2008/5/8 22:38
松田博幸 「悲しいときはいつも」 音楽
最近悲しいことがありました。
気がついたらこの曲を聴いていました。
♪〜 悲しいときはいつも 蒼い夜空見上げてた
君がくれた優しい想い出 星になるまで
松本零士のアニメ短編集「ザ・コックピット」の中の一作「音速雷撃隊」。
アニメのストーリーは、太平洋戦争中の特攻作戦を描いたもの。人間爆弾「桜花」に搭乗して敵艦に突入する野上少尉が主人公です。私は何度見ても涙なしには見られません。
この物語をどなたかが編集して、BGMをつけてユーチューブに投稿したようで、曲が映像にとても合っていて感動するんです。その曲が「悲しいときはいつも」。
♪〜 どんな涙のあとにも やがて虹がかならず架かる
いつか君が眠る場所 届くようにと
いつまでもいつまでも 消えないまま瞳に揺れる
好きだったあの微笑 僕は失くしたくない
生還の可能性はゼロであるにも関わらず、戦果はほとんど期待できない特攻作戦。無謀と知りつつも他に手立てがない軍首脳部は、この非情な作戦を実行に移します。参加した兵士のほとんどが10〜20代の、まだ未来ある若者たちでした。
ご存知の方には釈迦に説法ですが、「桜花」の説明を。「桜花」は一人乗りのロケット機。頭部に爆薬を積んでいて、敵艦に突入すれば確実に撃破できる威力を持っていました。ただし、命中するまで誘導するのは機械ではなく生身の人間なのです。
桜花は、敵機が追いつけない高速で飛行できますが、その分航続距離が極端に短いので、敵の近くまでは大型機に吊るして運びます。敵が見えてきたら切り離してロケットに点火、一気に急降下する仕組みです。
しかし、実際はそんなにうまくはいきませんでした。重い桜花をのせて動きが鈍い母機は簡単に攻撃され、ほとんどが敵艦に近づく事さえできずに撃ち落されてしまったそうです。
ストーリーでは、野上少尉の攻撃隊は仲間たちの必死の援護でようやく敵艦隊上空まで達します。しかし機体は被弾炎上し、もはや全員生きては帰れない。あとは生死を越えた使命感だけが彼らを動かします。
母機が墜落する寸前、野上少尉の乗る桜花は切り離しに成功します。操縦桿の点火ボタンをゆっくりと押す野上少尉。それは作戦の成功と同時に永遠の別れを告げるボタンでもあるのです。
ロケットに点火するや、時速1000kmの猛スピードで敵艦めがけてまっしぐらに突っ込む桜花。敵の猛烈な弾幕があたりを包み、海面には無数の水柱。しかし、誰にも追いつけないスピードでただ一機だけ飛ぶ野上少尉の表情には迷いはありません。かれの胸ポケットには愛しい恋人の写真がしっかりと収められていました。
若者たちのいさぎよさとひたむきさと・・・感動します。僕たちの住む日本に、かつてこういう若者たちが確かにいたと思うと、胸がつまります。野上少尉はロケットで月に行くのが夢でした。平和な時代に産まれれば違う人生を歩んでいたでしょう。しかし彼は運命を受け入れ、静かに散っていきました。
♪〜 海が見える丘で 摘んだ花の色だけが
胸に夏を知らせにくるよ 忘れないで
いつまでもいつまでも 消えないまま心に響く
少年の胸の音を 僕は失くしたくない
いまを生きる僕には何ができるんだろう。何をすべきなんだろう。どうすれば命を輝かせてひたむきに生きられるんだろう。
この曲を聴くと、特攻で散った若者たちが静かな笑顔で僕に問いかけてくるようで、考えさせられます。
気がついたらこの曲を聴いていました。
♪〜 悲しいときはいつも 蒼い夜空見上げてた
君がくれた優しい想い出 星になるまで
松本零士のアニメ短編集「ザ・コックピット」の中の一作「音速雷撃隊」。
アニメのストーリーは、太平洋戦争中の特攻作戦を描いたもの。人間爆弾「桜花」に搭乗して敵艦に突入する野上少尉が主人公です。私は何度見ても涙なしには見られません。
この物語をどなたかが編集して、BGMをつけてユーチューブに投稿したようで、曲が映像にとても合っていて感動するんです。その曲が「悲しいときはいつも」。
♪〜 どんな涙のあとにも やがて虹がかならず架かる
いつか君が眠る場所 届くようにと
いつまでもいつまでも 消えないまま瞳に揺れる
好きだったあの微笑 僕は失くしたくない
生還の可能性はゼロであるにも関わらず、戦果はほとんど期待できない特攻作戦。無謀と知りつつも他に手立てがない軍首脳部は、この非情な作戦を実行に移します。参加した兵士のほとんどが10〜20代の、まだ未来ある若者たちでした。
ご存知の方には釈迦に説法ですが、「桜花」の説明を。「桜花」は一人乗りのロケット機。頭部に爆薬を積んでいて、敵艦に突入すれば確実に撃破できる威力を持っていました。ただし、命中するまで誘導するのは機械ではなく生身の人間なのです。
桜花は、敵機が追いつけない高速で飛行できますが、その分航続距離が極端に短いので、敵の近くまでは大型機に吊るして運びます。敵が見えてきたら切り離してロケットに点火、一気に急降下する仕組みです。
しかし、実際はそんなにうまくはいきませんでした。重い桜花をのせて動きが鈍い母機は簡単に攻撃され、ほとんどが敵艦に近づく事さえできずに撃ち落されてしまったそうです。
ストーリーでは、野上少尉の攻撃隊は仲間たちの必死の援護でようやく敵艦隊上空まで達します。しかし機体は被弾炎上し、もはや全員生きては帰れない。あとは生死を越えた使命感だけが彼らを動かします。
母機が墜落する寸前、野上少尉の乗る桜花は切り離しに成功します。操縦桿の点火ボタンをゆっくりと押す野上少尉。それは作戦の成功と同時に永遠の別れを告げるボタンでもあるのです。
ロケットに点火するや、時速1000kmの猛スピードで敵艦めがけてまっしぐらに突っ込む桜花。敵の猛烈な弾幕があたりを包み、海面には無数の水柱。しかし、誰にも追いつけないスピードでただ一機だけ飛ぶ野上少尉の表情には迷いはありません。かれの胸ポケットには愛しい恋人の写真がしっかりと収められていました。
若者たちのいさぎよさとひたむきさと・・・感動します。僕たちの住む日本に、かつてこういう若者たちが確かにいたと思うと、胸がつまります。野上少尉はロケットで月に行くのが夢でした。平和な時代に産まれれば違う人生を歩んでいたでしょう。しかし彼は運命を受け入れ、静かに散っていきました。
♪〜 海が見える丘で 摘んだ花の色だけが
胸に夏を知らせにくるよ 忘れないで
いつまでもいつまでも 消えないまま心に響く
少年の胸の音を 僕は失くしたくない
いまを生きる僕には何ができるんだろう。何をすべきなんだろう。どうすれば命を輝かせてひたむきに生きられるんだろう。
この曲を聴くと、特攻で散った若者たちが静かな笑顔で僕に問いかけてくるようで、考えさせられます。



