学問(文系)
414 「姿を消した」
投稿者:- 投稿日時 2006/4/17 15:44:28
更新日時 2006/4/17 17:06:19
のは松の巨木「綱掛けの松」です。次は「た(だ)」。

「<松食い虫>後鳥羽上皇ゆかりの松林が全滅 島根・隠岐諸島」
----------------------------------

島根・隠岐諸島の島前(どうぜん)(海士町など3町村)で、承久の乱(1221年)に敗れて流された後鳥羽上皇が歌にも詠んだ松林が、松食い虫被害でほぼ全滅している。
自治体の財政難などで広範囲に農薬の空中散布が出来ず、有効な手が打てなかったためだが、上皇の行在所そばにある塚を代々管理する村上助九郎さん(66)は「本来なら松があるべき場所なのに」と無念の表情。県内各地でも被害が深刻化しており、県は松食い虫に強い品種の研究を進めている。

暁の夢をはかなみまどろめばいやはかななる松風ぞ吹く――。後鳥羽上皇(1180 - 1239)は島前と呼ばれる隠岐諸島南西部の3島の一つ、隠岐国・中ノ島の仮宮に幽閉され、島の松を和歌に詠んだ(18年後に死去)。
上皇の心を癒やした松林だが、島根県では 84年に約11万立方mの松林が枯れたのを最高に、今も毎年約3万立方mの被害が続いている。

島前では 94年のピーク時に約 3.5万立方mの被害が出るなどし、01年には壊滅状態に。中ノ島の海士町では七松と呼ばれる高さ約 30m、樹齢 300年の巨木が約 20年前に松食い虫で枯死。
後鳥羽上皇御火葬塚の入り口にあった松の巨木「綱掛けの松」も10年以上前に枯れ、
姿を消した。村上さんは「県などが薬剤を散布したこともあったが、効果がなかった」と話す。

島後(どうご)を含めた隠岐諸島は大山隠岐国立公園に指定されており、島前の3町村が設立した森林復興公社が景観保全のため、枯れた松の後にスギやヒノキを植樹している。県森林整備課は「2年後には松食い虫に強い品種ができる見通し。何とか被害を食い止めたい」と、県全体での松林復活を目指している。
 
レス一覧に戻る