2008/8/8  10:16

映画雑感  NANAとその家族


街を歩いていると、お店のBGMや通りがかりの人の鼻歌で、♪ポ〜ニョポニョ
さかなの子〜♪という歌が聞こえてきます。この、一度聞いたら忘れられない
歌のおかげか、スタジオジブリの宣伝力によるものか、巨匠宮崎駿への信頼か、
崖の上のポニョ」は、封切りされるや否や、大人にも子どもにも大人気…
滅多に映画を見に行かない私も、思わず前売り券を買ってしまいました。

私の親戚は映画関係者が多く、父の姉は映画のスクリプター、母の姉はもともと
撮影所の結髪、その縁で、私の父と母が知り合いました。同じ縁で、母の妹は、
父の姉の仕事仲間だった映画監督と夫婦になりました。
業界が華やかで、輝いていた時代に就職した彼らでしたが、私が物心ついたころ、
世はテレビ全盛時代、映画産業はすでに斜陽…不況により、職を離れたり、気の
すすまない仕事を引き受けたり(彼らはテレビの仕事を嫌い、本編を撮ることに
こだわります)、と様々な苦境を身近で見聞きして育ちました。
何年前かに放送された、NHK朝の連ドラ「オードリー」は、まさに彼らの青春と
挫折を描いたかのようなドラマでした。ふとテレビをつけたときに見て、目が
離せなくなりました。私の母も、「あのドラマを見ると、胸詰まるなぁ」と言って
いました。

父の姉は、よく父に「身内が見ないんだから、仕方ないよ」と言っていました。
いつだったか、私に「あんたんとこ、映画館なんか行かないんでしょ」と言う
ので、「いや、家族3人で見に行きますよ」「どんなの見るのよ」「最近では、
ポリスアカデミーとか、ビバリーヒルズコップとか…」「はぁん…ドタバタね」
と呆れ顔でした。父は父で、「アネゴの映画は辛気くさいし、よう分からん」
と言っていましたから、この勝負はアイコ、趣味が合わないのでしょう。

ふと、そんなことを思い出したのは、ポニョの上映館が昔、彼らが勤めていた
映画会社の系列だったからです。これまでも何度か訪れていますが、アニメや
洋画しか見ていません。邦画が元気になってきたとはいえ、多くはテレビドラマの
映画版です。本編にこだわっていた叔母たちは、今の映画事情をどんな想いで
見ているだろう、と思ったのです。

さて…
ジブリ映画は好きですが、映画館で見たのは「紅の豚」以来2度目、前回は試写会
だったので、お金を払って見るのは初めてです。つい、「1〜2年待てば、金曜
ロードショーで放送されるだろう」と思ってしまいます。DVDをレンタルすれば
何人で見ても何回見ても、300円ですしね。叔母の言う通り、身内がこれじゃあ
話になりませんが!?

それでも見に行ったのは、去年だったか、NHKの「プロフェッショナル」という
番組で、この新作に取り組む宮崎駿さんの姿が紹介されていたからです。敢えて
CGに頼らず、できるだけシンプルな線と色で表現したいという宮崎さんの想いを
聞いて、見てみよう、と…
それに、ポニョが可愛くて…目が大きくて離れているポニョは、あまり他人とは
思えません。そう言うと、NANAは「あのな、ポニョとママはパーツが似てるだけで、
ママはポニョみたいに可愛くはないから。勘違いしたらあかんで」!?

NANAにせがまれ、ポニョグッズを買いました。NANAは、当然のように、パンフと
飲み物も欲しがりました。
そういえば、母は、出かけるときは飲み物持参で、映画館では滅多に何も買って
くれなかったな、パンフやポップコーンが欲しくてもなかなか言い出せなかったな、
とふと思いました。
それでも、親と見た映画は全て覚えています。楽しい思い出です。



2008/8/8  19:58

投稿者:MOMO

明日行くのね?そういう人がいるかと思って、ネタバレになるから、感想は書きませんでした。ま、こないだ、思い切り、NHKで特番やってましたが(うちは、見に行った翌日だったので、よかったです)。
いかにもジブリな出来上がりでしたよ。深いのだろうけど、「ポニョかわいい!」とあまり深く考えずに見たほうが楽しい映画でした。
ちなみに、NANAは「ママは変身途中のカエルみたいなポニョに似てる。それから、性格はソウスケのお母さんに似てる」と言ってました。缶ビールをプシュッとあけて飲み、そのまま寝てる姿に、自分の母を重ねたようでした。…という点に注目して見ると、楽しいかも。

2008/8/8  17:51

投稿者:KAZUはは

「ぽーにょぽにょぽにょ」この歌、5月にNHKの番組で聞いて以来、そのインパクトに圧倒されました。
さて、我が家にも、KAZU父の職場の福利厚生とやらで、チケットが来ましたので、明日あたり見に行こうと思っております。

コメントを書く


名前
メールアドレス
URL
コメント本文(1000文字まで)


RSS1.0