
今年はモーツァルトが生まれてから250年にあたる。東京有楽町で熱狂の日などをやっていたが、あまりこういうのに興味がない。もちろんモーツァルトは好きだが、ひねくれ者のわたしには企画に踊らされるのは合わない。モーツァルトのCDは交響曲全集やバイオリンコンチェルト、ピアノソナタのCDももっている。でも写真にあるこのグルダとアバドのウィーンフィルのコンビでのピアノ協奏曲20番が一番すばらしいと思う(この曲はたしか中学生のときにレコードを買って聞いた。そのレコードを今ももっている)。もちろんジェームズレヴァイン指揮の交響曲やムーティ指揮のディベルッティッメントもすばらしいが、このアバドの出来は群を抜いているといっていい。この曲は2楽章目が有名だが1楽章と3楽章もいい。特に1楽章3楽章とも途中のカデンツァがすばらしい。カデンツァとはいわゆる即興なのだが、1楽章はベートーベン、3楽章ではフンメルやベートーベンがアレンジしている。1楽章の長いカデンツァから第1主題のメロディのオーケストラの音も「これぞウィーンフィル」という音。もう圧巻としかいいようがない。おそらくウィーンフィルの演奏でベスト3に入るのではないかと思う。ウィーンフィルのすばらしさ、アバドの演奏のすばらしさがわかる。 |