2008/8/30  13:36

名古屋人(愛知県人)についての考察についての感想。  <本> 本の感想など

 宮崎学氏の『警察の闇 愛知県警の罪』を、やっとこさ読んだ。昨今の警察の無能力ぶり、そして腐敗しまくりの実態が綴られた本だ。中でもダントツにヒドいのが愛知県警ってことなので、生まれてから40年以上も愛知県に住んでいる僕としては怒るというより心細くなっちまう。いざという時、110番した方がいいの? 頼りにしていいの?

 この本を読んでいて、数ヶ月前に観た某日本映画のことを思い出した。やたらと世間での評判が良く、知り合いの映画好き仲間にも絶賛されていたのに、僕にはあまり楽しめなかった作品だ。理由はいくつかあるけど、その中のひとつは「警察の捜査能力、そんなに高いわけないんじゃない?」と思えたことだった。映画の中では警察が見事な潜入操作の末に事件を解決するわけだが、それがどうにも現実味に欠けすぎるように思えたのだ。もしかしたら、それは僕が長く愛知県に住んでいるせいかもしれない。あ、その映画のネタバレになるので、タイトルは書きません。

 ところで、この本には「愛知県人(名古屋人)についての考察」も書き連ねられている。実を言うと、警察の腐敗云々についての箇所よりも、その考察の方が僕には興味深かった。以下、引用と僕の感想を。

私の仮設では、そもそも愛知県民は警察というものに頼らず、警察にかける期待や信頼も薄いのではないか、と考える。(p.100)

 うーん、そうなんだろうか。確かに、過去の経験から考えると、まったく信頼していない。実家の前で交通事故が起きた時に110番したことがあるけど、来た警官はものすごく頼りなかったもん。あと、身内が泥棒に遭った時に交番へ行ったら、何十分も留守だったし。とはいえ、実際に何かの事件に巻き込まれたりしたら、やっぱり警察に電話すると思うけど。

いわゆる名古屋人を評する言葉を思い付くままに挙げてみると、堅実、地道、地味、謙虚、控え目、呑気、ケチ、ドライ、閉鎖的、排他的、唯我独尊、目立たない、などである。また、その気質をよく表す言葉は、横並び、無借金経営、モノづくり、偉大なる田舎、個人主義、我が道を行く、ナゴヤ走りと呼ばれる運転マナー、などとなるが、そのなかで最も的確なひと言はやはり「堅実」であろう。浮かれたことを嫌い、コツコツと生真面目な、人の意見に左右されない、あまり面白みのない独立独歩なイメージであろうか。
 しかし、その「堅実」さによって、愛知県はバブル経済の狂乱に乗ることもないまま、日本中が1990年代を失われた10年として不良債権処理に追われるのを尻目に、着実に経済を成長させていたのである。(p.101)


 この辺は過去に散々言われてきたことだよね。確か清水義範氏も名著『蕎麦ときしめん』などで書いていたと思うけど、もっとも日本人らしい日本人が名古屋人、と言ってもいいんじゃないかな。特に「堅実」とか「地道」とか「控え目」とかね。それ故に日本は経済大国になったわけだ。

このように「堅実」な実績に裏打ちされ、また、例えば尾張地方出身の大リーガー、イチローに代表されるような独立独歩の精神があれば、警察に我が身を守ってもらおうという依存心は希薄であろう。(p.101〜102)

 ええっと、宮崎先生、イチローは飛び抜けた存在ですので、あんまり参考にならないかと思うんですが。

 続いて、立地による特性についても考察している。

<略> 日本列島本州東西の境界、真ん中、通過点という立地が、愛知県すなわち尾張や三河という地域を宿命付けている。<略> 常に東西の先進する支配的な政治と経済、武力や文化に挟まれた谷間となり、歴史のなかで多くを享受しながらも、ときに激しく翻弄されてきたのである。

 かつて宮地佑紀生(昔の名前は宮地由起男)が歌った『名古屋っ子』を思い出す。「文化は東から入るし 古典は西から入るし」「中に挟まれぬくぬくと育った私は名古屋っ子」という歌詞が印象的だった。恵まれた境遇で育った故に「なーにかやらな あかんぎゃあ」という焦りや不安感を常に抱いている——そんな名古屋の若者たちの心情を見事に描いた名曲である(よね?)。しかしまあ、長い歴史の中では「ぬくぬく」ばかりじゃなかったわけだ。

 このように歴史上一貫して、地勢的に東西の衝突あるいは通過点であるがゆえに、尾張や三河は防備に適さず、ことあるごとに国が荒らされるため、社会的な中枢として成り立たなかったのである。しかしだからこそ、戦国時代という混乱のなかに、この地方から外へ打って出ようとする、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの傑出した武将を輩出しており、そこには単なる「堅実」さとは違う、この地の特異性が秘められているように思われる。(p.102〜103)

 うーむ、なるほど。やはり突出した人物が現れるのは偶然ではない、ってことだろうか。

 続いて、愛知県での交通事故が全国でも際立って多いことについて。毎年、交通事故での死亡者は全国で1位か2位だもんね。

「堅実」さとは裏腹な、意外とも思える数字であるが、先に挙げたナゴヤ走りと呼ばれる運転マナーが、その主な原因である。信号無視、一時不停止、強引な車線変更、ウィンカーの不点灯、黄信号でのアクセルなど、他者配慮を欠き、危険を自覚せずに自分の都合を優先するのが特徴である。(p.104)

