2008/5/2  14:56

薫風  雑感

毎日よいお天気が続きます。
大型連休のある今時分の季節は、気温もちょうどよく今年はお天気続きで、本当に過ごしやすい毎日ですね。

ちょうど今頃に清々しく吹いていく風を薫風などと申します。
当寺の庭も緑が実に鮮やか!
日の光を存分に浴び、のびのびと育っています。

のびのびと育つ、といえば、もうすぐ端午の節句。
古来より男子の成長を祝い、その健康を願ってお祝いしてきた行事ですね。
当寺の近所でも、「鯉のぼり」がお子さんの健康と幸多き事を願って、悠々と泳いでいます。
このような真心を込めた行事に触れると、改めて日本の美しさ(季節はもちろんのこと、心までも)を感じずにはいられません。

どうか、どのご家庭のお子様も、男の子も女の子もこの美しい日本に生まれたことを誇りに思い、すくすくと大きくなりますよう、心からお祈り申し上げます。
我々大人たちも、子供たちが誇りに思える国・安心してのびのび暮らせる環境作りに大いに力を注ぎたいものです。

さて、当寺の庭の藤も花を付け始めました。
薫風爽やかな季節、お出かけの方も多くいらっしゃいますでしょう。
くれぐれも気をつけてお出かけになりますよう。クリックすると元のサイズで表示します

2008/4/27  14:15

沢山のお問い合わせを頂き、ありがとうございました  料理

26日(夕方)、27日(お昼)と、二度にわたってRKBにて当時が放送されました。
精進料理の紹介が放送され、多数のお問い合わせを頂きありがたく思っております。

「生かす心」のおもてなしが広く皆様に親しんでいただけます事を心よりうれしく思っております。

今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

2008/3/26  14:33

お施餓鬼を行いました  話題

桜開花の便りが聞こえてくるようになりました本日、
お施餓鬼を行いました。風が強く天気がやや不安定
でしたが、おおくの方に来ていただき、ありがとう
ございました。

2008/2/28  10:52

春がやってきています  雑感

当寺の境内にある梅の花が咲き始めています。

白梅は七分咲き、紅梅は三分咲き、といったところでしょうか。

梅は花の兄に例えられます。
暦では春とはいえまだまだ背中を丸めて過ごす日々、梅はキリリと咲いてその香りと引き締まった美しさで、私たちの背筋を伸ばしてくれます。


そして、梅が満開になると、続けて、杏の花、桜・・・色とりどりの春の花がその硬い蕾をほころばせてくれます。

キラキラ輝く春がやってきていますね。クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

2008/2/21  9:39

沢山のお問い合わせありがとうございました  料理

昨日、NHKにて当時が放映され、精進料理の紹介をいたしました。
その後、沢山のお問い合わせを頂き、同時にお寺やお料理に関心を持って頂き嬉しく思っております。

どうか、今後ともよろしくお願い致します。

2008/1/17  13:49

謹賀新年  雑感

みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も、西光禅寺をなにとぞよろしく御願いいたします。

さて、大晦日の除夜の鐘には沢山の方に御参拝いただきましてありがとうございました。
この度は、強風が吹いておりましたので野外で火を焚かずに本堂にて接待させていただきました。
甘酒、おでんを召し上がっていただき、お互い「相変わりませず」新しい年のご挨拶を皆様とかわしました。


今年はどのような一年になりますか。
皆様お一人お一人がお健やかで一年を過ごされますように・・・。

当寺もなお一層の創意工夫にてお寺の仕事に、又お料理にと精進いたしたく、気持ちを新たにしております。

2007/12/27  16:07

冬の匂い  料理

冬の匂い・・・皆様はそれぞれの季節特有の香りの記憶をお持ちでしょうか?

さて、いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりました。
かくご家庭、行く年来る年の準備でお忙しい頃ではないでしょうか?
当寺も毎年のこととはいえ、やはり忙しく作業に追われております。

冒頭に記した「冬の匂い」。
当寺では、柚の香りに他なりません。
毎年、住職が丹念に手作りする「柚べし(ゆべし)」。
その材料である柚が、あの、ゆかしく爽やかな香りを放ち、その香りを嗅ぐ時、冬将軍の訪れと行く年に思いをいたします。

当寺では、柚べしは全て住職の手作り。
一切の機械化は勿論せず、熱源もかまどの火を使用します。

今回はその柚べしの製作をご紹介します。

まず、柚の中身をくり抜きます。
くり抜いた果実にお味噌・砂糖・はったい粉・黄な粉等をよく混ぜます。
それをくり抜いた元の柚に戻し詰めます。
次にかまどの火で蒸します。蒸す事5時間。
辺り一帯に柚の香りが漂い、かまどの薪の燃える匂いと調和し、なんとも芳しい「冬の匂い」がいたします。
蒸した柚を天日に干します。こちらは、干すこと4週間ほど。
いずれも天候やその日の気温などに左右されますが、気の長い仕事に変わりありません。
こうして出来た冬の味覚、柚べし。
なんとも言えぬ芳醇な味がいたします。
当寺では冷凍保存し、年中お料理にお出しし、味わっていただけるようにしております。
昨今ではこういったものをスローフードと呼ぶようですが、当寺のお料理は多少はありますが、どれも同じ思いでお作りしています。
一度ご賞味下さい。クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

