2008/4/10  18:46

世界を駆け回る特派員のお話を聞いてきました @  日々の気づき

 昨日青梅市民会館で「西多摩母親大会」が開かれ、朝日新聞の記者でありジャーナリストとして活躍している伊藤千尋さんのお話を聞くことができました。
 世界各国を歩きその変化を肌で感じている方なので、その話は説得力のあるものでした。南米のチリでは軍事政権の元で国民は暮らしているけれども、夜八時になるとみんなが鍋を叩き政府の政治のあり方に反対していることを意思表示している。デモや反政府の行動をするわけではないけれど、「黙っていない」八時になると、あちらこちらから鍋を叩く音が聞こえ、連帯の意思表示をし合い、抵抗運動をしている。
 またベネズエラのカラカス通りでは、露天で憲法の本を並べて売っている、赤ん坊を抱いたお母さんが通りかかりこの本を買ったので、インタビューすると、なぜと言う顔をして、「憲法を知らずに闘うことはできない・憲法は生きるために日々使う物だ」との答えが返ってきてとても驚いたそうです。
 アメリカも今大きく変わろうとしていて、9・11のテロでアメリカは愛国心の盛り上がりがあり、テロ直後下院議員のバーバラ・リーさんがたった一人「大統領に一任して、戦争を始められるという法案」に反対をしたことで非国民のような扱いを受けていたが、
なぜこの法案に反対したかを説明する中で、圧倒的な支持を得ることができたそうです。
 その理由はアメリカの憲法をもう一度読み直し、議会はどうあるべきか?議員はどうあるべきかを考え、その責任を果たすための行動をしようと決意するに至ったというものでした。ベトナム戦争の原因といわれたトンキン湾事件が後日全くのでっちあげであり、5万7000人もの死者が出たこと、戦争が泥沼化したくさんの税金が投入されたことなど、忘れてはならないことを思い出したからでした。
 

 マイケルムーア監督の「華氏9・11」や「シッコ」という映画でもアメリカの目指すもの「国家としての哲学」がとんでもない方向に向いていることがわかるといわれていました。アメリカは国民の医療費などの社会保障の予算を削り、長期入院を余儀なくされ医療費が払えない人を夜な夜な病院から連れ出し、スラム街に捨てに行く、姥捨て山のようなことが行われている、その一方でイラク戦争などの、他国の人殺しのためには予算をつぎ込んでいる、テロから5年今アメリカは50兆円もの軍事費を費やしたそうです。
 たった一人の行動が、自分の立場で考え、動くことで世の中を動かしています。
今ではアメリカの世論になろうとしています。ブッシュ大統領の支持率は20%台であることが、示している。と述べられました。続く 



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