2008/5/7 1:26
野良犬 映画
1949年/日本 (監)黒澤明
(演)三船敏郎 志村喬 淡路恵子 木村功 河村黎吉 千石規子 千秋実 東野英治郎 伊藤雄之助
☆☆☆★★★

終戦から4年たった1949年(昭和24年)製作、黒澤明の9作目の作品は、敗戦の傷跡を残しながらも、少しづつ復興しつつある東京を舞台にした刑事ドラマ。
ベルギーの推理小説家ジョルジュ・シムノン(メグレ警部シリーズね)のファンだった黒澤監督は、当時実際にあった「巡査がピストルを盗まれる」という事件をもとに、社会派の犯罪映画にとりかかる。
炎天下の夏の午後、新人刑事の三船敏郎は、バスの中でピストルを盗まれてしまう。スラれたピストルの行方を追って三船は行動を起すが、そのピストルによって障害事件、殺人事件がおきてしまう。ベテラン刑事の志村喬とともに二人は、犯人を追跡する・・。
この作品は何が良いと言って、私にとってはとにかく廃墟の残る東京の風俗描写がたまらない。私は、戦後の焼け跡、闇市、必至に生きのびようとする人々の様子がたまらなく好きで(というか物凄く心を動かされるのです。)、写真集も買ったりした位。GHQ占領下の東京の写真ならどれでも欲しい!何でこんなに惹かれるのかわからないんですが、とにかくその時代を背景に、戦争で自暴自棄になってしまった青年が犯す犯行と、それを追う刑事の姿をセミドキュメンタリータッチで描いた秀作なのです。
バラックの様な家が立ち並ぶ貧民街、復員兵の姿で犯人を探す三船の姿、レビューの踊り娘達の休憩時間の生々しい描写、かぼちゃをつまみに配給のビールを飲む刑事二人、巨人対南海の試合シーン、アプレゲールという言葉等々、今から見ると当時の様子を残す貴重なドキュメンタリーフィルムの様です。
またとにかくドラマも良いんです!素晴らしいんです。細かくあげつらっているとキリがありませんので、未見の方是非見てみて下さいね!尚、最後に絶対に言っておきたいのは、若き三船敏郎の美青年ぶり!もう、「ルードヴィッヒ」のヘルムート・バーガーも真っ青だよ!っていう位の美しい表情のシーンがあったんですが、さてどこでしょうね〜。(笑)
(演)三船敏郎 志村喬 淡路恵子 木村功 河村黎吉 千石規子 千秋実 東野英治郎 伊藤雄之助
☆☆☆★★★
終戦から4年たった1949年(昭和24年)製作、黒澤明の9作目の作品は、敗戦の傷跡を残しながらも、少しづつ復興しつつある東京を舞台にした刑事ドラマ。
ベルギーの推理小説家ジョルジュ・シムノン(メグレ警部シリーズね)のファンだった黒澤監督は、当時実際にあった「巡査がピストルを盗まれる」という事件をもとに、社会派の犯罪映画にとりかかる。
炎天下の夏の午後、新人刑事の三船敏郎は、バスの中でピストルを盗まれてしまう。スラれたピストルの行方を追って三船は行動を起すが、そのピストルによって障害事件、殺人事件がおきてしまう。ベテラン刑事の志村喬とともに二人は、犯人を追跡する・・。
この作品は何が良いと言って、私にとってはとにかく廃墟の残る東京の風俗描写がたまらない。私は、戦後の焼け跡、闇市、必至に生きのびようとする人々の様子がたまらなく好きで(というか物凄く心を動かされるのです。)、写真集も買ったりした位。GHQ占領下の東京の写真ならどれでも欲しい!何でこんなに惹かれるのかわからないんですが、とにかくその時代を背景に、戦争で自暴自棄になってしまった青年が犯す犯行と、それを追う刑事の姿をセミドキュメンタリータッチで描いた秀作なのです。
