2008/4/28 6:17
永守氏の発言 駐在員もまた然り 仕事・ビジネス
チョット真面目なお話を・・・。
日本電産の永守重信社長の発言が大きな話題になっている。こういう話はとても興味深いので特集を組んで記すことにします。日本電産も永守氏も名前は知っていますがその中身や人物像は良く分かりません。今日はそういったことを知らないという前提のもとで発言そのものに対して記します。
「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」(asahi.com 2008年04月23日より)
これが話題の発言です。多分永守氏は「会社が傾く前にみんなで一体になって働いて成長しよう、その結果みんなの給料が良くなるよ」ということを言いたかったのではないかな?というのはかなりアマイ見方。多くの人と同様に僕もそんな受け止め方はしません。
仕事は請ける側と出す側の約束の下に成り立つ。その約束は支払うお金、納める期限、請ける仕事の内容だ。この3つを成り立たせるためにときには休日返上で働くことはあるかもしれない。しかし、だからといってそれが成長に繋がるわけではない。では、休日出勤をせず、期限内に仕事をまとめた人と休日出勤をして仕事をまとめた人ではどちらが会社の利益に貢献してるんだ?この質問をすれば答えは明らかだ。ましてや「あいつは休日もとらずに働いたから今回の昇給で○○円上げてやろう」なあんていうお釈迦様のような社長がいるとしたらぜひお会いしてみたいね。もしかしたら永守氏はそういう人なのかな?
僕はこの発言は相当いかれていると思う。この発言に今の日本企業の大問題が如実に現れている。会社は利益を上げているのに従業員や協力会社は青息吐息。従業員はヘトヘトになってないか?心の病に侵されてないか?日本電産の社員の皆さんとその家族は大丈夫か?会社の業績のために働き詰めに働いた従業員の家庭が崩壊するのはおかしいでしょ。社長の家庭が崩壊するのは問題ないけどね。心配です。
なぜって?休日返上で働くと会社は倒産しないのか?休日返上で働くと給料は上がるのか?違うでしょ。会社は請けた仕事を約束どおりに納めてはじめてお金をもらえるのだから休みに働くこととは関係ない。結果としてそうなる場合もあるが、それにしても休日出勤を当たり前に思っている経営層は問題だ。働く時間を守らせるのと仕事の納期を守らせるのはどちらも同じくらい大切だ。ただ、従業員は経営者の命令に対して絶対服従だから経営者が「やれ」といったら黙ってやらざるをえない。手遅れになるまで訴えない肝臓みたいなものだ。
僕は会社で言う事を聞かないほうだ。自分の気に入らないことは絶対にやらない。でも喧嘩するつもりはないから真っ向から否定はせず、返事をしておいてやらない。一番始末の悪いタイプだ。そんな中でウチの駐在員にも何人か勘違いしている人がいる。土曜日の仕事は当然、日曜日も仕事をしろという。以前、日曜日に呼ばれなくて休んだら月曜日の朝礼でネチネチ言われたことがある。ま、毎週月曜日のありがたい訓示みたいなもの。僕の会社の場合は固定給だからカネの話にはならないんだけど、そもそも休みと決まっている日を当てこんで仕事をするのが僕には許せない。
もうひとつ、永守氏の発言に大うそがある。「給料が上がる」???従業員を休みまでこき使おうという経営者が給料を上げるわけがない。
そこの社長さん、永守氏の話に同調してるでしょ?そんなあなた方もいかれてるよ、充分。でも、もう少し読んでよ。日本の企業はバブルの時にカネに狂った。そして、その後15年でさらにカネに狂った。カネのない惨めな気分を味わった。その結果、得た利益をステークホルダーに還元するという「感謝」の態度はもちろん、言葉さえも忘れてしまった。そう、「ひと」として一番大切なことをどこかに置いてきてしまった。経営者が従業員に感謝しなかったら従業員は経営者をコケにする。従業員だってみんな「ひと」だ。疲れることもある、体調が悪い時もある、でも「ありがとう。よくやってくれた」とひとこと言ってあげてよ、きっとみんな最高の笑顔を見せてくれるよ。それに利益が増えたのは社長さんの下にいるたくさんの人々の汗のおかげだ。その人々になぜ利益を分けないの?社長さんがたった一人で利益を稼いだわけじゃないでしょ?みんなに分けてあげてよ。
僕の会社では駐在員の給料は日本の会社の基本給に一律で係数を掛けて支給される。しかし、僕の時はこちらの経営層と一度面接をしてお互いの納得の元で給料を決めた。ぼくはそこに会社の誠意を感じたから「ネチネチいじめ」にあっても耐えられるし、踏ん張れる。分かるかなあ?こういう気持ち。要するにたとえ経営者でも筋が通らないことは認めないのが僕のリーマンとしての生き方なのさ。
しかし、日本の社長さんたちはいつになったら「根性、根性、ど根性」から脱却できるのかね?根性も必要かもしれないけど、根性だけではどうにもならないことばかりだと思うんだけどね・・・。もっと経営者がアタマを使って真剣にどうしたら利益が出るかを考えなくてはいけないと思うんだけど。それが経営者の仕事だし。それこそ、眠れなくなるよ。
あと、あれだね。経営者としてこの発言はあまりにも軽率だな。せいぜい社長室や役員会議の中だけにしたほうがいいよね。経営者がこういうことを言うのは。
日本電産の永守重信社長の発言が大きな話題になっている。こういう話はとても興味深いので特集を組んで記すことにします。日本電産も永守氏も名前は知っていますがその中身や人物像は良く分かりません。今日はそういったことを知らないという前提のもとで発言そのものに対して記します。
「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」(asahi.com 2008年04月23日より)
これが話題の発言です。多分永守氏は「会社が傾く前にみんなで一体になって働いて成長しよう、その結果みんなの給料が良くなるよ」ということを言いたかったのではないかな?というのはかなりアマイ見方。多くの人と同様に僕もそんな受け止め方はしません。
仕事は請ける側と出す側の約束の下に成り立つ。その約束は支払うお金、納める期限、請ける仕事の内容だ。この3つを成り立たせるためにときには休日返上で働くことはあるかもしれない。しかし、だからといってそれが成長に繋がるわけではない。では、休日出勤をせず、期限内に仕事をまとめた人と休日出勤をして仕事をまとめた人ではどちらが会社の利益に貢献してるんだ?この質問をすれば答えは明らかだ。ましてや「あいつは休日もとらずに働いたから今回の昇給で○○円上げてやろう」なあんていうお釈迦様のような社長がいるとしたらぜひお会いしてみたいね。もしかしたら永守氏はそういう人なのかな?
