観客層は「タカダワタル的」の時と同様、中高年中心ですが結構若い層も。「・・的」よりもライブ映像が多かった感で、ギター、バイオリン等の佐久間順平氏が見守るように傍らに。アットホームなステージ、大晦日ライブなので、元旦の高田氏の誕生日を祝うシーンも。
冒頭、「吉祥寺発赤い電車」という記録映画かららしい、髭はあるけれど23才の若い高田氏の姿。本人のアップが「・・的」より多かったのか目に残り、眼鏡の奥の鋭い眼光のショットもありましたが、やはり、一筋縄でいかない気難しそうな表情が、笑って緩んだ時のシワの何ともいえない味。
焼き鳥屋「いせや」でラフにくつろぐ姿は、やはり一般客に溶け込んで風景になっている感。後半「いせや」が取り壊されているシーンがありましたが、老朽化のため閉店したらしく、それは’06年の映像のようで。
「・・的」で歌っていた「鎮静剤」「仕事さがし」「生活の柄」、ラストの、先日「うた魂♪」で女の子達が歌っていた「私の青空」等、馴染みの曲はやはりしみじみほのぼのするものがありましたが、今回新たに聞いた「風」というワルツの曲が一番印象的、「頭の中にあることが言えたらいいのに・・」というような内容の歌詞。熱唱、という感ではないですが、訥々と詩を語るような歌唱スタイルが改めて、生きる伝説、という風格。
中盤、泉谷しげるが参加、ソロで「春夏秋冬」等をエネルギッシュに歌ってましたが、高田氏と軽く毒づきあいながらのはしゃいだ様子、柄本明は今回余り語りもなく、割りと控えめに後方で歌っていただけ。
ご本人が他界し追悼、という意味合いも持つ作品ですが、何というか、この人はどこか”現代の仙人”のようなイメージもあって(後で氏を仙人、と例えている記事はちらほら見かけましたが)、見た後、存在そのものが、味、のスクリーンの高田氏のオーラ効用、か、一言で自然体、と言ってしまうのも語弊あるかもしれませんが、やや閉塞気分が大雑把に”フラット”に戻った、というリフレッシュ感作品、でした。(修正再投稿)
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