2008/6/16 11:58
エコ電球 やる気になるとすごいです USA
日本では洞爺湖サミットを目前に控え、俄かにエコ電球が注目されています。電球メーカーが開催地の電球をエコ電球にするために各家庭に提供したと話題になっているみたいだ。また、とある電球メーカーでは従来の白熱電球の生産を終了してエコ電球に切り替えるなどの動きが活発化しています。
でも、この話、すごくおかしい。と、いうか「恥知らず」というようなアホみたいな話です。これを実感したのはアメリカに来てからの事。
京都議定書に参加しなかったアメリカ、皆さんはアメリカが「環境影響なんかクソ食らえ」くらいに考えていると思っていませんか?そう思っている人はチョット認識を変えてください。アメリカは「やる!」と決めると日本よりはるかに速いスピードで変わっていきます。もちろん、政府の補助金とか色々な制度を整備するのも速いです。
そんな中でエコ電球の話。日本のエコ電球の多くは「蛍光灯をひねって白熱電球の大きさにした」というものが主流です。そしてこれはすごく高い。およそ白熱電球の10倍から15倍の価格です。でも、それまで\100くらいで買えたものが突然ケタひとつ値上がりするというのは誰も納得できないでしょう。環境に優しいからといって高くていいわけではない。今は原油価格の高騰から物価高だし、会社の経営者の多くが利益を留保してしまって社会に還元しない時代だから一般庶民が買える値段にしないといつまでたっても普及しない。そこであるメーカーは安いものの供給を止めてしまおうという手段に出た。これで「私たちは地球環境保護に努めます」とでも言うつもりなのかな?
おっと脱線した。電球の話ね。アメリカでは日本で売っている\100くらいの白熱電球のタイプはほとんど売っていません。もともと異形電球が多い国ですが、そんな中で売っているのがこれ。

このタイプは日本でも売っているようですが、やはり値段が高い。インターネットで調べるとあるメーカーの物は10個で\8000ほど。アメリカではこの電球、一般電球の100Wクラスの明るさの場合、3個で8ドル。だから日本の1/3程度の値段。僕が使っているエコ電球はGE社の商品だがお店のプライベートブランドなんかだともっと安い。そして消費電力は実に26W、ほぼ1/4で寿命が8倍。これなら環境にやさしいというキャッチフレーズをつけても許せるね。うん。もちろん、普通のE26口金に付くし、ガラスの部分の大きさも変わらないから持っている器具にそのままつきます。
問題は「なぜ日本の企業はこういうものを安く作らないのか?」ということだ。今の時代、海外の事情なんて常にリサーチしているだろうし、知らないわけないと思う。日本人はカネ持ちだから多少高くても買うだろ?ってことかな?
アメリカは車はでかいし、ごみは何もかも一緒に捨てちゃうし、無駄で成り立っているようなところがある。それは否定できないが「出来ることを協力する」という点に関してはすごい。僕はGEの電球を見て世界最大の電機メーカーが環境問題に本気で取り組むとこうなるんだなあ、と思ったね。色々な事情があって日本の電球は高いのかもしれない。でも、事情はあくまでメーカーの都合であって、高価な電球を盛んに宣伝している背景を考えると「本当にこの国は環境問題に取り組むつもりがあるのか?」と思わせるものがある。電球はひとつや二つでは大きな効果が出ない。日本の全ての電球をエコ電球に変えるくらいの意気込みがないと環境負荷を下げるまでは至らない。だいたい\100の電球を\1000のものに替えてくれというのは心苦しいと思わないのか?\100を\300に替えてくれというのがいいというつもりはないが、\1000に比べればはるかに良心的だ。「電気代が・・・」「寿命が・・・」色々アピールポイントがあるけど結局は
「寿命が延びた分だけ需要が減るから電球屋の売上が減る、だからその分を負担してくれ」
ということじゃないのかな?だって、ボール蛍光灯なんて20年以上前からあるし、高いままでもある程度売れたからこのままでいいと思っているのだろう。
アメリカという国は国民が一丸になって動くとこういうときにすごい力を発揮する。メーカーもお店も消費者も、一体になって改善する。京都議定書に参加しなくてもこの国はそれを上回ることをするかもしれない、本気になるとすごいと思うよ。
