2008/8/27 22:27
千葉市実技研修[小中学校図工美術科U](市教研連携) 美術教育系
<午前の内容>
[講義]
「どのように表現するか以前に、何を美術として捉え、その領域から伝えるべきこととすべきなのか。」
[実技演習]
「自分の居場所」というテーマのコラージュ作品制作。
学生に投げかけることの多い題材ですが、自分の今後の方向や状況を考える意味でも、自分も含めた年齢の高い者もたまには、できれば頻繁に作品をつくることは良いことでしょう。デッサン力不足を補いつつ、自己と向き合う一つの手だてとすることができます。
<午後の内容>
[講義]
「鑑賞を含め、評価の観点をどのように点数化するかを考える前に、評価の観点を引き出せる題材を提供できているか/美術はそれほど曖昧な領域ではないということ/明確な目的に向かわせることは教育的であるし、観点は自然に浮き彫りになってくるということ/アートを使った地域との連携」
<実技演習>
「卵の割れないパッケージ」ということで制作してもらいました。
生卵に自分の名前を書いて、映画「アポロ13号」を思い出しながらいっそう本気になって、限られた材料を使いながら、生卵を一つ入れるパッケージを作ります。天井から落とすパッケージは、大気圏突入の宇宙船のようです。(ちなみにアポロ13号は奇跡の生還を果たしています。)一見これが美術?と考えられがちですが、これまでの経験や知識をもとに仮説を立て試作して実験し、マイナーチェンジをして完成に導くするわけで、作業はデザインの基本的な思考・制作経路ですから、デザインをその指導範囲とする美術では、むしろ、基本かつ中核とすべき題材といえます。



