2005/4/4 17:21
多動?衝動?! NANAとのつきあい方
NANAには、アスペルガー症候群とAD/HD(注意欠陥/多動性障害)の
2つの障害名がついています。昨年1月、医学的な診断をうけたとき、
担当の精神科医から、「アスペルガー症候群自体はそう重くないが
AD/HDと合併していることで、複雑化している」と説明されました。
それまでの発達テストや問診の様子からは、何らかの冠(障害)が
のるだろうと覚悟していたものの、何と二冠!
「何も2つも障害を持たんでもええのに」とTOTOが苦笑しました。
でも、NANAに限らず、この2つの障害を合わせ持っている人は多いのです。
多動性や衝動性は、自閉症の特性としても見られることですから、
自閉症の一類型であるアスペルガー症候群にそれらが見られても、
何ら不思議はない…わざわざAD/HDという別の障害名で説明する必要
はないという考え方もあるようですが、少なくともNANAの主治医は
自閉症に伴う症状とは別の、多動・衝動・不注意を認めたのでしょう。
さて、ここまで読んで、NANAをよく知っている人、特に小さい頃の
NANAを知っている人は、「NANAくんが多動?」と首をかしげておら
れるかもしれません。
そう、NANAは、小さい頃、ちょこちょこ歩き回るタイプではなく、
むしろ、ハイハイや伝い歩きはあまりせず、歩けるようになっても
どっしり腰をすえて、動かないタイプだったのです。当時、NANAが
愛用していた椅子が「社長のいす」と呼ばれるほど…動かないNANA
を何とか動かそうと、大好きなアンパンマンの手押し車を買い与え
ましたが、NANAは、車の横にどっかと腰をおろし、音を鳴らしたり
車の座面を開け閉めして、お気に入りの人形を出し入れするだけ…
車を押したり、車に乗ったりして遊ぶことは、ほとんどありません
でした。遊び方がわからないのかと車を動かそうとすると、キーッ
とかんしゃくを起こして泣き、しばらくすると、また淡々と座面の
開閉を始める…そんな子どもでした。
そのわりに、別の記事でも書いたとおり、外出先で行方不明になる
ことは多かったのですが、それは、「ずっと動き回っている」から
ではなく、「普段はじっとおとなしくしているのに、何かの拍子に
突然走り出して、いなくなる」からなのです。
ところが…
発達テストを受けたとき、担当の臨床心理士の方は、「落ち着きが
ないですね」とおっしゃいました。
「動きがゆっくりだから気付きにくいんですけれど、テストを受け
ている間、姿勢が少しずつ崩れて、体が常に動いているんですよ。
ゆっくりした『多動』ですね」
ゆっくりした「多動」?!まるで、中国の太極拳?!
学校でも、他のAD/HD児のように、授業中立ち歩くわけでも、暴れる
わけでもありません。
でも…
臨床心理士の先生の説明をきき、私は、初めての授業参観での光景
を思い出しました。
算数の授業…先生が指示した数に合わせ、カードや積み木を出すの
ですが、NANAの姿勢はどんどん崩れ、いすは机からずれて身体ごと
ななめを向いています。NANAの机には、カードや積み木のほかに、
教科書やノート、筆箱、何故か給食当番のマスクまで入り乱れ…
小さな机からは、それらがボロボロと床に落ち、落ちたものを拾う
だけで、授業が終わってしまいました。
臨床心理士の先生は、「頭の『多動』もあります」とおっしゃいました。
なるほど…NANAは、よく「いいこと思い付いた」と言って、今して
いることと何の脈絡もない話や作業を始めます。
NANAの頭では、きっと活火山のように、常に「いいこと」が吹き出
しているのでしょうね。
2つの障害名がついています。昨年1月、医学的な診断をうけたとき、
担当の精神科医から、「アスペルガー症候群自体はそう重くないが
AD/HDと合併していることで、複雑化している」と説明されました。
それまでの発達テストや問診の様子からは、何らかの冠(障害)が
のるだろうと覚悟していたものの、何と二冠!
「何も2つも障害を持たんでもええのに」とTOTOが苦笑しました。
でも、NANAに限らず、この2つの障害を合わせ持っている人は多いのです。
多動性や衝動性は、自閉症の特性としても見られることですから、
自閉症の一類型であるアスペルガー症候群にそれらが見られても、
何ら不思議はない…わざわざAD/HDという別の障害名で説明する必要
はないという考え方もあるようですが、少なくともNANAの主治医は
自閉症に伴う症状とは別の、多動・衝動・不注意を認めたのでしょう。
さて、ここまで読んで、NANAをよく知っている人、特に小さい頃の
NANAを知っている人は、「NANAくんが多動?」と首をかしげておら
れるかもしれません。
そう、NANAは、小さい頃、ちょこちょこ歩き回るタイプではなく、
むしろ、ハイハイや伝い歩きはあまりせず、歩けるようになっても
どっしり腰をすえて、動かないタイプだったのです。当時、NANAが
愛用していた椅子が「社長のいす」と呼ばれるほど…動かないNANA
を何とか動かそうと、大好きなアンパンマンの手押し車を買い与え
ましたが、NANAは、車の横にどっかと腰をおろし、音を鳴らしたり
車の座面を開け閉めして、お気に入りの人形を出し入れするだけ…
車を押したり、車に乗ったりして遊ぶことは、ほとんどありません
でした。遊び方がわからないのかと車を動かそうとすると、キーッ
とかんしゃくを起こして泣き、しばらくすると、また淡々と座面の
開閉を始める…そんな子どもでした。
そのわりに、別の記事でも書いたとおり、外出先で行方不明になる
ことは多かったのですが、それは、「ずっと動き回っている」から
ではなく、「普段はじっとおとなしくしているのに、何かの拍子に
突然走り出して、いなくなる」からなのです。
ところが…
発達テストを受けたとき、担当の臨床心理士の方は、「落ち着きが
ないですね」とおっしゃいました。
「動きがゆっくりだから気付きにくいんですけれど、テストを受け
ている間、姿勢が少しずつ崩れて、体が常に動いているんですよ。
ゆっくりした『多動』ですね」
ゆっくりした「多動」?!まるで、中国の太極拳?!
学校でも、他のAD/HD児のように、授業中立ち歩くわけでも、暴れる
わけでもありません。
でも…
臨床心理士の先生の説明をきき、私は、初めての授業参観での光景
を思い出しました。
算数の授業…先生が指示した数に合わせ、カードや積み木を出すの
ですが、NANAの姿勢はどんどん崩れ、いすは机からずれて身体ごと
ななめを向いています。NANAの机には、カードや積み木のほかに、
教科書やノート、筆箱、何故か給食当番のマスクまで入り乱れ…
小さな机からは、それらがボロボロと床に落ち、落ちたものを拾う
だけで、授業が終わってしまいました。
臨床心理士の先生は、「頭の『多動』もあります」とおっしゃいました。
なるほど…NANAは、よく「いいこと思い付いた」と言って、今して
いることと何の脈絡もない話や作業を始めます。
NANAの頭では、きっと活火山のように、常に「いいこと」が吹き出
しているのでしょうね。