 ああ、耳が痛い。たまにしかクルマに乗らない僕は、できるだけ安全運転をするように心掛けているんだけど、それでもついつい無茶しちゃうことがあるもんね。特に「黄信号でのアクセル」。ヨソの地方の方には信じられないことかもしれないけど、名古屋など東海地方に住んでいるドライバーのほとんどは、信号が黄色になるとブレーキじゃなくてアクセルを踏むのよ。「ここで通っとかんと、もったいにゃあ」と反射的に思うわけよ。で、赤信号に変わったばかりでも強引に突っ切るわけだけど、バックミラーを見ると後続車が2台ぐらいいたりする。こういう習慣、マジで直さないとダメだよね。

 また、宮崎氏によると、事故だけでなく自動車盗難認知件数、それに犯罪発生率もかなり多い、とこと。

 ここで愛知県人とは、その「堅実」さの反面、事故や事件に関しては相当に鷹揚であることが見てとれる。しかし、それはなにも喜んでそれらのトラブルを受け入れているわけではなく、自己責任の徹底と、何事についても本意に沿わなければ我関せずの気風によって、他人との事故や、世間一般における事件の抑止などに関心が薄いのだろう。(p.104〜105)

 いやいやいや、関心が薄いわけじゃない……と言いたいけど、どうだろ。自信がなくなってきた。

 愛知県人の「堅実」とは、東西の時流に翻弄されずに生き残るための知恵であり、それは排他的なまでの強い自己責任を必要としたのである。そのような人たちにとって、警察などは頼るべき存在ではなく、単なるお飾り程度でしかないのに違いない。(p.105)

 うむむむ。できれば「お飾り」ではなく、いざという時に頼れる存在であってほしいとは思うんだけどなぁ、小市民としては。まあ、できれば警察とは一生関わらずに生きていきたいというのが本音ですが。
 ともあれ、「黄信号でのアクセル」は早急に改めたいと思ってますです、はい。

2008/8/29  16:15

話題作『ハンコック』公開! <08年8月30日公開作>   新作映画公開情報@名古屋

 昨日からの大雨、ちょっとビックリしました。記録的な豪雨だったようで、地域によっては避難勧告も出たそうですね。
 かく言う僕は、風邪気味だったこともあっても昨日は早く寝たので、雨音にもカミナリにも動じず朝まで熟睡しておりました。で、テレビでニュースを見て驚いた次第です。
 被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます。今夜も雷雨が続くようなので気を付けて!

 そんな状況ですが、お気楽なノリで週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
 ☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは優先順位が高い順に並べましたが、途中からはテキトーです。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

『ハンコック』 (米)92分
 嫌われ者のスーパーヒーローが活躍するアクション・コメディ……らしい。藤子不二雄先生の『スーパーウルトラデラックスマン』(知ってるよね?)みたいな話かな? だとしたら大好き。主演はウィル・スミス。シャーリーズ・セロンも出てるみたい。

『片腕マシンガール』 (米)96分
 片腕にマシンガンを装着した女子高生が巨悪に立ち向かう姿を描く美少女バイオレンス・アクション……らしい。これってアメリカ映画なんだ。監督は『恋する幼虫』の井口昇。シネマスコーレにてレイト公開。初日には監督と亜紗美(主役ではなく準主役の子)の舞台挨拶あり。
 また、井口昇作品の特集上映もあります。なんと『週刊真木よう子』も!

『20世紀少年』 141分
 浦沢直樹の大人気マンガを映画化。中年男たちが人類滅亡を阻止しようと奮闘する姿を描くSFドラマ……らしい。3部作になるそうです。監督は堤幸彦で、唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之などが出演。前々から原作を読もう読もうと思いつつ、まだ読んでません。

『ハブと拳骨』 124分
 1960年代の沖縄を舞台に、血のつながらない一家が逞しく生きる様を描く人間ドラマ……らしい。宮崎あおい、石田えりも出ているようです。名古屋シネマテークにて。
 関係ないけど、相変わらず『篤姫』はスゴいっすね。最近の宮崎あおい、風格が滲み出ております。

『ドモ又の死』 80分
 ジャンキーな女性たちの生き方を描くガールズ・ムービー……らしい。主演は劇団「毛皮族」の江本純子。他に三輪明日美、藤谷文子、片桐はいり、大塚寧々など。そして、なんとあの萩尾望都先生が映画初出演されているそうです。監督は奥秀太郎。前作『カインの末裔』は思いっきり退屈でしたが……まあ、それはいいか。名古屋シネマテークにて。初日には監督の舞台挨拶あり。

『パンダフルライフ』 100分
 パンダをめぐるドキュメンタリー……らしい。ほのぼのとした映像だけでなく、絶滅の危機に瀕している現状にも触れているそうです。ナレーションは菅野美穂。

『アシンメトリー』 83分
 高校時代に親友だった二人が、壊れた友情を修復しようとする姿を描く青春ドラマ……らしい。いわゆるボーイズラブものっぽい雰囲気だけど、どうなんだろ。シネマスコーレにて。

