創作文芸
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完璧な絶望 RSS
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アクセス数:1094
投稿日時 2006/8/4 6:36:58
更新日時 2006/8/4 6:44:40
 なんかだるい。夜中の三時にそんな風に感じて、タバコの本数ばかり増えていく。今日昼まで寝ていたから眠くもないし、買ったばかりの本を開いては見るものの、数ページ読むとまた集中が続かない。ベットに横になってみても眠れないし、自分が今何もしたくないと言うことを自分の周りのあらゆるものがどんどん証明していく。
大学に入って四回目の夏もこんな風に過ぎていくのかと思うと焦りと言うよりむなしいという感情が自分の中を行ったり来たりしている。
 「完璧な文章など存在しない完璧な絶望が存在しないようにね。」誰か僕にそう言ってくれればいいのに。もちろん僕には完璧な文章どころか、ちょっといい文章も書けない。断っておくが僕は作家になりたいわけじゃない。じゃあなぜ文章を書くのか。無難に答えるなら自己啓発と暇つぶしを兼ねて、と言ったところだろうか。 
7月下旬になって関東地方もようやく梅雨が明けた。ニュースによれば西日本は猛暑が続いているらしい。僕はかつて広島に住んでいたから天気予報を見るときになんとなく気にしてしまう。でも一日の中のほとんどをエアコンの効いた室内で過ごしていると夏が暑くても冬が暑くても、南極の氷が解けてもほとんど自分がそれに関係していると言う意識がわいてこない。12月の平均気温が28度だったとしても別に構わない。と言うのはいいすぎかもしれないが、ようするにエコとかロハスとかそういう時代の流れに乗り損なっているというわけだ。今の僕が好きなのはバイトの後の缶コーヒーとかその後の一服とか後は妄想だ。妄想は限りなく自由で都合がいい。責任とか現実とかとは対極にあるその行為は暇な人間の特権ともいうべきものだろう。僕には甘いラブストーリーは書けないし、何かを突き詰めて考えたこともほとんどない。でもそんなものだと思う。ひとにはできることと出来ないことがあるのだ。多くの人がやっているからと言ってそれが意味のあるすばらしいことだとは限らない。と僕は考えている。自分の感性に自信があるわけじゃない。ただ単にそういうものだろうと僕の思考回路が働いているだけだ。でもどんなにつまらないと思っても1つだけ言える事がある。完璧な文章が存在しないように完璧な絶望もまた存在しないのだ。とある小説から得たこの言葉は今の僕を慰めたり、勇気付けたりしない代わりに、僕が僕であることを証明してくれる。
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