2007/11/8  15:23

掬水月在手 弄花香満衣  禅語

みずをきくすれば つきてにあり はなをろうすれば かおりころもにみつ

掌の中の人掬(すく)いの水、その中に月が写ります。
美しい花を手折ると、その香りが着物に移ります。

この語は、当寺の山門にある石柱にも彫ってあります。
当寺の前住職、雄岳和尚の代に立てられたもので、同石柱には 昭和4年 とありますので、
80年近く前のものになります。

秋の美しい月が掌の我が物となり、花の香りも我が衣にその香りを満たすとき、それを例えて人境一如、自他不二といいます。
さて、その境地は修行しなければ到底たどり着けないかと言うとそうではありません。
人境一如になっているそのときが、人は一番無心であり、安らかで健康であるといえるのです。

乗馬でも、人馬一体とならなければ中々進みませんし、普段肩こり腰痛など無い人は、肩や腰を意識していません。健康な人は生まれながらにして人境一如なのです。
赤ちゃんに会えば赤ちゃんの気持ちになり、お年寄りに会えばお年寄りの気持ちになる。
こちらの心を『無』にして初めて、他に対する慈悲も生まれるのでしょう。

無き前住職は慈悲深い方でしたが、戦時中大変苦労されたと聞いています。

先達の苦労を偲びつつ、又新たな時代にも暖かな心で赤ちゃんやお年寄りに接していきたいものですね。

2007/10/16  14:14

山是山水是水  禅語

やまはこれやま みずはこれみず

単純に見た通りの素直さを大切にしたい、と改めて感じられる一語ではないでしょうか?
ただ、ここではせっかくの機会ですので、もう少し掘り下げてみたいと思います。


禅において、極地はやはり「老若男女、富める者も貧しい者も、あるいは物の大小、高低、是非」それらを全て超越し、「山は是山に非ず、水は是水に非ず」という境地を求めがちでしょう。
しかしながら、禅宗ではこれを更に修業を重ねた後の境地として、「山是山水是水」であるのです。

すなわち、一度は男女・老幼・美醜・善悪・是非とこれらを平等無差別(=空)として執着心を捨てた上で、やはり、男は男・女は女、美しいものは美しく・醜いものは醜い・・・とまぎれない判断をしうることこそが、本当の境地であるとしているのです。

少しややこしいのですが、このワンクッション置き本当の意に達する、というのが更に高次の境涯といえるのでしょう。

ひとつのものを見るとき、まずその本来の見てくれや働きを全て捨て去り、そして改めてまっすぐに見てみる。
そこに真の姿が見えてくるかもしれません。

秋の夜のひと時、PCから目を離し窓を開けてみると、空には煌々と美しい星が見えます。この星の光は実はもうなくなってしまった星のものなのです。
地球に光が届くのに時間がかかるために起こりうるこの現象。
そこには星は無い。しかし、星の光はあくまで我々の頭上に輝いている。
ひとは、その光を星と呼ぶ。すなわち星なのだ・・・と。


さて、当寺も行楽シーズンを向かえお客様が増えてまいりました。
ご予約の際は、二日前までにお電話賜りますように御願いいたします。
素材を「生かす心を大切にした和尚の包丁」で皆様をお待ちしております。


2007/9/28  7:02

看脚下  禅語

きゃっかをみよ

禅寺のお玄関にてよく見かける言葉ですね。
北宋(昔の中国)の時代「園悟克勤」という方のお言葉です。
この方はかの有名な禅の書物『碧巖録』をあらわした方で、今日の臨済禅はこの方の流派によるものです。

ある晩、風で火が消え真っ暗闇になりました。
師へそのときの状況を「仏法上の見解」として答えた言葉です。

とかく、仏法の奥義は深遠玄妙、我々には難解なものが少なくないのですが、この「看脚下」は平たく言えば、「脚下=足元に気をつけなさいよ」という事。
今日禅語と言われる言葉の中にあって、実に易しい言葉ではないでしょうか。

足元をよく看てみましょう。
お子さんへ、あなたの脱いだお靴はどんな風になっていますか?
きちんと揃えてあるでしょうか?
大人の方へ、自己を見つめなおす時間はおありですか?

とかく現代はどこも電気がつき、夜も昼間の明るさ。
自己の奥深くは真っ暗闇で何も見えなくなっている、と言うことのないように。
また、足元がおろそかになり思わぬ怪我のないようにお過ごしください。

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