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「ペルセポリス」 RSS
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アクセス数:620
投稿日時 2008/3/3 21:40:04
更新日時 2008/3/14 14:02:08
上映中の「ペルセポリス」(←関連サイトです)は、イラン人女性イラストレーターが、自分の少女時代をアニメ化した作品、先日ゴールデン・グローブやアカデミー賞でノミネート、近隣館では今週金曜(7日)以降1週間レイトショーのみのようで、気になる作品で、なるべく見てきたいと。

”ペルセポリス”自体は、イラン中央部にある世界遺産の広大な宮殿跡、子供の頃加藤登紀子著の「ろばと砂漠と死者たちの国」という中東旅行記でその名前を知って、漠然と憧れの覚えある場所です。

サイトで見るモノクロの絵柄自体、余り魅力を感じる訳ではないですが、’70〜’90年代の混迷期のイラン舞台、お洒落、ロック好きの少女と家族の物語、とのことで、イランのアニメ作品は初めて、また一少女の日常生活を描いている、という点でも、興味が。声優は主人公と母を、実の母子、キアラ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴが担当。

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投稿者:- 投稿日時 2008/3/6 21:00:13
更新日時 2008/3/7 10:30:12
デフォルメが効いたシンプルな絵柄は、サイトで見たよりは、ヒロインの飾り気ないキャラクターにも合っていて馴染め、アニメではありますが、当時の市井の人々、若者の暮らしや心情等は、これまで見てきたイラン作品の中でも、率直に伝わってきた感じ、

思えばフランス作品、ではありますが、イラン舞台で全編フランス語、というのが違和感ありましたけれど、イスラム文化と混乱の時代に生まれた一女性、の自分探しのコミカル・シニカルさ混じった、ほろ苦めの奮闘記、を見た、という所でした。

 
1 激動イスラム界での青春奮闘記
投稿者:- 投稿日時 2008/3/6 20:57:34
更新日時 2008/3/7 20:50:08
昨日見てきましたが、もう少しほのぼのソフト系、という期待もあったのですが、女性製作アニメ、と言ってもさすがにイラン(舞台のフランス)作品、というのか、一筋縄ではいかない、という風味。

’70〜90年代イランの、王政→共和制への過渡期、イラン・イラク戦争の戦時下、という時代背景が、思ったより色濃くて、家での飲酒禁止、女性の装いの細かい規制等、かなり日常生活も抑圧されていた様子。そんな中でも、先日買ったのと同じ形のチャイ用グラスがあったり、ゴジラらしき映画を見ているシーンで「日本人は怪獣かハラキリかで、変な人々」というような旨の、当時のこの国の人の、日本(映画)への印象(偏見)の科白があったりも。

ヒロインの少女マルジも、そういう環境でも、ロック好きで、ビージーズやアバのレコードを持っていたり、アイアン・メイデンのテープを密かに買って盛り上がったり、ドライブしたり、現代っ子らしい面もありながら、周囲の人が共産主義者として捕らえられ、少女らしい悲しみ、正義感からの憤りや、ウィーンでの自由な留学生活、新たな価値観との出会い、もありつつ、祖国(の家族)の状況が頭から離れず、その生活に心底浸りきれない生真面目さも。

モノクロ映像は、恋や結婚に破れ、見守る両親や祖母もいつつ、多感さもあって、なかなか自分の価値観を確立出来ない、というジレンマの表現のようでもあって、それは何人女性、に関係なく、思春期・人生の波、の辛さの共感部分、はありましたが、加えて、生まれた国の混乱の影、という、個人ではどうしようもなさも。

冒頭、終盤のわずかなカラー部分は、再度旅立ったパリでのシーンで、その後イラストレーターとしての過程は描かれていませんでしたが、何か国の呪縛から、解き放たれた心情を、表わしているようでも。

同じイラン舞台でも「ハーフェズ・・」よりはこちらの方が、とも思って母と行きましたが、やはりこれもミスマッチで、「大人向きなのかもしれないけれど、アニメにしては話が暗い。絵は独特な感じがするけれど」等と、今一つ、の感想。
 
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