『後悔なんてしない』 (韓)114分
 ゲイ・ムービーだそうです。日本では最近やたらと多いけど、韓国でも似たような状況なのかな? シネマスコーレにて。

『デイ・オブ・ザ・デッド』 (米)85分・R-15
 タフな女性軍人とゾンビとのバトルを描くアクション・ホラー……らしい。『死霊のえじき』を完全リニューアルしたそうです。って、いわゆるリメイクとは違うの? 主演は『アメリカン・ビューティー』で可愛すぎる女子高生を演じていたミーナ・スヴァーリ。なんか、ずいぶん久々に名前を見た気がします。中川コロナにて。シネマスコーレでは13日から。

 9/3(水)から「あいち国際女性映画祭」が開催されます。それに伴い、9/2(火)〜5(金)の間、愛知県の映画館のほとんどが女性1000円デーになります。1日はもともと1000円デーなので、女性のみなさんは平日の5日間ずっと1000円になるわけですね。いいなぁ。

 えー、今週は『デトロイト・メタル・シティ』だけじゃなく、『アクロス・ザ・ユニバース』と『ラストゲーム 最後の早慶戦』も観ました。しかし『アクロス〜』では中盤で睡魔に敗北。実を言うと、最近どうも眠気に勝てず途中で少し寝てしまうことが多いのよ。8月になってから4本かな? 情けなや。
 でもまあ『髪がかり』や『スカイ・クロラ』ならともかく(だって面白くないんだもん)、『ホット・ファズ』で意識を失ったのは悔しいばかり。面白かったのになぁ。これ、いわゆる「おバカ映画」のように宣伝されているけど、実際はムラ社会の閉塞感とか相互監視社会の怖ろしさが伝わってくる作品だよね? すげー笑えるところもあったので、できればもう一度ちゃんと観たいけど……今日で終わるから無理か。しゅん。
 『アクロス・ザ・ユニバース』と『ラストゲーム 最後の早慶戦』の感想は改めて書く……かも。

2008/8/28  12:38

今度は「声がかれるまで歌おう!」?  いわゆる身辺雑記、もしくは雑感

 ちょっと前に甲斐バンドのライブの広告に苦言を呈したばかりだが、今朝の中日新聞には、さらにトホホなコピーを記された広告が載っていた。

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 前回のが

 8年振りの全国ツアー!
 青春を歌いに来ませんか?


 で、今回が

 全曲知っているライブって最高ですよね!
 集まれ!そして声がかれるまで歌おう!
 我が青春の甲斐BANDストーリーを!


 あちゃー、ダメ押し。思いっきり「一緒に大声で歌うこと」を奨励しているじゃん。もし、あまりにもデカい声を張り上げる輩がいて、それに対して文句を言っても「だって、歌っていいって広告で書いてあったもん」と反論されちゃうよね。しかも「声がかれるまで」だよ? どんだけ大声を出させるつもり?
 そして、それにも増して抵抗を感じるのは「全曲知っているライブ」という部分だ。やっぱり古い曲ばかりなのだろうか。『夏の轍』からの曲はナシ? でも『夏の轍』だって、もう7年前に出たアルバムだし、ファンなら全曲知ってる(よね?)から、やってくれる可能性はある……はず。どうだろ。
 楽しみにしていたライブだけど、どんどん気が萎えてきちまった。今日の広告、少なくとも僕には逆効果でしたわ。まあ、どっちみち行くんだけどね。

 それにしても「全曲知っているライブって最高ですよね!」に同意する人、どれくらいいるんだろ。もちろん、まったく知らない曲ばかりのライブだと楽しくないだろうが、あまりにも耳に馴染んだ曲ばかりってのも面白味が乏しいんじゃない?
 たぶん84年の冬だったと思うけど、愛知県体育館でのライブで、リリース前の『冷血』が披露されたことがあった。この時は、そりゃもう興奮したもんだ。初めて聴く曲で、しかもものすごくカッコよくてスリリングなんだもん。もちろん歌詞も知らないので、耳をダンボにして(関係ないけど、この表現って誰が言い始めたんだろ)聴き入ったものである。「狂言自殺」「フロアーは血の海」なんて言葉にドキリとして、どういう状況を描いた歌なのか、リリースが待ち遠しくて仕方なくなったもんだ。実際、『冷血』は今でも甲斐バンドの作品の中でトップ10、いや、トップ5に入る傑作だと思っている。
 願わくば、あの時のような感動と興奮を10月のライブでも味わいたいものだ。

