2008/6/21  23:15

小さな光の交換  バイオリン・その他の習い事

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今日は、前に記事で紹介した、作曲家 佐村河内守さんを迎えての音楽会でした。
会場は、相談室のプレイルームです。
まずは、相談室の先生が用意して下さった軽食をとりながら、佐村河内さんのCDを
聞きました。その後、「ゲームソフト鬼武者 制作発表会」での、オーケストラ
(なんと、邦楽の人たちも混じっての演奏でした!)による演奏をDVDで見ました。
DVDの途中で、佐村河内さんが会場入りされ、音楽会が始まりました。

思えば、不思議な音楽会です。
佐村河内さんの手は、今はもう、音楽を奏でることができません。ひどい腱鞘炎で
手が思うように動きません。
音楽を生み、送り出す側にいる佐村河内さんですが、今日は聴く側、聴衆の1人
です。けれど、佐村河内さんの耳は、もはや音楽を捉えることができません。
佐村河内さんは耳以外の感覚を使って、音楽を「聴き」ます。指使い、腕の振り
具合、そして、楽器から伝わってくる振動…それらは、佐村河内さんの頭の中で、
音に置き換えられます。
時に、振動から感じとった音を口笛で再現してみせる佐村河内さん…言葉では、
言い表せない光景です。

今日、演奏したのは、大半が障害を持つ子どもたちです。
彼らが一音一音、確かめるようにしながら紡ぎ出す音楽、それをすぐそばで感じ
とって、感想を述べ、アドバイスする佐村河内さん…
音楽会の初め、佐村河内さんは「今日は、私が光を与えるのではなく、光をもらう
のでもなく、私の光と子どもたちの光を交換しようと思っています」とおっしゃい
ました。その言葉どおり、子どもたちは、自分たちの持てる限りの力で輝き、
佐村河内さんもまた、今の彼に残っている力を振り絞り、子どもたちの熱演に
応えてくれました。

NANAも、光の交換に参加した1人でした。
曲は「星に願いを」…手堅く、1年前にレッスンした曲を選びましたが、一度
合格したとはいえ、長い間弾いていないのですから、なかなか勘が戻りません。
このところ、心身ともに調子を崩しがちで、十分な練習ができませんでした。
おまけに…
久しぶりに、私がピアノ伴奏をすることになりましたが、これも、練習時間が
ほとんどなく、NANAと合わせる時間はさらに少なく…とかなり不安な状態で、
当日を迎えました。

NANAは今朝、出かけるギリギリまで練習していましたが、約2年ぶりの、しかも
ちょっと変わった形式の音楽会に緊張してしまい、本人としては不本意な演奏
になってしまったようです(私は、「あの程度の失敗で済んでよかった、何とか形
になった…」とホッとしたのですけどね!)。
でも、演奏後、「前半はちょっと緊張したんだね、音も弱かったね。でも、後半は
とてもよかった。ああいうふうに弾くといいよ。きっと上手になるよ」という
佐村河内さんの言葉に照れ笑いするNANA…
いろんな意味で、貴重な経験をしたと思います。

そして…
今日の音楽会には、NANAのために、たくさんの人が来てくれました。
KAZUくん母子、大好きな前担任とその娘さん、前担任から話を聞いた小学校の
先生、そして、かつて児童相談所へ行くきっかけを作ってくれた私の同僚
バイオリンの先生までも、「今から行きます」と駆けつけて下さいました。
相談室の先生を含め、自分がいかに多くの人に支えられているか、多くの人と
つながっているかを実感したのではないか、と思います。

ところで…
佐村河内さんは、演奏した子どもたちにご自身のCDとDVDを下さいました。NANAは
佐村河内さんに、力強く羽ばたくカワセミの絵をプレゼントしました。
これも、小さな光の交換でした。



2008/7/29  10:50

投稿者:MOMO

交流会の様子が朝日新聞に載りました。
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200807260087.html

2008/6/23  20:36

投稿者:MOMO

わたぼうしさん、早速の訪問、ありがとうございます。
佐村河内さんの名前で検索をかけたら、わたぼうしさんのブログを見つけ、当日の様子がとても詳しく書かれていましたので、あぁ、あの子どもたちを指導された先生だ、とうれしくなって・・・
http://wataboushi.blog.so-net.ne.jp/2008-06-22,
 http://wataboushi.blog.so-net.ne.jp/2008-06-22-1,
 http://wataboushi.blog.so-net.ne.jp/2008-06-22-2

今日は、バイオリンのレッスン日だったんですが、小学校へ行くだけで力尽きてしまい、「お休み」にしていただきました。バイオリンの先生も会場に来られていたので、「カメラがいっぱいの中で演奏して、ものすごく疲れたと思うよ」と言ってくださいました。
カタツムリのような歩みですが、これからも、バイオリンは続けていくつもりのようです。
こちらこそ、これを機に、どうぞ、よろしくお願いします。

2008/6/23  19:39

投稿者:わたぼうし
http://www009.upp.so-net.ne.jp/melody/

MOMOさん、はじめまして♪
ブログにコメントありがとうございました。NANAくんの演奏、素敵でした!もっともっと聴きたいです♪あの日は頭の中がずっと星に願いを〜♪です...。
NANAくんとMOMOさんとも出会えたこと、嬉しく思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

2008/6/22  10:44

投稿者:MOMO

主催者である相談室の先生が、この音楽会の様子をコラム(http://www.fukushi-hiroba.com/human/index.html)に書いておられますので、紹介しておきます。
「2008/6/21
 すべてが終わった、誰もいないプレイルームで無性にピアノが弾きたくなりました。そっとふたを開けて鳴らしてみました。ほんの5時間前、作曲家佐村河内守がそこにいて、たくさんの障害のある子どもたちがいて、テレビ局のカメラが回っていました。
 場所や大人が苦手でカメラはもっと苦手なSちゃんはいつの間にか彼の小さな応援団になっていました。タクシーが消えていく後を追うほど彼のことが大好きになっていました。
 テレビカメラがすぐ近くで回っているとこで、めちゃくちゃ緊張しながら演奏してくれたMさん。一番目で大変でしたね。Yちゃんもすごかったし、エリーゼのためにを力強く演奏してくれたかれも思わず聞きほれました。カスタネットや鈴、リコーダもステキでした。もう一回弾きたいとミスを悔やんでいるN君のバイオリン、緊張がほぐれたあとの音は伸びやかでした。
 マモルさんは、私たちが今生きていることや闇の中で迷子になっていることを語ってくれました。子どもたちはどんな風に聞いてくれたでしょう。私には子どもたちと一緒にこれからも歩んでいくこと、子どもたちから力をもらって歩んでいくことを光にしたような気がします。
 ステキな時間でした。そして勇気が出る時間でした。マモルさん、そして子どもたち、手伝ってくださった大人の皆さんありがとうございました。今ピアノの音が聞こえています」

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