2008/6/11  19:50

「水」戦争の世紀  分類なし

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本書の帯には、急増する「淡水資源」を独占し、巨利を狙う水企業の「策略」!とある。
読んでいくと、いかに世界の水関連企業であるスエズ、ベリア、ベクテルなどが、WTO、世銀、IMFと一体となって自然を破壊し、人類の将来に悪行の限りを尽くしているかが綴られている。

しかし、著者の論法は、
第一に、自然のあるがままの姿に何らかの作用を加える人的行為はすべからく悪であり、すべきでない。
第二に、現状の先進国の「市民」の暮らしは変えられない。
という点に尽きている。

筆者によれば、家畜農場の汚物が土壌に流出するのもダメ、であれば日本で昔からやっていた人糞はダメか。

銀行屋の論理に完全に支配されている世界「銀行」やIMFの論理を批判していくのは、個人的に同感することが多い。しかし、一方で「市民」「先住民」などの文字が躍るのは辟易とする。もう少し、論理的かつ銀地津的な論理展開をして欲しいと思う一冊である。

しかし、まぁ、グリーン系の方の論調というのはこの程度のものが多く、ただひたすら羅列、ただひたすら批判、みたいなものが多いので困ったものだと思う。



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