バラックの様な家が立ち並ぶ貧民街、復員兵の姿で犯人を探す三船の姿、レビューの踊り娘達の休憩時間の生々しい描写、かぼちゃをつまみに配給のビールを飲む刑事二人、巨人対南海の試合シーン、アプレゲールという言葉等々、今から見ると当時の様子を残す貴重なドキュメンタリーフィルムの様です。
またとにかくドラマも良いんです!素晴らしいんです。細かくあげつらっているとキリがありませんので、未見の方是非見てみて下さいね!尚、最後に絶対に言っておきたいのは、若き三船敏郎の美青年ぶり!もう、「ルードヴィッヒ」のヘルムート・バーガーも真っ青だよ!っていう位の美しい表情のシーンがあったんですが、さてどこでしょうね〜。(笑)
2008/5/9 0:42
投稿者:ごみつ
2008/5/9 0:32
投稿者:ごみつ
Fumie さん
今晩は!「野良犬」見たんですね!良かったでしょ〜。
録音状態に関しては、この作品は戦後なんでまだ良い方ですよ。(汗)戦中以前のはホント、聞き取るのが大変で字幕入れて欲しいです。ていうか、フィルムが残ってたらラッキーな位なんですよね。昔の日本はフィルムの保存がなってなかったんですよね。戦争で消失したのもいっぱいあるみたいです。
外国の映画は、そのへんは完璧でどんなに古くても音声はバッチリです。字幕だから聞こえなくてもOKだし。(笑)
東京のシーンは、なつさんがブログで書いてらしたけど、助監督の本多猪四郎が、外に出て撮影してきたものみたいですよ。それを役者の演じるシーンとあわせたんじゃないかな?
そうそう木村功も良かったですね。出てくるのはラストだけだけど、強烈な印象を残しますよね。
あ〜。やっぱ昔の役者さんって良いな〜。
今晩は!「野良犬」見たんですね!良かったでしょ〜。
録音状態に関しては、この作品は戦後なんでまだ良い方ですよ。(汗)戦中以前のはホント、聞き取るのが大変で字幕入れて欲しいです。ていうか、フィルムが残ってたらラッキーな位なんですよね。昔の日本はフィルムの保存がなってなかったんですよね。戦争で消失したのもいっぱいあるみたいです。
外国の映画は、そのへんは完璧でどんなに古くても音声はバッチリです。字幕だから聞こえなくてもOKだし。(笑)
東京のシーンは、なつさんがブログで書いてらしたけど、助監督の本多猪四郎が、外に出て撮影してきたものみたいですよ。それを役者の演じるシーンとあわせたんじゃないかな?
そうそう木村功も良かったですね。出てくるのはラストだけだけど、強烈な印象を残しますよね。
あ〜。やっぱ昔の役者さんって良いな〜。
2008/5/8 23:34
投稿者:なつ
ごみつさん、こんばんは!
私もBlogで感想文書いたので、TBさせて頂きました。よろしくお願いします。
>、「ルードヴィッヒ」のヘルムート・バーガーも真っ青だよ!っていう位の美しい表情のシーンがあったんですが、さてどこでしょうね〜。(笑)
そもそも美青年ぶり絶好調の時期だから、どのシーンでも美しいけど、えーそれどこですかー?
私は志村喬が千石規子を取り調べているところで、はじっこにいる三船の顔ばかり見ています(笑)Blogにもそのシーンでの三船さんの画像貼りました。
>fumieさん、こんばんは。先日はありがとうございました。
木村功もほんとうにいいですね。彼と三船は、一人の男−戦争から帰ってきた若者の二つの面として描かれていますよね。
でも、木村功が「七人の侍」で純情な若侍演じたのは、この何年も後というのは、驚き。
私もBlogで感想文書いたので、TBさせて頂きました。よろしくお願いします。
>、「ルードヴィッヒ」のヘルムート・バーガーも真っ青だよ!っていう位の美しい表情のシーンがあったんですが、さてどこでしょうね〜。(笑)
そもそも美青年ぶり絶好調の時期だから、どのシーンでも美しいけど、えーそれどこですかー?