洞爺湖サミット、笑われるんじゃないかなあ?「で、これのどこがすごいの?ウチの国じゃあ当たり前だけど」ってね。京都議定書が笑いますよ。ええ。

写真は暗く見えるけど、ムチャクチャ明るいです。
でも、この話、すごくおかしい。と、いうか「恥知らず」というようなアホみたいな話です。これを実感したのはアメリカに来てからの事。
京都議定書に参加しなかったアメリカ、皆さんはアメリカが「環境影響なんかクソ食らえ」くらいに考えていると思っていませんか?そう思っている人はチョット認識を変えてください。アメリカは「やる!」と決めると日本よりはるかに速いスピードで変わっていきます。もちろん、政府の補助金とか色々な制度を整備するのも速いです。
そんな中でエコ電球の話。日本のエコ電球の多くは「蛍光灯をひねって白熱電球の大きさにした」というものが主流です。そしてこれはすごく高い。およそ白熱電球の10倍から15倍の価格です。でも、それまで\100くらいで買えたものが突然ケタひとつ値上がりするというのは誰も納得できないでしょう。環境に優しいからといって高くていいわけではない。今は原油価格の高騰から物価高だし、会社の経営者の多くが利益を留保してしまって社会に還元しない時代だから一般庶民が買える値段にしないといつまでたっても普及しない。そこであるメーカーは安いものの供給を止めてしまおうという手段に出た。これで「私たちは地球環境保護に努めます」とでも言うつもりなのかな?
おっと脱線した。電球の話ね。アメリカでは日本で売っている\100くらいの白熱電球のタイプはほとんど売っていません。もともと異形電球が多い国ですが、そんな中で売っているのがこれ。
このタイプは日本でも売っているようですが、やはり値段が高い。インターネットで調べるとあるメーカーの物は10個で\8000ほど。アメリカではこの電球、一般電球の100Wクラスの明るさの場合、3個で8ドル。だから日本の1/3程度の値段。僕が使っているエコ電球はGE社の商品だがお店のプライベートブランドなんかだともっと安い。そして消費電力は実に26W、ほぼ1/4で寿命が8倍。これなら環境にやさしいというキャッチフレーズをつけても許せるね。うん。もちろん、普通のE26口金に付くし、ガラスの部分の大きさも変わらないから持っている器具にそのままつきます。
問題は「なぜ日本の企業はこういうものを安く作らないのか?」ということだ。今の時代、海外の事情なんて常にリサーチしているだろうし、知らないわけないと思う。日本人はカネ持ちだから多少高くても買うだろ?ってことかな?
アメリカは車はでかいし、ごみは何もかも一緒に捨てちゃうし、無駄で成り立っているようなところがある。それは否定できないが「出来ることを協力する」という点に関してはすごい。僕はGEの電球を見て世界最大の電機メーカーが環境問題に本気で取り組むとこうなるんだなあ、と思ったね。色々な事情があって日本の電球は高いのかもしれない。でも、事情はあくまでメーカーの都合であって、高価な電球を盛んに宣伝している背景を考えると「本当にこの国は環境問題に取り組むつもりがあるのか?」と思わせるものがある。電球はひとつや二つでは大きな効果が出ない。日本の全ての電球をエコ電球に変えるくらいの意気込みがないと環境負荷を下げるまでは至らない。だいたい\100の電球を\1000のものに替えてくれというのは心苦しいと思わないのか?\100を\300に替えてくれというのがいいというつもりはないが、\1000に比べればはるかに良心的だ。「電気代が・・・」「寿命が・・・」色々アピールポイントがあるけど結局は
「寿命が延びた分だけ需要が減るから電球屋の売上が減る、だからその分を負担してくれ」
ということじゃないのかな?だって、ボール蛍光灯なんて20年以上前からあるし、高いままでもある程度売れたからこのままでいいと思っているのだろう。
アメリカという国は国民が一丸になって動くとこういうときにすごい力を発揮する。メーカーもお店も消費者も、一体になって改善する。京都議定書に参加しなくてもこの国はそれを上回ることをするかもしれない、本気になるとすごいと思うよ。
洞爺湖サミット、笑われるんじゃないかなあ?「で、これのどこがすごいの?ウチの国じゃあ当たり前だけど」ってね。京都議定書が笑いますよ。ええ。
写真は暗く見えるけど、ムチャクチャ明るいです。
