2008/5/15  23:56

串揚げ・北村へ  分類なし
昨日はかなり腰痛がひどかった。どうやら天候に左右される模様。まあ俺の場合、身体が低気圧にめっぽう弱いのはわかってるからねえ。
職場で痛みを訴えたら、同僚Sさんが近所の病院を探してくれる。明日は必ず行けと言う。
いやあ、俺病院ってニガテなんですわ。鍼とか灸は怖いしさあ、ははは……などと誤魔化していたら、Sさんの表情が次第に怒りに変わる。ああ、スミマセン。母は強い。
そんなわけで、せめて今日は帰りにスパでも寄って、身体ほぐしてきますわなどと言いながら、会社を後にしようとする。と、隣の席のKさん。

「あのさー、あそこのスパに行くのはさー、どうせラウンジに可愛いお姉ちゃんがいるからでしょ? つまり、お酒が飲みたいから行くんじゃないの??」

Sさんの顔にますます怒りの色が濃くなる。あ、ははは、今日はこれで失礼します。

ということで、20:30頃に退社。久々にスカイスパでも行こうと思っていたのだが、新横浜あたりで携帯が鳴る。Mちゃんだ。
はあはあ、今日は一人で野毛に来ちゃいました、と。それで、串揚げの「北村」さんで飲んでいる、と。
「でもさ、俺が行くと男にモテないよ(笑)」
返事のメールには怒りの顔文字が……

そんなわけで、Sさん・Mちゃんから噂はかねがね聞いていた「北村」さんについに入店。
店を覗けば、Mちゃんともう一人、男性の方がカウンターで飲んでいた。
Mちゃんは何やらプレートを食べている。豚の味噌煮をおすそ分けしてくれた。おっ、いい味の味噌。
さっそくあさり・いか・ほたてを頼む。「北村」さん、揚げ方が美味しい。そうそう、この衣のパリっと感なんだよね。関西の串揚げって。このあたり、新横浜の立ち飲み串揚げ屋とは違う。気に入った。
しかし、食材は大阪の下町に比べると、ひとつひとつにボリュームがある。串カツは大阪のような小さなものではない(あれもあれで美味しいのだけれど)。でっかい肉がどしっと付いていて、重量感たっぷり。
さらに笑ったのはハムカツだ。めちゃめちゃでかい! この存在感はすばらしい。
酒もおもしろい。噂には聞いていたけれど、串揚げ屋にズブロッカ。ズブ、懐かしいなあ。大学のときは、よく飲んだっけな。
ついでに「いちご酒」などというものもある。こちらはマスターが「手がかかっても出ないんじゃもう止める」なんて言っていたけれど。Mちゃんに一口もらったら、大変香りがよろしかった。

気難しいと聞いていたマスター。この日はいろいろと話を聞かせてくれた。馬は好きでも、単なる馬好きではない。
昔タブロバーネっていう馬が好きでして、いっつも3着とか4着で、結局80戦くらいしたんですよなどと話をしたら、「コイツ、見た目は怖いけど、いいヤツだな」などと言ってもらえた。何だかうれしいっすね。
そんなマスターに、1冊の本を貸してもらった(いや、「貸された」のか??)。木村幸治『駿馬、走りやまず』(祥伝社)。目次に目を通す。懐かしいね、ライスシャワー。結婚式の祝福の儀式を馬名に冠されながら、最後の宝塚記念で3〜4コーナーで落馬、骨折で予後不良という不遇の死を遂げた馬。俺はこの頃、大学生だったか。
決して恵まれぬ、小柄な馬体を懸命に動かし、菊花賞を勝ったときの模様が描かれている。大学生だった俺は、この頃はまだ競馬ファンだった。
競馬は、切ない。しかし、その切なさを越えて、競馬の魅力はあるとマスターは語る。
借りた本の表紙裏には、お世辞にも丁寧とはいえない字でこう書きなぐられていた。

一度もゲートインすることもなく去った
数知れない馬たちへ
その無念さが
私の原点だから

「北村」さんを23時ごろ後にし、さらに「みらいや」さんへ。
「珍しい組み合わせだねえ??」ええ、言われてみればそうっすねえ。しばらく経って、Yちゃんも合流。
Mちゃんがバブル時代の野毛の様子を語ってくれた。野毛の飲み屋街、あの頃はどの店も行列だったのだそうだ。予約してまで飲んでいたとか。帰りにタクシーを捕まえるのも一苦労だったらしい。
バブル崩壊。そして、今の佇まいの野毛の街がある。
会社で隣の席のKさんも言うのだが、バブルの頃は楽しかったという。あのときは、いい思いしてたからさ、という。何だか最近そんな話を聞く機会が多い。
気づけば時計はすでに3時を回っている。いかんいかん、お互いまだ平日じゃんね。
そして見事に、今朝は起きられず会社を遅刻した。

日本酒サミットが近づいてきた。メンバーも多いし、何だかおもしろいことが起こりそうな予感。ウフフ。

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