料理・レシピ
36 こけた女(ひと)と遊郭
投稿者:- 投稿日時 2008/7/8 13:30:37
更新日時 2008/7/8 13:30:37
あの女の人をみたのはいつか・・思い出した。
5年くらいまえの秋だ。
当時、旅館に花を届けてまた目の前の海をみていた。
島に行く渡船がいて、お客さんが乗り込んでいた。
木の客船なのだ。
オレはたいへん気に入った。
くすくすひとりで笑いながらみていた。
船が出て行った後、桟橋を駆けてきた女がこけた。
あ・・とおもったら、かなり痛そうな感じだ。
すぐに駆け寄ろうとしたが・・生来の気の弱さのため躊躇した。
その間にまわりの人がかけより、助けあげていた。

みると、膝頭から出血したいた。
かわいそうに・・ほんと、どじな人だと思った。
しかし、ひとのことは言えなくてオレはもっとこける。
卒業式にこけたのは、お前だけだと恩師に言われた。
ごっぱに。

そのひとがきのうの神社の人だ。
膝は良くなっていた。
よし、よし。

みなとの向い側は遊郭だった跡だとひとにきいた。
するとその雰囲気が垣間見れる気がした。
霧の日なんか・・遠いむかしのおんなのひとの嬌声が聞えてきそうだ。
 
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