2008/8/27  19:23

『デトロイト・メタル・シティ』の感想 ※ネタバレあり  <映画> 映画の感想

お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆

 うん、面白かった。内容は……まあ、有名だから紹介するまでもないよね。ちなみに原作は未読です。

 「お約束」を散りばめたコメディとしても、自分の身の処し方に悩む若者を描いた青春映画としても、なかなか上出来ではないだろうか。ちょっとテンポが悪く感じられるところ(序盤で主人公がイベント会場と喫茶店を往復する辺りなど)もあるし、バンドのメンバーの描き方が浅すぎるようにも思えるが、後味が良く爽やかな気分になれる作品だった。って、いわゆるデスメタルが題材の映画で「爽やかな気分になれる」ってのは、褒め言葉として妥当じゃないかもしれないけど。
 しかし、この映画、そっち方面の音楽が好きな方は、あまり満足できないんじゃないだろうか。デスメタルに詳しくない僕でさえ「これ、ちょっと違うんじゃない?」と思えるし、歌や演奏はいささか迫力不足でもある(映画館の音響設備のせいもあるだろうが)。この映画の中では、むしろデスメタル好きに蔑まれているオシャレな渋谷系ポップソングの方が完成度が高いんじゃない?
 ただ、そのことが結果的に映画の品位を保っているようにも思える。デスメタルと渋谷系(って死語?)、どちらかを貶めることでもう片方の優位性を際立たせるのではなく、あくまで「趣味の問題」と思えるように作られているのだ。要するに、音楽の好みは人それぞれでオッケー、ということが伝わってくる。それが、この映画の清々しさを支えているのではないだろうか。
 もっとも、ヒップホップに対する態度は冷ややかである。でもまあ、その手の音楽を聴いて「それ、韻を踏んでるんじゃなくて、単なるダジャレじゃない?」と常々思っている僕としては、たっぶり笑わせてもらった。ヒップホップ好きの方々、失敬。
 もうひとつ、この映画のイメージを清々しくしているのは、追っかけ連中の描き方だ。見た目は怖そうだが、なんとも健気で純朴なのである。クラウザーの真意を推し量り、なんとか好意的に解釈しようとする姿勢には不覚にも感動してしまった。「対決」に勝ったクラウザーが甘いラブソングを歌った時、それを新たな試練だと受け止めるところなんて、ものすごく説得力がある。誰かの熱烈なファンになったことがある人なら、ああいう気持ちは理解できるんじゃないだろうか。たとえば、甲斐よしひろがTKと組んだ時とか、小山卓治を須藤某がプロデュースするようになった時とかに、ファンは拒否反応を感じつつも何とか理解しようと務めたものである。すんません、例えが偏ってますね。あと、奥村愛子をつんくがプロデュースした時とか……もういい?

 松山ケンイチは今までで一番いいんじゃないだろうか。正直言って『デスノート』でも『神童』でも『ドルフィンブルー』でも『人のセックスを笑うな』でもさほど魅力を感じなかったが、今回の熱演はお見事。終盤での走りっぷりもアッパレだった。でもまあ、実際にああいう状況になったら、どう考えてもタクシーを拾うべきだと思うけど。って、それを言うのは野暮ですね。
 加藤ローサは相変わらず可愛い。おそろしく中身のない女のように描かれているので、観客の多くは加藤ローサの演技が下手だと思うだろう。しかし、それは違う。役柄に合わせて、あえてセリフを棒読みし、あまり表情を変えないようにしているだけなのだ。たぶん。
 松山ケンイチの母を演じる宮崎美子も良かった。ほどよく品があって、穏やかで大らかで優しい、という理想的な母親像を体現している。ピカピカに光っていた頃から長い年月が過ぎたが(40才未満には意味不明か?)、いい女優さんになったものだ。
 しかし、この映画で誰よりも光り輝いていたのは、松雪泰子である。とにかく、衣装と立ち振る舞いが素晴らしい。舌で煙草を消すところなんて最高。お供のドーベルマンの名前が「ぐり」と「ぐら」ってのも笑えた。ただ、部屋をメチャメチャにする場面は、あんまり好きじゃないけどね。マジで主人公が気の毒になったもん。
 あと、博多のガールズバンドのボーカルが良かった。と思ったら、『逃亡くそたわけ 21才の夏』でも好演していた美波じゃん。もっと歌う姿を見たかった!

 ところで、ひとつ質問。ほら、クラウザーがピアノ教室の窓を叩いて、中にいる少女を怖がらせるシーンがあるじゃん。その少女の母親を演じてる女優さん、誰だったっけ? 実は中越典子だと思ったんだけど、エンドロールに名前が出てなかったから違うよね。で、映画の公式サイトを観たんだけど、メインの出演者しか名前を書いてないじゃん!
 パンフには書いてあるかもしれないけど、ここんとこフトコロ具合が厳しいので買っておりません。購入された方、もしも載っていたら教えてくださいませ。

 関係ないけど、このブログ、昨日のアクセス数は750だって。その前の日が300前後だったのに、なんで急に? まあ、今日はまた半分ぐらいに減りそうですが。

2008/8/26  15:50

ボツ日記あれこれ。  いわゆる身辺雑記、もしくは雑感

 途中まで書いてボツにした日記がいくつかある。「あんまり面白い話題じゃねーな」とか「同じようなことを書く人がゴマンといるだろうなぁ」とか思うと、先を書く気が失せちゃうのだ。
 しかし、ボツにしたままじゃもったいないので、少し書き足して復活させてみます。セコい性格ですんません。まあ、おヒマな方だけ読んでやってくださいませ。

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「せいぜい」とか「やかましい」とか。

 福田総理がオリンピック出場選手を「せいぜい頑張ってください」と励まして場を白けさせ、太田農水相は食の安全の問題について「消費者がやかましいから徹底してやっていく」と言ってヒンシュクを買った。いやはや、言葉の使い方は難しい。
 元来「せいぜい」には「できるだけ」とか「懸命に」という意味もあるが、今は「どうでもいいけど」みたいな意味合いで使われる方が多い。なので、もしかしたら福田総理は「できる限り頑張ってね。応援してるから」という気持ちだったのかもしれないけど、ほとんどの人には「オレは興味ないけどさ、まあ、とりあえず頑張ればいいんじゃない?」という感じに聞こえただろう。しかも、福田総理のあの冷めた投げやり口調で言われたら、そりゃあ白けるのは当然だよね。
 一方、「やかましい」はどうだろう。地方によっては、この言葉は「〜に詳しい」「〜には一家言ある」というような意味合いで使われる。「アイツ、クルマにはやかましいぞ」「あの人、料理に関してはやかましいよね」なんて風に使うわけだ。それを考えると、大臣の発言は「消費者の方々は食の安全の問題にお詳しいので〜」という意味に受け取れなくもない。実際、そうフォローしてかばおうとする政治家仲間もいたようだ。
 でもまあ、この場合は単に「うるさい」という意味で言ったんだろうなぁ。本音をポロリと漏らしてしまったわけだから、それだけ正直者だった、と言えなくもないんじゃない?

