2008/4/19  23:38

『背教者ユリアヌス』  

私自身がそのローマの時代に、
すっぽり入り込んでしまった感じ

そう思わせてくれるのは、
例えばユリアヌスが見ている宮殿の中庭の
美しさがマジマジと伝わってくるほど
叙事表現が本当に美しいから

それは歴史小説でもあり、哲学書でもあるような
辻邦生さんの『背教者ユリアヌス』上・中・下三巻。

本当に読み応えがありました

最後数ページになってしまったとき、
読み終わるのがもったいなくて・・・。

途中、何度も涙なくしては先に進めないシーンも、
とくに、エウセビアとユリアヌスの悲哀とか、
最後のシーンは号泣。

哲学というか、
窮地に立たされたとき人がとるべき理性の行動について、
それを読めるだけでも、十分ためになるわ。

しばらく、ローマかぶれになりそうよ。



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