私は志村喬が千石規子を取り調べているところで、はじっこにいる三船の顔ばかり見ています(笑)Blogにもそのシーンでの三船さんの画像貼りました。
>fumieさん、こんばんは。先日はありがとうございました。
木村功もほんとうにいいですね。彼と三船は、一人の男−戦争から帰ってきた若者の二つの面として描かれていますよね。
でも、木村功が「七人の侍」で純情な若侍演じたのは、この何年も後というのは、驚き。
2008/5/8 18:41
投稿者:fumie
こんばんは。「野良犬」わたし初見でした。コメントさせていただきます。
まず古い映画を観るといつも録音の悪さに悩まされます。やはり映画はその時代の人のものかな、と思うくらい。でも映画は後世の人のためにもある!と確信できたのは、この映画セリフが半分くらいしか聞き取れないというのに文句なく面白いのですね。前半の戦後の日本のシーンにセリフがないのも助かったけれが、とにかく引き込まれます。闇市のシーンはセットだと思いますが、野球場のシーンはどうなのでしょう?川上、とか出てましたよね、顔見えないけど。
三船の美青年ぶりはもちろんラストの方で出てくる木村功もよかった!「天国と地獄」の山崎努もそうだけど、あれだけで注目集まるでしょうね。
まず古い映画を観るといつも録音の悪さに悩まされます。やはり映画はその時代の人のものかな、と思うくらい。でも映画は後世の人のためにもある!と確信できたのは、この映画セリフが半分くらいしか聞き取れないというのに文句なく面白いのですね。前半の戦後の日本のシーンにセリフがないのも助かったけれが、とにかく引き込まれます。闇市のシーンはセットだと思いますが、野球場のシーンはどうなのでしょう?川上、とか出てましたよね、顔見えないけど。
三船の美青年ぶりはもちろんラストの方で出てくる木村功もよかった!「天国と地獄」の山崎努もそうだけど、あれだけで注目集まるでしょうね。
2008/5/7 23:27
投稿者:ごみつ
ヌマンタ さん
今晩は。
我が家の周辺も、私が小さい頃はアスファルト舗装もされてなく、都電が走っていました。高い建物がほとんどなく、空がよく見えました。
個人商店もたくさんあって活気がありました。
懐かしいですね。
あんまり「昔は良かった」みたいな事言いたくないんですけどね。(笑)
「キャロットタワー」って何だかしゃらくさいですね。(笑)今はもうしゃらくさい物に溢れ返っていて、うんざりします。
今晩は。
我が家の周辺も、私が小さい頃はアスファルト舗装もされてなく、都電が走っていました。高い建物がほとんどなく、空がよく見えました。
個人商店もたくさんあって活気がありました。
懐かしいですね。
あんまり「昔は良かった」みたいな事言いたくないんですけどね。(笑)
「キャロットタワー」って何だかしゃらくさいですね。(笑)今はもうしゃらくさい物に溢れ返っていて、うんざりします。
2008/5/7 17:18
投稿者:ヌマンタ
私が高校卒業まで過ごした街、三軒茶屋も戦後のドヤ街の名残が色濃く残るところでした。蛇崩れ川の周辺なんざ、貧民街でしたし、韓国人居住区もあり、雑多な街でしたよ。でもバブル期に皆一掃されて、つまらない街になりました。幼馴染は皆都落ち。キャロットタワーなんぞ建てやがって、もう他人の町です。あな寂し。

今晩は。
今、なつさんのところにもおじゃましてきました。
私も早速TBさせていただきました。有り難うございます。
「酔いどれ天使」とか「静かなる決闘」で、若い三船はもうちょい楽しめますよね。ホント、楽しみだな〜。
「ルードヴィッヒ」真っ青のシーンは(笑)、皆さんそれぞれだと思うんだけど、私にとっては、志村喬が入院した病院のシーンなんです。
明け方近くに淡路恵子が訪ねてきた時に、彼女を見上げた時の表情!「この男のために私は死ねるな・・」と思っちゃいました。(爆)
映画って楽しいね。