僕はこの発言は相当いかれていると思う。この発言に今の日本企業の大問題が如実に現れている。会社は利益を上げているのに従業員や協力会社は青息吐息。従業員はヘトヘトになってないか?心の病に侵されてないか?日本電産の社員の皆さんとその家族は大丈夫か?会社の業績のために働き詰めに働いた従業員の家庭が崩壊するのはおかしいでしょ。社長の家庭が崩壊するのは問題ないけどね。心配です。
なぜって?休日返上で働くと会社は倒産しないのか?休日返上で働くと給料は上がるのか?違うでしょ。会社は請けた仕事を約束どおりに納めてはじめてお金をもらえるのだから休みに働くこととは関係ない。結果としてそうなる場合もあるが、それにしても休日出勤を当たり前に思っている経営層は問題だ。働く時間を守らせるのと仕事の納期を守らせるのはどちらも同じくらい大切だ。ただ、従業員は経営者の命令に対して絶対服従だから経営者が「やれ」といったら黙ってやらざるをえない。手遅れになるまで訴えない肝臓みたいなものだ。
僕は会社で言う事を聞かないほうだ。自分の気に入らないことは絶対にやらない。でも喧嘩するつもりはないから真っ向から否定はせず、返事をしておいてやらない。一番始末の悪いタイプだ。そんな中でウチの駐在員にも何人か勘違いしている人がいる。土曜日の仕事は当然、日曜日も仕事をしろという。以前、日曜日に呼ばれなくて休んだら月曜日の朝礼でネチネチ言われたことがある。ま、毎週月曜日のありがたい訓示みたいなもの。僕の会社の場合は固定給だからカネの話にはならないんだけど、そもそも休みと決まっている日を当てこんで仕事をするのが僕には許せない。
もうひとつ、永守氏の発言に大うそがある。「給料が上がる」???従業員を休みまでこき使おうという経営者が給料を上げるわけがない。
そこの社長さん、永守氏の話に同調してるでしょ?そんなあなた方もいかれてるよ、充分。でも、もう少し読んでよ。日本の企業はバブルの時にカネに狂った。そして、その後15年でさらにカネに狂った。カネのない惨めな気分を味わった。その結果、得た利益をステークホルダーに還元するという「感謝」の態度はもちろん、言葉さえも忘れてしまった。そう、「ひと」として一番大切なことをどこかに置いてきてしまった。経営者が従業員に感謝しなかったら従業員は経営者をコケにする。従業員だってみんな「ひと」だ。疲れることもある、体調が悪い時もある、でも「ありがとう。よくやってくれた」とひとこと言ってあげてよ、きっとみんな最高の笑顔を見せてくれるよ。それに利益が増えたのは社長さんの下にいるたくさんの人々の汗のおかげだ。その人々になぜ利益を分けないの?社長さんがたった一人で利益を稼いだわけじゃないでしょ?みんなに分けてあげてよ。
僕の会社では駐在員の給料は日本の会社の基本給に一律で係数を掛けて支給される。しかし、僕の時はこちらの経営層と一度面接をしてお互いの納得の元で給料を決めた。ぼくはそこに会社の誠意を感じたから「ネチネチいじめ」にあっても耐えられるし、踏ん張れる。分かるかなあ?こういう気持ち。要するにたとえ経営者でも筋が通らないことは認めないのが僕のリーマンとしての生き方なのさ。
しかし、日本の社長さんたちはいつになったら「根性、根性、ど根性」から脱却できるのかね?根性も必要かもしれないけど、根性だけではどうにもならないことばかりだと思うんだけどね・・・。もっと経営者がアタマを使って真剣にどうしたら利益が出るかを考えなくてはいけないと思うんだけど。それが経営者の仕事だし。それこそ、眠れなくなるよ。
あと、あれだね。経営者としてこの発言はあまりにも軽率だな。せいぜい社長室や役員会議の中だけにしたほうがいいよね。経営者がこういうことを言うのは。
