2008/7/20 1:06
アメリカのパソコン USA
今日はパソコンのお話です。
ノートパソコンって日本では一般的に言いますよね。でも、アメリカでは全く別の言葉
になります。そもそも「パソコン」って言いません。「ラップトップコンピュータ」って
いいます。
今は昔と違ってOSはほぼ共通だし、使い勝手も大して変わりません。でも、日本人が使うには少々使いづらい点が2つあります。
一つは言語。ま、これは分かりますよね。で、もう一つはキーボードです。僕は日本仕様とアメリカ仕様の2台を会社で使っています。ま、アメリカ仕様はOSが英語だしそもそも日本語を使う仕事に使っていないのであまり抵抗を感じないのですが、日本仕様のキーボードはアメリカ仕様と違うのでやはりダメな人にはたまらなく使いづらいようです。
最大の違いはエンターキーの大きさ。日本仕様は・・・
一方、アメリカ仕様は・・・
分かりますか?キーボードのエンターキーの部分が違います。でも、この違いが仕事に大きな差となるんですね。僕はあまり仕事をしないのでどちらでも大丈夫ですが。
まあ、パソコン本体でいうと日本よりもバカ安です。すごく安いですね。でも、日本人が使うのにはお勧めできません。何しろ全部英語ですから。それから日本の市販仕様みたいにいろいろなソフトが付いているわけではないし、何といってもどでかくて重い。もうデスクトップ並みの重さです。日本のようなB5ノートなんてめったにお目にかかりません。
あと、パソコンでチェックする必要があるのはサポートですね。日本のほとんどのメーカーと同様、こちらのサポートも「丸抱え」でお客が買ったパソコンのはずなのにあれしちゃだめ、これしちゃだめ、と言われます。
サポートに関しては日本で買って海外保証をしているものであっても電話、メールとも英語対応になりますのでご注意ください。また、困ったことに最悪OSの問題になるとアメリカの再インストールは英語OSになってしまいます。これも併せてご注意ください。
ただ、パソコンのサポートに関しては僕は声を大にして言いたい。聯想のIBMブランドだけは別として、手厚いサポートをウリにしているメーカーが多いが、そんなものに投資する以前にまず「ぶっ壊れない、ぶっ壊れてもユーザーがすぐに直せる」ものを真剣に設計しているのか?と言いたい。この点に関してパソコンは5万年遅れている。声を上げないお客も問題だが。本来、製品保証を付けるのは「我々の製品はぶっ壊れません。しかし、万が一間違いが起こったらその時は修理します」という「気持ちの表れ」ではないのか?一方、聯想のIBMブランドだけはユーザーでかなりの修理ができるような情報公開をしている。
HYUNDAIが初めてアメリカに進出した際、トラブルが続出してケチョンケチョンにのされた。しかし、そのあと一生懸命開発して不具合を解決してクルマに「10年10万マイル保証」をつけた。これがお客の心を掴み価格が安めなこともあって再び売れ始めた。今はアメリカでも生産している。
しかし日本のパソコンメーカーはこういうことを全く考えていないように思えてならない。なぜか?新しくなるといろいろなトラブルが増えるじゃないか。過去の問題を解決しているわけでもない。新しいOSに対応したとか、LCDがきれいになったとか、処理速度が速くなったりとか、全く進歩していないとは言わないが機能が増える分だけ不具合が増える、そんなものをいけしゃあしゃあと売っている自分たちを恥じてほしいものだ。例えば松下電器産業はちょっとばかり丈夫なパソコンを大々的に広告している。しかし、保証をつけて売るのだから壊れなくて当たり前じゃないか。なぜ、壊れないことがウリなのか?「いや、そういう使い方は考えていない」「そんなことするほうがおかしい」言い訳は尽きない。でも、故障しない、長く使えるものを作るのは当然だ。要は開発の中で看板のスペックを優先するのか、あるいは故障しづらいものを作るか?という開発の出発点の違いだ。こんなことはカスタマサービスのデータを分析すれば自分の作った商品のどんなところが問題でどこを直さなければいけないかすぐに分かるはずだが、パソコンメーカーに限っては何としてもそういうことをしない。
こんな商売をやっていると家庭からパソコンは消えるんじゃないか?なぜなら、インターネットとメールを取ってしまったら家庭にはパソコンの使い道がほとんどない。せいぜい年賀状を刷るくらい。今はテレビや携帯電話でメールもインターネットも用が足りる。パソコンに代わる機能のものがあれば、わざわざこんなにぶっ壊れるものを何万も払って買う人はやがていなくなると思う。そういう危機感もないのだろう。それは日本のパソコンメーカーの海外進出状況を見ればすぐ分かる。アメリカで店頭販売している日本のメーカーは東芝とソニーだけだ。これ以外の日本のメーカーはアメリカで通用しないのだろう。
というわけで、長々と書いたけど、パソコンをこっちで買おうと思っている人はちょっと気を付けた方がいいと思いますよ。