※日本語に関するウンチクでも披露しつつ書くつもりだったけど、披露するようなウンチクを持ってなかったので尻すぼみな内容になっちまいました。なのでボツ。

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立ち読みにもルールがある。

 今朝、名古屋駅前の本屋で嫌な光景を見た。朝早くの本屋ってのは、入荷されたばかりの雑誌や書籍を並べるのに忙しい。店を開けてはいるが、店員はその作業に追われているのである。
 なのに、頑として立ち読みを続ける客が何人もいるのだ。いや、立ち読みすること自体は、どこの本屋でも黙認しているから構わないだろう。しかし、店員の作業の邪魔にならないように少し場所を移動するとかの気遣いがあってもいいんじゃないか? この時は、客が動かないので店員は仕方なく身体を捻らせて雑誌を入れ替えていた。そういう無理な体勢だと腰を痛めるって。気の毒に。
 僕だって、映画雑誌や音楽雑誌の大半は、買わずに立ち読みで済ます。しかし、立ち読みにもルールってものがある。それは、できるだけ雑誌もしくは書籍を丁寧に扱うことであり、店員の作業を邪魔しないことである。タダで読ませてもらってるわけだから、それくらいは守ってあげなきゃ。もちろん、本の上に自分の荷物を置く、なんてのは論外。いるのよ、未だにそういう横着者が。
 しかし、本屋の方も客を少し甘やかしすぎじゃないだろうか。ほら、客が立ち読みするための椅子(座った時点で立ち読みではなくなるわけだが)を置いてある本屋、けっこう多いでしょ? あれはなんかイヤだなぁ。買う立場で言えば、他人の手垢まみれになった本に金を出すのは真っ平だもん。それに、そういうところに座って長々と本や雑誌を読むことに慣れた連中は、いつの間にかそれが自分たちに与えられた当然の権利であるように勘違いしちゃうんじゃない? つまり「本屋の本は好き勝手に読んでいい」というのが「常識」になっちまうのだ。
 立ち読みってのは、多少の後ろめたさを持って行う行為であるべき。そして、本屋さんへの申し訳なさと感謝の気持ちを忘れるべからず。そもそも、買わずに立ち読みだけしているヤツは「客」じゃねえぞ。

※妙に正義感ぶっちゃってるのでボツ。

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ええっ、○んち?

 知らない道をクルマで走っていたら、とある喫茶店の貼り紙が目に入った。看板の脇に、メニューを書いた紙が貼られている。その最上部に平仮名で大きく記された3つの文字を見て、僕は唖然とした。な、なんだ、この店は?
 通ったことがない道だし、後続車もいなかったので、相当ゆっくり走っていた。なので、ほんの1秒か2秒ではあったが、その文字を僕は凝視することができた。そして、一瞬のちに気付いた。ああ、そうか、これは「ら」だ。「らんち」と書いてあるんだ。実際、その下には「○○定食 ○○円」「○○定食 ○○円」と小さい文字で記されていた。なので、間違いなくランチの案内なのだろう。
 しかし、その「らんち」という文字は、いわゆるPOP調の丸っこい文字で書かれていた。DFフォントで言えば「まるもじ体」と「POP体」の中間のような書体である。なので、パッと見た感じでは「ら」が「う」に見える。「んち」はそのまま普通に読めるけど、最初の文字だけが別の文字に見えてしまうのだ。しかし、その一文字が異なるだけで、言葉の持つ意味は思いっきり違ってくる。正反対の物体を現す名詞になってしまうのだ。
 そこで考えるのは、これは果たして確信犯的なものだろうか、ということだ。喫茶店の店主がウケを狙って、わざと読み間違えやすいように作ったのだろうか。だとしたら、それは成功していると言えなくもない。僕だって、徒歩で通りかかったら思わず立ち止まって貼り紙をマジマジと見ただろうからね。
 とはいえ、この店に入ってランチを食べたいとは思わない。店主さん、ウケ狙いには成功したかもしれないけど、集客力アップには失敗してますよ。

