2008/8/5 6:53
不明 分類なし
暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で県内は4日夕、全域で大雨に見舞われ、午後6時半ごろには落雷で約56万戸が停電し、民家や神社の境内が燃える火災も発生した。また、信号機が停止したり、JR中央線などが一時運転を見合わせたりするなど、帰宅を急ぐ県民に大きな支障をもたらした。東京電力山梨支店は停電の原因を調べているが、これだけの停電は、最近10年では最大規模だという。
■各地に注意報
甲府地方気象台は、同日午前10時13分に県内全域に雷注意報を発表。午後4時13分に雷を観測した。東京電力山梨支店によると、同6時3分から雷による停電が相次ぎ、同6時29分には、県内全58万9000戸の96%にあたる56万4800戸が停電した。東部にある送電線に落雷したことが停電の原因とみられる。同7時55分には復旧した。
■火事・冠水
県警などによると、午後5時半ごろ、山梨市正徳寺の民家に落雷があり、屋根の一部が燃えた。笛吹市石和町砂原の石尊神社境内の立ち木にも雷が落ち、境内約24平方メートルを焼いた。
県消防防災課によると、富士吉田市の市道が冠水し、車1台が水没。冠水は甲府市大里町の市道でも確認された。NTTの電話が甲府市内で20戸ほど使用できなくなり、同市と北杜市内では計2人がエレベーター内に閉じこめられた。
富士吉田市の富士急ハイランドのジェットコースターは、雨が降り始めた夕方に営業を停止した。
■鉄道相次ぎ運休
運転を見合わせる鉄道も相次いだ。JR中央線は甲府―小淵沢間で、午後6時45分から約10分間、甲府―高尾間では午後7時ごろから約3時間、運転を見合わせた。身延線は停電で信号系統が止まり、身延―甲府間で午後6時半から約1時間運転を見合わせた。富士急行線も停電で午後6時15分ごろから約2時間50分運転を見合わせた。
中央道は小淵沢―相模湖ICと大月―河口湖ICで、東富士五湖道路は富士吉田―須走ICでそれぞれ50キロ規制が敷かれたが、小淵沢―勝沼間は午後8時半ごろに解除された。
県警交通規制課によると、午後6時半、自家発電機を備えた一部の信号機を除く全交差点約1500か所で信号機が止まった。20分後には多くの地域で復旧したが、JR竜王駅付近や韮崎市の一部などでは止まったままで、全面的な復旧は午後7時半ごろとなった。
県警本部の地域課では午後6時半〜7時ごろにかけ110番で電話が鳴りやまない状態になった。
(2008年8月5日 読売新聞)
