2008/7/16  1:32

人の特性と地域  NANAとその家族

今日は祇園祭の宵山です。
だんじり文化圏で育った私にはどうも馴染めないのが、京都の祭りです。明日は
山鉾が実にゆったりと街を巡ります。綱引っ張って走ったら祭りっぽくなるのに、
とは、河内女の発想です。

「京の茶漬け」という落語があります。
京都では、来客にご馳走を振る舞わない、けれど、それでは愛想がないので、
あくまでも形だけの誠意は見せる、それが、客の帰り際にかける、「まぁ、どうも
愛想なしで。何もありませんけど、よかったら、ちょっとお茶づけでも」の一言。
通常、もう帰りかけているのに、お茶づけぐらいで座り直すのは不格好ですから
「いや、お構いなく」と断って帰る…それを見越した声かけというわけです。
落語では、「いっぺん、その茶漬けを食べてやろう」と企む大阪人が「どうぞ
お茶づけでも」の声に、「ほな、いただきますわ」!?
京都人の特性(あくまでも、大阪人から見た?)を面白く描いた作品です。

このように、人の特性と地域を結びつけることがよくあります。
「大阪人は派手好き」などの類です。でも、地味で無口な大阪人もいますし、
気さくな京都人も、おしゃれに無頓着な神戸人も、浪費家の名古屋人も、下戸の
高知人だっているでしょう。
自分の生まれた地を離れることがなく、他地域の情報も一切入らなかった時代なら
ともかく、テレビをつければ、全国どこでも同じ情報に接することができる今、
方言その他の地域色はすっかり薄れ…そんな中、地域とそこに住む人の特性を
結びつけることに、さして根拠はなさそうです。血液型性格診断レベルの「遊び」
でしょうか。

とはいえ、幼いころ、京都人に対する私のイメージは、まさに「京の茶漬け」…
長年京都の祇園に住む母の従姉は、大学に入学したときには、「MOMOちゃん、
家から通うのは大変やさかい、遅なったときは、うちに泊まってもかまへんし」
と言って下さり、母も「姉ちゃん、おおきに」と言っていましたが、直後に、
「まぁ、うちら年寄りやさかい、早よ寝るけどね」!?
でもまぁ、考えてみると、これは、他の地域でも見られることでして…

大学自体はいろんな地域から集まっているせいか、世代が若いせいか、所在地や
出身地域の違いを意識することはほとんどありませんでした。せいぜい、言葉の
違いが気になる程度ですが、他地域からは「関西弁」と一括りにされるわけです
から、ささいなことです。
この町で暮らすようになっても、マンション暮らしで地域との関わりが薄いせいか、
「大して、ケチでもイケズでもないやん」と…
もっとも、私の育った町では毎朝、スーパーの開店前にはたくさんの人が並び、
「お1人様○個」なんてチラシが入れば、長蛇の列でしたが、ここでは、滅多に
そういう光景を目にしません。「饅頭1個60円、5個300円」の張り紙を見たときは
目を疑いました。値引きしないんですね。
街の中は静かで、商店街でも物売りの声が響きません。声高に、値切っている人も
いません。にぎやかな土地で育った人間には、少し淋しい感じがします。

最近、職場で何度か、同じ経験をしました。何かを断ったり、ある意見を否定
したりするとき、表面上は素振りを見せないのですが、グルグルと同じ話を繰り
返し、一旦決まっても、形を変えて蒸し返し、「アカンのですか?」と尋ねると、
「アカンわけではないのですが…」と長い言い訳が…「アカンならアカンと、
はっきり言えばいいのに!」と家でぼやいていると、TOTOも同じような経験を
話してくれました。相手は、どちらも生粋の京都人。偶然か、はたまた…!?



2008/7/16  9:22

投稿者:MOMO

そんなもんだと思いますよ(笑)こちらの人は逆に関東の県の位置関係や特性がよく分かりません。とりわけ、埼玉、群馬、栃木が…!関東の人には、中国地方も分かりにくいですよね。私は、鳥取と島根の区別が怪しいです。
私も値切るのは苦手ですよ。トーマスさんと同じ理由です。けれど、周りには「値切る」文化があり、随分損をしてきました。
私は昔、母親に買い物を頼まれるのがイヤでね、スーパーで買うなら何ともないんですが、野菜は決まった路地売りの店で買うんです。ものすごい人だかりでね、店の人に声をかけるのが大変で、「すみませ〜ん」なんて叫んでても振り向いてもらえません。商品を一つ掴んでね、「兄ちゃん、これとな、なすびときゅうりと…」なんて強引に割り込まなきゃならないんです。「兄ちゃん、このきゅうり、曲がってるがな、まけときぃな」と値切ってる人もいますが、私など、自分を認知してもらうだけでも一苦労でした。それが嫌で、空いているお店で買って帰ったら、「これ、どこで買うたん?」と母親にバレて叱られて…露天だけでなく、パン屋のレジで並んでいるときでさえ、順番抜かしされた経験があります。
とまぁ、あまりいい思い出ではないんですが、遠く離れてしまうと、やはりそうした喧騒が懐かしくもあり…
テレビに出てくるだんじりは、大阪でも岸和田など「泉南」地域のものです。私たちの地域は、あれほど激しくありません。でも、コンチキチン…でもないんですね(笑)

2008/7/16  8:28

投稿者:トーマス

スミマセン、私にとっては京都も大阪も関西、ちょっと前まで名古屋も関西だと思ってました(恥)

関東文化圏(と言えるほど先祖代々根っからの…ではありませんが)の私にとって一番苦手なのは、値切ることです。
そもそも、値切って当たり前というのは、店側も最初から値引き出来るように値段に余裕を持たせているんですよね?
しかも、同じものを買っても、値切った人だけ得で、黙って買ったら損、っていうのも嫌です。
商売はお客と店の信頼関係の上に成り立つのだから、お店がいくらと値段をつけるには根拠があり、それを客が値切るのは野暮だと感じてしまいます。
お店の人とのやりとりを楽しむとかいいますが、私にはストレスです。
値札の金額を粛々と支払い、お店の人と対等(または自分はお客なのだから優位)に取り引きを済ませたいと思うのです。
アスペの関西人はどうやって折り合いをつけているのかしら…

一方で、私の勤務先にたくさんいる地方出身の人たちのお国の話を聞くと、風習やらお祭りやら、羨ましくも思います。
でも、だんじり祭はテレビで観るだけで充分かな(汗)

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