※こういう話題って、画像を載せなきゃ面白くも何ともないよね。なのでボツ。

2008/8/25  19:30

オリンピック雑感……なのか?  テレビに関する話題チラホラ

 そういえば、このブログじゃ一度もオリンピックの話題を出してないじゃん。えっと、別に興味がなかったわけじゃなくて、人並みに「北島すげー」とか「柔道のルール、ヘンじゃない?」とか「女子ソフトかっこえー」とか「どうしたニッポン野球」とか思っておりました。まあ、リアルタイムで見たのは少ないですが。
 リアルタイムといえば、今回の映像って結局、何秒遅れだったんだろ。きっちり時間通りではなくて、不測の事態に備えて数十秒のタイムラグを設けてあったわけだよね? その辺の事情、開催前にはけっこう報じられたけど、始まってからは特に話題にならなかったよね。
 しかし、中国政府が想定していた不測の実態って、どういうものだったんだろ。そして、どういう風に対処しようとしたんだろ。たとえば観客席に「チベットに自由を!」なんて横断幕が持ち込まれていたら、その文字の部分だけCGで「中国に金メダルを!」と加工したりして。あるいは、当局に抗議するような野次を飛ばす人がいたら、その声だけ別の人の声に差し替えたりして。CGも口パクも今や中国のお家芸だから、その程度なら楽勝だろうね。って、こんなこと書いてたらオレの身が危ないぞ。

 閉会式の数日前には、会期中にチベット自治区で中国軍が発砲して死傷者が出た、というニュースもあった。真相はどうなんだろう。とりあえず中国はオリンピックという一大イベントを無事に終わらせたわけだけど、その成功の裏で多くの「弾圧」が行われたんだろうね。

 それにしてもニッポン野球は……いいや、言うまい。つーか、ものすごく根本的なことだけど、そもそもなんでオリンピックにプロが出るの?

2008/8/24  18:13

「へーっ」とか「おーっ」にゲンナリ。  テレビに関する話題チラホラ

 いやぁ、ミュージックステーションの斉藤和義、かなり良かったよね。黒いシャツのせいか全身が引き締まって見えたし、なんとなく以前よりも精悍な雰囲気になった気がしたもん。メイクさんのテクかな? ともあれ、これでますます女性ファンが増えるんじゃないでしょうか。ただ、僕としては、代表曲を歌うなら『歌うたいのバラッド』よりも『歩いて帰ろう』にしてほしかったなぁ。あと、やたらと番組側が櫻井和寿の話題を出しすぎ。

 それはともかく、この手の番組での観客の「へーっ」とか「おーっ」とかいう反応、すごく気持ち悪くない? いや、それが自然に発せられた感嘆や驚きの声なら構わない。でも、明らかに違うでしょ。おそらく本番前にディレクターとかから「大きな声で反応してくださいね」みたいな指示が出て、それに素直に従っているだけだろうけど、ここぞとばかりに嬉々として一斉に声を張り上げる様子を見ていると(というか聞いていると)、ものすごくゲンナリしてしまう。悪しき自己顕示欲が画面いっぱいに充満しているような印象を受けるのだ。でも、たぶん本人たちは「アタシら番組を盛り上げることに協力してる!」という満足感に満たされているんだろうなぁ。ああ、イヤだイヤだ。

 観客の声といえば、エンタの神様みたいな番組での笑い声って、どれくらい足しているのだろう。どう考えても面白いとは思えない芸人(フランケンシュタインの扮装したヤツとか)の時に歓声や笑い声が聞こえると、呆れるというより虚しい気分になってしまう。そもそも、なんで全然面白くないヤツを毎週出す?
 ただ、亀子のぶおは好き。今の調子を崩さす頑張ってほしいもんだ。そういえば、桜塚やっくんは少し前から出なくなったよね。まあ、あのキャラはとっくにマンネリだったから仕方ないか。才能がある芸人なので、このまま消えることはないはず。

 あ、そうだ。斉藤和義は次回のミュージックフェア21(8/30(土)オンエア)にも出るそうです。みなさん、お忘れなく!

2008/8/23  17:42

『深海獣レイゴー』の感想 ※ネタバレあり  <映画> 映画の感想

お気に入り度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

 うーん、困った。はっきり言って、感想らしい感想は何もない。とにかく面白くなかった。しかしまあ、コメント欄でガメラ医師さんからリクエストを頂戴した以上、何か書かなきゃ。

 怪獣オタクによる怪獣オタクのための映画である。もしくは、軍事オタクによる軍事オタクのための映画。そういった方々なら楽しめる箇所も多々あったろうけど、どちらにも属さない僕としては退屈で仕方なかった。
 考えてみると、昔から怪獣映画や特撮モノにはさほど夢中にならなかった。人並みにウルトラマンや仮面ライダーのシリーズも見ていたし、けっこう好きではあったけど、肝心のヒーローや怪獣にはあまり興味を持てなかったのだ。たとえば『アイアンキング』は毎回欠かさず見ていたのだが、それはアイアンキングそのものが好きだったわけではなく、変身する前の浜田光夫が相棒の石橋正次と繰り広げる珍道中が大好きだったからだ。『バロムワン』に関しても同様で、どんな怪人が出てきたのか今ではさっぱり思い出せない。要は「友情モノ」「人間ドラマ」として楽しんでいたのだ。最近やたらと多いアメコミ原作のスーパーヒーロー映画に関しても、そのヒーローたちが「自分の能力の使い方」とか「正義とは何か?」といったことに悩んだり、仲間同士がぶつかり合いながらも結束を強めたりしていく過程を見るのが好きなのだ。ただ、『ダークナイト』は逸脱しすぎのような……って、すっかり話が横道に逸れましたね。すんません。

