2008/3/4  0:07

お馬の絵  アート

知人から頼まれて馬の肖像画を描いた。燕という名前の馬です。
クリックすると元のサイズで表示します
芦毛あるいは月毛とも言われる、まさに冬の満月の様に白地に青白い斑点のある、とても神秘的な毛色です。うちにもかつて1頭、月毛の馬がいました。こいつが利口者でのお・・・またがった瞬間にこちらの実力のほどを感じ取り、こいつ下手だな、と判断されたが最後、どんなにお願いしても動きゃしません。経験的に、馬場馬術用の馬というのはなんか気位が高いということでもないのかもしれませんが、気難しい輩が多いんです。

馬術はおおまかに言えば三種類に分けられます。馬場(ドレッサージュ)、障害、複合、です。
障害というのが一番わかりやすいかもの、あの、障害物をジャンプする競技で、複合は馬場と障害を混ぜたもの、馬場馬術はいわゆる、決められたステップを馬に踏ませてダンスのように舞わせる優雅な競技です。

私は当初馬場馬術をやっていたんですが、途中から複合に転向。ジャンプを間近で見ると、どうしてもうらやましくなってしまうんですね。ダイナミックで楽しそうですからね。
でも、やはり最も技術を求められるのは馬場馬術だと思います。障害も、馬場の技術を持っていた方が明らかに美しく速やかに飛べるわけです。競技会でも馬場馬術はとても華麗です。黒いタキシードのようなジャケットと長い鞭。馬もたてがみを編んだりしてきりりと整えます。

で、なんで急に馬術の事を思い出してこんなに長々と書いているかというと、肖像画のこともありますが、最近テレビで偶然水戸黄門を観たからです。
なんで水戸黄門を観ると馬術なのかというと、遠い過日の、馬術競技会でのこと。

馬場馬術には、カドリールという演目があるんです。これはヨーロッパの仮装舞踏会みたいなノリで、馬も人もテーマに沿った装いで着飾り、4人4馬1組でエントリー、音楽に合わせて馬にステップを踏ませる、陸のシンクロナイズドスイミングとも言える馬術競技の言わば華。
その、"カドリール"にて、クラシックの優雅な楽曲とロココな衣装などで美しく舞うグループが多い中、ある1組のグループがですね、ななんと、すけさん、かくさん、黄門様、由美かおるの出で立ちで登場したのある。
あの、♪じ〜んせい らくありゃ くーもあーるーさー♪という水戸黄門のテーマがかかるや、ずんちゃちゃちゃっずんちゃっと、一斉にステップを踏み始めた馬達。

♪あーーとかーーら、きーーたーーのーーーに、おーーーーいこーーさーーれーー♪のところではちゃんと、後ろの馬が前の馬を追い越したりして芸も細かく、皆が唖然と見守る中、素晴らしいチームワークで水戸黄門を、見事舞い切ったんである。
あの時のショックたるやですね、つまり例えば、フィギュアスケートのペアが出てきたら水戸黄門と由美かおるだったみたいなことですから、その衝撃たるや、筆舌に尽くしがたいわけですよ。

それ以来どうも馬場馬術というと水戸黄門であり、水戸黄門を観ると馬場馬術に賭けた青春を思い出すわたくし。これもやっぱり、ある種の"トラウマ"と呼べるものなんではないかと思う、今日この頃なのである。



コメントを書く


名前
メールアドレス
URL
コメント本文(1000文字まで)


RSS1.0