
先々週の土曜、ディズニーシーから帰ってきてから小学5年の長男が頭が痛いといいだした。微熱もあり、いつもいく小児科からもらっていた風邪薬を飲ませた。日曜もくしゃみや咳などは出ず頭が痛いという。月曜になって小児科につれていき、風邪薬と鎮痛剤をもらい帰宅したが、食欲もなく元気もないので1日寝かせていた。次の日の火曜も同じような症状で頭が痛いといって鎮痛剤(ロキソニン)を飲ませると、しばらくは頭痛がおさまってくる。ところが薬の効果が切れるとまた頭が痛み出す。しだいに痛みが強くなるようである。水曜にまた小児科に行ったが、小児科医は薬を飲んで3日で直らないのはおかしい、紹介状書くからすぐ検査してもらいなさいということになり、すぐさま近所の市立病院に行った。すぐX線CTで脳を撮影したが異常なし、血液検査では抗体反応の数値が少し大きいので、これはウィルス性の髄膜炎の恐れがあるということで髄液を採取して調べることになった。これは腰に注射を打って採取するため11歳の子供には少し酷だがしょうがない。髄液は濁ってはいなかったがウィルス反応はあったのでこのまま入院となった。すでに食べ物はうけつけないので脱水症状気味。激しい嘔吐に高熱、元気が無い。すぐに点滴である。
ウィルス性髄膜炎は風邪のウィルスが運悪く髄膜にいってしまったことで発症する。ウィルスを直接を攻撃する薬は今の世の中にはない。つまり対処療法となる。頭の痛みを薬で抑えながら点滴で回復を待ちあとは自分の体でウィルスを撃退しなければいけない。入院してからの4日間が山であった。頭痛を抑える坐薬は6時間の投与間隔が必要。つまり6時間以内にこの薬の効果が切れると猛烈な頭痛に襲われる。これは見ていてかなりつらかった。暴れるほど痛がる。体を休めることが第一なので痛みを抑えて睡眠していなければいけない。頭が痛いと寝られないのである。そのときは寝かせるために夜は睡眠剤も使用してやっと寝かせる。4日間この繰り返しである。
ウィルス性髄膜炎といっても実際は違う細菌の原因もある。髄液から細菌の検査はできるが、そのためには菌を培養しなくてはいけない。これには時間がかかる。そのため担当医師は常に細菌性の髄膜炎かどうかを疑う必要がある。もし細菌性の場合はその種類を特定し、それようの抗生剤を投与する必要がある。幸い細菌性でないことが後からわかり、次第に回復していった。(細菌性のほうが症状が悪化し回復に時間がかかるそうである)
やっと昨日あたりから食事もとれるようになり、今日はまだ点滴をしているが元気をとりもどしつつある。明日あたりには退院できそう。3人の担当小児科医、たくさんの看護スタッフ、看護学生の方、院内学級の先生、小学校の担任の先生、長男の同級生など、たくさんの人に心配、また励まされ本当に感謝している。また入院中の長男とは普段とは違う角度でたくさんおしゃべりもでき、それも子供にとっては励みになったようである。病気になってしまったことは残念なことかもしれないがそればかりではなかった。人のありがたみ、暖かさを感じた一週間であった。
写真は病室からの風景。
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