2008/7/31  23:27

米国住宅価格「ケース・シラー指数」のロバート・シラー教授  不動産

最近、サブプライムの関係でアメリカの住宅価格動向が特に注目されているが、この
指標として「ケース・シラー指数」が使われている。日本の新聞でもかなり頻繁に
見られるようになったが、私はこのケース・シラーという会社に何度も訪問している。
これはロバート・シラー エール大教授の不動産関係の会社で、ボストンにある。
私が2002年にハーバードにいた時にシラー教授に会うために寄ったのだ。今やその会社
でつくった指数が世界経済のポイントになっているとは、全くの感動である。

そもそもシラー教授は私が1990年にエール経済学大学院に行ったときからの知り合い
で、彼は俳優並みの容姿と頭の切れでエールの中でも有名だった。彼が世界的な名声
を得たのは2000年出版の「根拠なき熱狂」でITバブルの崩壊をぴったり当てたから
だった。ちなみにその邦訳監訳者は植草一秀氏で、私はシラー教授から「Mr.植草て
どういう人」と聞かれ、「ナイスガイだ」と今考えればウソの回答をしていた。
当時は植草氏もまだ問題を起こす前で「ミラーマン」などというあだ名もなかった。

それはともかく、2002年秋の段階でシラー教授は、アメリカの不動産価格は既にバブル
で数年以内にはバブルが崩壊し大変な問題になると明言していた。このシラー教授の
指摘を米国政府が真摯に受け止めていれば、昨年来のサブプライム問題は表面化する
前に片付けられた可能性もあるのにと、残念でならない。



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