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2008/7/14 0:20
アジアツアー後編: シンガポールとフィリピン
トラベル
今週の水曜日は、シンガポール航空の夜行便でインドからシンガポールに移動。水曜日の夜に夜行便でインドを出て、木曜日の朝7時にシンガポールに到着。空港でシャワーを浴びてからシンガポール支店に向かう。オフィスで仕事をした後、夕方の便でフィリピンに移動という過酷な日程にて、残念ながら今回はシンガポールには宿泊しないスケジュールである。シンガポール航空はそのレベルの高いサービスとキャビンアテンダントで、世界のトラベラーから常に高い人気を誇る航空会社だが、実は乗るのが今回初めて。やはり評判通りの高いサービスレベルであった。
シンガポールは僕にとって特別な場所だ。まだ入社して2−3年目の頃、アメリカの大手パソコンメーカーであったコンパック社(HPが後に買収)、IBM、そしてアップル社のパソコン向けに液晶を販売していたのだが、この3社のパソコン製造工場がシンガポールにあった。この仕事の関係で、当時は多い時で年に5-6回はシンガポールに出張していたので、通算で10-13回くらいはシンガポールを訪れただろうか。シンガポールは日本の淡路島くらいの面積に、人口が約450万人。これまで歴史上、イギリスや日本の統治を経て1965年に独立。その後、ゴミ捨て禁止、ガム禁止、麻薬や銃の持込は死刑、落書きは鞭打ち等のマナー管理を徹底的に厳しく定め、高いレベルの秩序体制を構築したこともあり、東南アジアのハブとして高い経済成長を遂げてきた。昨年、ついに日本のGDPを抜いたのである。
シンガポールはまず空港に降り立った瞬間に、その美しさに圧倒される。トロピカルな植物で覆われた空港の敷地や、都心部までの道のりは本当に美しい。リゾートのような、それでいて都会のような、アジアのような西洋のような、不思議な感覚に見舞われる。都心部に到着すると、高層ビル群や高級ホテル群が目に入る。
ランチはオフィスが入居するビルの前にある屋台/フードコート。ここは昔も良く来ていたが、久しぶりにランチで訪れた。相変わらず凄い賑わいを見せていた。有名なFish Ball Soup (魚肉団子のヌードル)や名物料理のバクテーなど、どれも手軽で安くて美味しいものばかり。
そしてシンガポールと言えばやはりマーライオン。不名誉なことに「世界の3大がっかり」と呼ばれているのだが、やはりこのマーライオンを見ずしてシンガポールは語れない。ちなみに世界の3大がっかりとは、ブリュッセルの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫像、そしてこのマーライオンである。
木曜日の夜フィリピンに到着。今回フィリピンは産まれて初めての訪問だったので、楽しみにしていた。どうもフィリピンは、”出稼ぎ国家”とか、1986年に起こったあの有名な”若王子さん誘拐事件”などの影響もあってか犯罪が多い危険な町として悪いイメージが先行してしまうが、今回は初めてフィリピンを訪れたことで色々と新たな発見があった。フィリピン政府としての国家的な政策が希薄なこともあってか世界最高の出稼ぎ国家として人材が国外流出しており、国内産業が新たに育たない問題点はあるが、世界に欠かせない人材派遣国家としてのレベルは高い。今回改めて痛感したことは、アジアで唯一のキリスト教国家、そして公用語が英語であることから、アメリカにも近い感覚もあり、仕事面ではアメリカ的なサービスやコンテンツが通用する市場である。フィリピン人は勤勉だが、これはお金に関しては貪欲であることから来ており、常にお金が大きなモチベーションとなるドライな面も強い。
フィリピンで頻繁に見かける乗り合いタクシー、ジープニーがかなり面白い。どの車も日本のトラック野郎のように派手な装飾がされており、個性的だ。インドのオートリキシャと同じように、常にぎゅうぎゅう詰めに人が乗っている。
宿泊はマニラ市内からも近いマカティーという新しい街。高級ホテルや高層ビルが立ち並ぶエリアである。ホテルはマリオット系のRenaissance Makati City Center Hotel。フィリピンは治安があまり良く無いが、治安維持の為、ホテルのセキュリティーは高い。到着する車は全て鏡で車の下をチェック。ホテルに入るのも手荷物検査がある。
ホテル内に入ると改装されたばかりのレストランやラウンジ・バーもあってロビーも快適だ。ホテルの前にはGreenbelt Mallという大きなモールがあって快適である。
金曜日の朝は、仕事でフィリピンのNo.1 TV局であるABS CBN社を訪問。まさにフィリピンのフジテレビみたいな活気があって、ロビーにはクイズ番組に主演する若い子供たちが集められていた。そしてその夜は、インド同様今度は僕の勤める商社のマニラ支店長宅に招待を受け訪問。なかなか普段訪問出来るような場所では無いので、大変に貴重である。インドの社長宅以上に豪華な邸宅で、まるで宮殿のような素晴らしさ。マニラでも特別なパスが無いと入れない入場制限区域にある高級住宅街にあって日本大使館なども近い場所だ。やはり社宅専門の料理人やメイドなどが住み込みでおり、常に訪問客をもてなせる体制が完璧に出来ている。まずは庭のプールサイドでビールとつまみなどを食べ、その後中の豪華なダイニングルームに移動してお寿司などを頂く。最高にリッチな気分だ。
