2008/7/1  11:54

タスポ やっぱり愚策  ニュース

今日から、自販機でたばこを購入するにはタスポなるもので年齢認証をすることになったららしい。しかし、昨日までのところ、タスポの普及は推定喫煙人口の18%に過ぎないという。

私自身は非喫煙者なので、あくまで野次馬としてのコメントなのだが、このタスポなるもの、いったい何の役に立つのかまったく理解不能だ。なにしろ、タスポを持って自販機でたばこを買っている人物が本人かどうか認証されない。
(最初は、自販機にカメラがついていて、タスポに埋め込まれた顔データと認証するのかと思ったが、どうやらこのような高級なことにはなっていないらしい)

だいたい、そもそもの目的が怪しい。

未成年にたばこを販売しないようにというのが大義名分なのだが、こんなもの端から防ぎようがない。高校生の子供にたばこを分け与える親もいるかも知れないし、先輩から貰いたばこなんていうのは、誰でも経験のあることだろう。

20世前半のアメリカで試みられた禁酒法と同じで、禁じたところで社会の価値として喫煙が認知されている限りは、どのような手段を講じてでも入手する未成年はいるだろうし、むしろ闇ルートが横行するに違いない。

例えば、堂々とカートンで買ったたばこを未成年に分売する不届き者だっているだろう。かえって闇ネットワークを強化するだけかも知れない。やばい筋が、タバコを配って高校生を手なずけるかも。

だから平然と販売すべきと言っているのではない。社会全体として、喫煙を「格好の悪いこと」として否定していくことこそ、迂遠なようで近道なのではないだろうか。

ところで、タスポのシステムを運営しているのは社団法人日本たばこ協会という公益法人らしいのだが・・・この公益法人、専務理事は財務省の次官経験者、会員企業は日本たばこと、フィリップモリスと、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ。外資系2社が一応入っているから形にはなっているものの、実質的にはJTだけが会員の、なんちゃって公益法人に過ぎない。なにしろ、日本のタバコメーカーは唯一無二なのだから。

こんな公益法人が推進しているタスポ。いかにも、何だなぁという感じがしてくる。



コメントを書く


名前
メールアドレス
URL
コメント本文(1000文字まで)


RSS1.0