やっぱり「単騎、・・」からは180度転換、豪華絢爛な映像+王室の愛憎劇、でした。紫禁城を埋め尽くした、兵士の大群(どこからが、CG?なのか)や、見かけた資料だと、3百万本もの黄色い菊の花、金箔、赤の効いた煌びやかな宮殿内部、女官の胸の目立つ衣装3千枚、1キロもの絹の絨毯etc、という壮麗な背景に、「HERO」「LOVERS」系アクション、兵士が高台から屋根に渡した紐づたいに、竹筒のようなもので降りていく様は忍者のような、と思ったり、大規模戦闘シーン、
話の筋は、意外と単純でしたが、まさにドロドロと繰り広げられる、夫婦間、父と子、母と子の、悲劇性ドラマで、やはり、コン・リーの、悲劇的運命を突き進む孤独な王妃の、滲み出るような貫禄の美しさ、モチーフとなった菊模様を、金の糸で黙々と刺繍する姿、等目に残り、
先日DVDで見た「愛の神・・」カーウァイ作でのヒロインといい、思えば余り幸せな役柄、は覚えないですが、今回、そういう悲運を覆い隠すような、特に儀式の時の、金箔の、衣装、重層な髪飾り、かなり長いつけ爪等のファッションにも目を引かれたり。
男優陣では、チョウ・ユンファよりも、3人の王子が、それぞれの個性で、王と王妃の立場の父と母、の間で揺れ動く様が印象的、また新たな「イーモウ・ガール」らしいリー・マン、やや岩崎恭子さん似の東洋的風貌でしたが、その母役の女優が、物語の影の女的、渋い存在感でしたが、舞台畑のチェン・ジンという人、と。
国王は今のチベット騒動の中国そのもの、五輪を控えての国の宣伝作、とかの見方、丁度昨日、今日と新聞1面で聖火のリレー妨害騒ぎ、を見かけ、直接この作品と関係ないですが、やや複雑な気がしなくもないし、
後味いい内容、じゃないものの、カラフル、絢爛な映像美+コン・リー、という面では一見の価値あったと感じましたが、作風の広さ、と言えばそれまでですが、「初恋の・・」「あの子・・」等の、一人の人間を素朴に思うミクロ的イーモウ作品の世界、とは異次元な、とは改めて、ではありました。
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