2007/12/4 21:45
ひこにゃんと知的財産権 文化・芸術
先日、近江商人をさぐる旅にでた時に彦根城に寄った。たまたま彦根城築城
400周年記念祭の最終日にあたり、話題のひこにゃんが踊りまくっていた。
しかし、世間で騒がれているように、ひこにゃんの商標や著作権をめぐり
作者と彦根市の方で争いが起きているようだ。
これは非常に日本的な揉め事である。私は経団連で5年間、知的財産権を
担当していたが(宇宙開発とかバイオとかを一緒にやっていたため、決して
専門家になったわけではないが)日本社会や企業における知的財産権の意識
の低さは驚くべきである。有名な中村修二さんが発光ダイオードの特許をめぐり
会社と争ったのは記憶に新しいが、中村さんも、誰かが問題にしなければ日本企業
は永遠に気付かない旨のことを言われていた。
彦根市もやはり知的財産権への意識が低かったようで、作者としっかりした
契約をしていなかったようだ。とかく日本人は目に見えない権利を軽視するが、
国際的にはもはや通用しない。アメリカと特許紛争になった場合は数十億円の和解
で済めばいい方と言われているくらいなのだ。
国内的にもこういう問題が起きてきて、むしろ人々の知的財産権への意識が
高まる事はいいことだと個人的には考える。