 『深海獣レイゴー』の監督は落語家の林家しん平。詳しい経緯は知らないけど、おそらく趣味が高じて映画製作に手を染めたのだろう。かなりの私財を投じ、多くの人に頭を下げ、文字通り粉骨砕身して、この映画を完成させたのだろう。そうした心意気や行動力は素晴らしいと思うし、そうやって作られた作品を積極的にケナす気は毛頭ない。むしろ、日本映画の愛好者としては、あまり陽が当たらないマイナーな作品をこそ応援していきたい。こんな弱小ブログで褒めようが罵ろうが大した影響力はないだろうが、常々そう思っているのだ。とはいえ、やっぱり面白くなかったものを無理に持ち上げることはできない。

 レイゴーの造形に関しては、心躍る方は心躍るのだろう。ゴジラが好きな方なら、こういう怪獣がスクリーンの中を暴れ回るだけで大満足なのかもしれない。そうじゃない僕としては特に感動しなかったわけだが、終盤で全身が映し出された時は「おおっ」と思った。なるほど、深海に棲んでいるわけだから、そういう姿をしているのは当然だよね。これは説得力があった。
 CGは安っぽいが、それはまあ仕方ないだろう。それより、問題はドラマ部分である。これがお粗末。「戦艦大和が怪獣と戦う」という見せ場を作るために物語が進むわけだが、すべてのセリフがそのための言い訳のようにしか聞こえない。しかも、やたらめったら叫んだり怒鳴ったりするので、何を言っているのか分からないところもある。
 主人公は若き少尉で、演じるのは杉浦太陽。演技力に問題があるのは仕方ないとしても、茶髪ってのはどうだろう。闇雲にリアリズムを追求する必要はないが、観客に違和感を持たせるのが得策だとは思えない。やはり坊主頭、もしくは短髪にすべきじゃない?
 螢雪次朗のオーバーな演技にも、いささか鼻白む想いだった。少し前に観た『ねこのひげ』での物静かな語り口調に好印象を持っただけに、ちと残念である。まあ、望まれた通りの演技をしただけ、ということだろうが。
 最悪なのは、妙にウケを狙った部分だ。黒い眼帯をした士官(だったっけ?)の動きに合わせて効果音が鳴るシーンがあるのだが、それが全然面白くない。何度も繰り返されると不愉快になってくる。もしかしたら、元ネタを知っていたら多少は笑えたのだろうか。ただ、客席では誰も笑っていなかった。
 ともあれ、もう少しキャラクターに魅力を持たせるべき。そして、脚本を練るべき。たとえば主人公が手旗の使い方を祖母に教える場面があるけど、そういうのって普通は何らかの伏線になるものじゃない? その手の「お約束」を上手に使って観客を感動もしくは感心させれば、怪獣オタク以外でも楽しめる映画になったんじゃないだろうか。

 最後の数分間は、いきなり歌舞伎調になる。死んでいく兵士たちが次々と歌舞伎役者のようなメイクで現れるのだ。この演出には、悪い意味で驚いた。作り手にはそれなりの意図があったんだろうけど、とても成功しているとは思えない。「おいおい、いきなり作家性に走っちゃったよ」と思うばかりだった。怪獣映画を観ていたはずなのに、最後だけ寺山修司になっちゃった、みたいな。すんません、あんまり妥当な例えじゃないですね。

 余談だけど、エンドクレジットの中に草川祐馬の名前があった。わー、懐かしい。しかし、観ている最中は全然気付かなかったなぁ。というか、アイドル時代しか知らないので、最近どんな顔をしているか分からなかったのよ。さっきネットで調べたら、貫禄あるオジサンになっておられました。時代劇とか刑事ドラマによく出てるみたいですね。
 あと、ピンク映画の世界で名を馳せた故・林由美香も出演していたし、落語家さんもたくさん出ていたみたい。なので、いろんな意味で一見の価値はあるんじゃないかな。もちろん、怪獣オタクと軍事オタクなら絶対に観ておくべき作品でしょう。まあ、そういう方々はとっくにご覧になっているか、観る予定を立てていると思いますが。
 以上、さっぱり参考にならない感想で失敬!

※『深海獣レイゴー』公式サイト→http://reigo.jp/
※『深海獣レイゴー』を応援するガメラ医師さんのブログ→http://blog.goo.ne.jp/gameraishi/

2008/8/22  16:35

『デトロイト・メタル・シティ』公開! <08年8月23日公開作>   新作映画公開情報@名古屋

 週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
 ☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは優先順位が高い順に並べましたが、途中からはテキトーです。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

『デトロイト・メタル・シティ』 104分
 人気マンガの映画化。自分の嗜好とは異なるジャンルでカリスマ扱いされる青年の苦悩を描く音楽コメディ……らしい。主演は松山ケンイチ。他に加藤ローサ、松雪泰子など。原作は読んだことないけど、面白そうなので観ます。
 初日にはピカデリー1で監督と松山ケンイチの舞台挨拶が行われますが、もちろんすでにチケットは完売しています。

『ラストゲーム 最後の早慶戦』 96分
 太平洋戦争が激化する中、出征する学生たちによって行われた伝説の早慶戦を描く感動作……らしい。正直言ってさほど題材には興味が湧かなかったんですが、『ヘイジャパ!』の原田佳奈が出ているので観るつもり。

『落語娘』 109分
 厳しい現実に揉まれながらも落語界で真打ちを目指すヒロインの姿を描くコメディ……らしい。主演はミムラで、その師匠役が津川雅彦みたい。名古屋市内では名演小劇場と中川コロナにて。

