2008/5/15  23:13

「貯蓄から投資」は本当に正解かー株式投資がもうからないわけ  投資

日本人は1500兆円もの個人資産を持っているにも係わらず、株式投資比率は約10%だ。
これはアメリカなどに比べると極端に低い。そこで証券会社は金融ビッグバンの後、「貯蓄から投資へ」という大キャンペーンを開始した。しかし、これは本当に個人
にとってよかったのだろうか。この言葉を信じて株式投資をした個人でどれだけの
人が本当に儲かった(貯蓄をしているよりよかった)のだろうか。正確な統計はないが、個人投資家で本当にハッピーになっている人はほとんどいないと思われる。
なぜか。。。

この理由をコンパクトにまとめた本を今日読んだ。一度お目にかかったことがある
保田隆明さんの「なぜ株式投資はもうからないのか」である。理由は主に3つだ。
第一は、そもそも株式投資は投資の中で最も難しいものだからだ。そこを勘違い
して証券マンのすぐ儲かる、などという営業トークを信じて始めてしまう人が
未だに多いのは残念だ。
第二は、株式投資は勉強すれば儲かるようになる(必勝法がある)、という勘違い
をしている個人投資家が多いからだ。今回は損をしても、勉強や経験を積めば次は
大丈夫と思ってしまう。しかし、これが真実だったらプロのファンドマネージャー
は皆儲かり、あらゆる投資信託はプラスのはずだ。ある株式評論家が言っていたが、
相撲や将棋では必ずプロが勝つが、株式投資はそうではないのだ。
第三は、インターネットでかなりの情報が得られるようになったとはいえ、まだ
個人投資家は特に個別株に関する情報は少ないということだ。

私は株式投資を否定するつもりはないが、プロでもうまくいかないものを素人が
やっても勝てる世界ではないことを強調したい。皆さんの周りにも相当な知識層にも
係わらず「株など買わなかったらこんなに資産は減らなかった」とぼやいている人
がいないだろうか。




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