口がしびれてゆくー。
しかも、麻酔の量がハンパじゃない。時間にすると軽く20秒以上、歯茎に針が刺さったまま。その間、女医さんたら、助手さんとお喋りしたりしちゃうんだからびっくりです。
一方私は気分的に全身麻酔をかけられたような状態になり、治療が済みメトロに乗るとだんだん気分が悪くなってきて目の前が真っ白。やっとの思いで家に辿り着きバタンキュー。夕方目が覚めてもまだ頭痛がしていました。
私は注射が大嫌い。
以前日本で通っていた歯医者さんで「麻酔注射をされるよりも痛みに耐えるほうがマシです。」と言って、麻酔なしで大きな虫歯を治療してもらったこともある。
それに比べたら今回の虫歯は小さいのばかりだから、麻酔なしで余裕だと思うんだけど。ってゆうか、もう二度と麻酔でこんな目に逢いたくない!
そういうわけで、第二回目の治療日、「麻酔しないでください」とお願いしてみました。
するとドクター、「じゃあ半分だけするわ!」と言って、すかさず注射。
今回は特に問題なし。注射時間も、しびれ方も、麻酔の持続時間も日本の歯医者さんと同じくらい。どうやら通常の半分が私の適量だったようです。
スペインも小柄な人が多いから、あの麻酔量で私のように参ってしまう人もきっと少なくないと思うのですが、そんなことを大した問題にもしないのがこの国の大らかさ(大ざっぱさ)でしょう。
そして最終回。
「今日は麻酔するんですか?」
「するわよ。だって、そうじゃないと怖がりながら仕事しなくちゃいけないからね。」
「じゃあ、また半分にしてください。」
「でも、2ヶ所治すから2倍よ。しかも犬歯だから、奥歯のときよりもっと痺れが強く感じるはず。オーケー?」
「はぁ。」
やはり、されるがままの私なのでした。
今回は、上あご全体、鼻から頬骨の辺りまで痺れが4時間ほど続き、コーヒーもスプーンですくって飲まなければならなかったほど。
コンパニェラの彼Raulは「麻酔と偽ってワインを注入されたんだよー」なんて冗談を言ってたけど、まったく笑い事じゃなかったんだから!
だけど、スペインの歯医者さんてどんなだろう、と実のところ興味はありました。だから実際に行って通ってみて、いい経験になった。
ところで、私は子供のときに治した歯に、けっこう銀歯が被せてあります。
スペインでは、もう何年も前から白しか被せないので、私の口内は、まるでお婆さんみたいなんだって!
日本の歯医者さんのほうがずっと丁寧!ということは今回良く分かったけれど、歯科技術、日本とスペイン、いったいどっちが進んでるんだろ?謎です。