『アクロス・ザ・ユニバース』 (米)131分
 全編にビートルズの楽曲を散りばめたミュージカル……らしい。1960年代のニューヨークが舞台になっているようです。とにかく予告編の出来が良すぎ。おそらく本編は面白くないような気もしますが……って、そういう先入観を持っちゃダメですね。

『闘茶 tea fight』 (日・台)102分
 幻の茶をめぐる異色ドラマ……らしい。「闘茶」ってのは、茶葉の抽出法や風味などを競う競技だそうです。うーん、面白いんだろうか。主演は戸田恵梨香で、その父親役が香川照之みたい。音楽は、なんとショーン・レノン。伏見ミリオン座にて。
 香川照之といえば、9月に伏見ミリオン座で公開される『トウキョウソナタ』と『TOKYO!』にも出てますね。この前、『闘茶』を含む3本の予告編を続けざまに見ました。ミリオン座さん、テルユキ祭りと称してスタンプラリーでも企画すればいいのに。

『カンフー・ダンク!』(台・香・中)98分
 大学のバスケット・リーグで超人技を駆使して活躍する青年の姿を描くスポーツ・アクション……らしい。『少林サッカー』や『カンフーハッスル』みたいなノリのようです。

『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』 (米)99分
 『スター・ウォーズ』新3部作に登場したクローン戦争の秘話を描くCGアニメ……らしい。うーん、どうも絵が好きになれないなぁ。日本人に受けないタッチですよね。

『セックス・アンド・ザ・シティ』 (米)144分・PG-12
 アメリカで大ヒットしたTVドラマの映画化。ニューヨークを舞台に、パワフルな4人の女性が恋や仕事に邁進する……らしいです。このタイトル、シネコンの窓口で口にするのは恥ずかしいぞ。というか、男が一人で行ったら肩身が狭そう。

『花はどこへいった』 71分
 現在も残るベトナム戦争の傷痕を追ったドキュメンタリー……らしい。枯葉剤使用の実態と影響について追究しているそうです。名古屋シネマテークにて。

『赤んぼ少女』 104分・R-15
 楳図かずお先生のヒット作の映画化。ものすごく怖そうなので、もちろん観ません。でも、主演の水沢奈子は、なかなか可愛い感じなので気になります。他に野口五郎、浅野温子、板尾創路も出演。109シネマズ名古屋にて。

<SPOTTED 758(ナゴヤ)>
 とにかくもう、やたらと面白そうな最近の日本映画を集めた特集上映。僕がすでに観たのは松江哲明の『童貞。をプロデュース』と前田弘二の『恋の裸』『遊泳禁止区域』だけですが、他にも山下敦弘の『中学生日記』、いまおかしんじの『おじさん天国』、ピンク映画大賞1位の『ヒロ子とヒロシ』『恋味うどん』など、気になる作品ばかりです。しかし、夜から1回だけってのはキツい。早朝にも上映してほしいぞ。

 そういえば、8/30(土)には、伏見ミリオン座で山下敦弘特集のオールナイトがあります。『松ヶ根乱射事件』『リアリズムの宿』『ばかのハコ船』の3本立て。僕のオススメは『ばかのハコ船』です。劇中で流れる『ズキズキ♡ドキュン』という曲が超傑作! しかし、なんで公開順とは逆に上映するんだろ。

 10月にオープンする「ミッドランドシネマ名古屋空港」は、愛知県初の3D上映可能な劇場のようです。これで各務原まで行かなくてもいいわけですね。しかし、チラシに書いてある「可視光応答型光触媒型ソフトレザー使用、豪華客席」って何?
 このシネコンのオープンで恐々とするのは春日井コロナと小牧コロナ、それにイオンシネマ・ワンダーかな? どこも生き延びてほしいもんです。

 では、ここで西島秀俊情報! ブロガーを対象に、9月20日公開の新作『東南角部屋二階の女』の試写会が行われるそうです。応募してぇー。けど、東京なので無理。ちなみに、名古屋ではシネマテークで公開されると思います。

 TVドラマの話題をひとつ。いよいよ28日(木)から『キャットストリート』が始まりますね。谷村美月主演というだけでも快哉モノですが、『未来講師めぐる』で超ウルトラ可愛かった黒川智花も出演! ここんとこドラマは『篤姫』しか見てなかったんですが、これは何が何でも見なきゃね。って、すっかりNHK漬けです。

 えー、やっとこさ『ダークナイト』を観ました。この夏一番の期待作だったわけですが、うーん、どうも楽しめず。高い志を持った意欲作であることは充分に分かるんだけど、荒唐無稽さと生々しさのバランスが中途半端だった気がするのよ。ともあれ、「行き詰まったアメリカ」を象徴するような作品ではありました。

2008/8/21  19:11

明日、斉藤和義がミュージックステーション出演!  <音楽> 好きな歌の紹介など

 そうそう、これを書いておかなきゃ。熱心なファンならご存じでしょうが、明日のミュージックステーションに斉藤和義が出演します。テレビ番組に出ること自体は珍しくないけど、生放送の番組ってのは滅多にないんじゃない? みなさん、お見逃しなく!
 と言いつつも、明日の夜、たぶん僕は何か映画を観に行ってると思います。熱心なファンじゃなくて失敬。もちろん、ベスト盤も買ってないです。ホントすんません。あ、でも別冊カドカワは買っちゃいました。

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