それにしても、今回のインド、シンガポール、フィリピンの旅は実に刺激的であった。同じアジアでもこうも違うかと思うほど各国とも異なったインパクトがあって、それぞれにユニークで魅力的である。インドは日本から文化的に遠いようで、実は宗教的には近い要素のある法治国家、シンガポールは東南アジアと西洋のいいとこ取り的な先進国家、フィリピンは日本との繋がりも強いが、アメリカ的な人材派遣国家。各国共に日本との興味深い繋がりがあるが、改めて各国の歴史や生い立ちを更に深く勉強したくなってしまった。
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2008/7/14 0:20
シンガポールは僕にとって特別な場所だ。まだ入社して2−3年目の頃、アメリカの大手パソコンメーカーであったコンパック社(HPが後に買収)、IBM、そしてアップル社のパソコン向けに液晶を販売していたのだが、この3社のパソコン製造工場がシンガポールにあった。この仕事の関係で、当時は多い時で年に5-6回はシンガポールに出張していたので、通算で10-13回くらいはシンガポールを訪れただろうか。シンガポールは日本の淡路島くらいの面積に、人口が約450万人。これまで歴史上、イギリスや日本の統治を経て1965年に独立。その後、ゴミ捨て禁止、ガム禁止、麻薬や銃の持込は死刑、落書きは鞭打ち等のマナー管理を徹底的に厳しく定め、高いレベルの秩序体制を構築したこともあり、東南アジアのハブとして高い経済成長を遂げてきた。昨年、ついに日本のGDPを抜いたのである。
シンガポールはまず空港に降り立った瞬間に、その美しさに圧倒される。トロピカルな植物で覆われた空港の敷地や、都心部までの道のりは本当に美しい。リゾートのような、それでいて都会のような、アジアのような西洋のような、不思議な感覚に見舞われる。都心部に到着すると、高層ビル群や高級ホテル群が目に入る。
ランチはオフィスが入居するビルの前にある屋台/フードコート。ここは昔も良く来ていたが、久しぶりにランチで訪れた。相変わらず凄い賑わいを見せていた。有名なFish Ball Soup (魚肉団子のヌードル)や名物料理のバクテーなど、どれも手軽で安くて美味しいものばかり。
そしてシンガポールと言えばやはりマーライオン。不名誉なことに「世界の3大がっかり」と呼ばれているのだが、やはりこのマーライオンを見ずしてシンガポールは語れない。ちなみに世界の3大がっかりとは、ブリュッセルの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫像、そしてこのマーライオンである。
木曜日の夜フィリピンに到着。今回フィリピンは産まれて初めての訪問だったので、楽しみにしていた。どうもフィリピンは、”出稼ぎ国家”とか、1986年に起こったあの有名な”若王子さん誘拐事件”などの影響もあってか犯罪が多い危険な町として悪いイメージが先行してしまうが、今回は初めてフィリピンを訪れたことで色々と新たな発見があった。フィリピン政府としての国家的な政策が希薄なこともあってか世界最高の出稼ぎ国家として人材が国外流出しており、国内産業が新たに育たない問題点はあるが、世界に欠かせない人材派遣国家としてのレベルは高い。今回改めて痛感したことは、アジアで唯一のキリスト教国家、そして公用語が英語であることから、アメリカにも近い感覚もあり、仕事面ではアメリカ的なサービスやコンテンツが通用する市場である。フィリピン人は勤勉だが、これはお金に関しては貪欲であることから来ており、常にお金が大きなモチベーションとなるドライな面も強い。
フィリピンで頻繁に見かける乗り合いタクシー、ジープニーがかなり面白い。どの車も日本のトラック野郎のように派手な装飾がされており、個性的だ。インドのオートリキシャと同じように、常にぎゅうぎゅう詰めに人が乗っている。
宿泊はマニラ市内からも近いマカティーという新しい街。高級ホテルや高層ビルが立ち並ぶエリアである。ホテルはマリオット系のRenaissance Makati City Center Hotel。フィリピンは治安があまり良く無いが、治安維持の為、ホテルのセキュリティーは高い。到着する車は全て鏡で車の下をチェック。ホテルに入るのも手荷物検査がある。
ホテル内に入ると改装されたばかりのレストランやラウンジ・バーもあってロビーも快適だ。ホテルの前にはGreenbelt Mallという大きなモールがあって快適である。
金曜日の朝は、仕事でフィリピンのNo.1 TV局であるABS CBN社を訪問。まさにフィリピンのフジテレビみたいな活気があって、ロビーにはクイズ番組に主演する若い子供たちが集められていた。そしてその夜は、インド同様今度は僕の勤める商社のマニラ支店長宅に招待を受け訪問。なかなか普段訪問出来るような場所では無いので、大変に貴重である。インドの社長宅以上に豪華な邸宅で、まるで宮殿のような素晴らしさ。マニラでも特別なパスが無いと入れない入場制限区域にある高級住宅街にあって日本大使館なども近い場所だ。やはり社宅専門の料理人やメイドなどが住み込みでおり、常に訪問客をもてなせる体制が完璧に出来ている。まずは庭のプールサイドでビールとつまみなどを食べ、その後中の豪華なダイニングルームに移動してお寿司などを頂く。最高にリッチな気分だ。
それにしても、今回のインド、シンガポール、フィリピンの旅は実に刺激的であった。同じアジアでもこうも違うかと思うほど各国とも異なったインパクトがあって、それぞれにユニークで魅力的である。インドは日本から文化的に遠いようで、実は宗教的には近い要素のある法治国家、シンガポールは東南アジアと西洋のいいとこ取り的な先進国家、フィリピンは日本との繋がりも強いが、アメリカ的な人材派遣国家。各国共に日本との興味深い繋がりがあるが、改めて各国の歴史や生い立ちを更に深く勉強したくなってしまった。