2008/7/16  1:26

『カンフー・パンダ』試写会  映画
上野動物園からパンダさんがいなくなって、中国から貸してもらえるって話は
いったいどうなったんだろう。白浜の幸せそうなパンダ家族を見慣れてると、
上野のパンダは狭いところに閉じ込められてて可哀想な気がする。

動物たちが暮らす谷。
龍の戦士に選ばれた者は伝説の巻物を見ることができるとされていた。
自らを龍の戦士と驕り、投獄されているタイ・ランが脱走すると老師は予知する。
マスター・シーフーは弟子のマスター・ファイブ(虎・猿・鶴・蛇・蟷螂)の中から
龍の戦士が選ばれると信じていたが、老師が指差したのはラーメン屋の息子、
カンフーおたくでメタボ体型、ノロマなパンダのポーだった。


日本のアニメとハリウッドのそれは全く違うものなのだと実感させられる。
日本式の絵やイメージを重要視し後から声優が演技を付けるのとは逆に、
先に俳優のセリフや体の動きを録り、その通りに絵を作っていく手法。
そんなに人間が好きなのか。眼球まで人間仕様にしなくてもいいのに。
ネコ科の動物はあの瞳孔がキュッと縦に締まる瞬間がかっこいいのに。
最近よくある本物そっくりなCGではなく、ぬいぐるみっちゅーか
人間が着ぐるみを着て動き回っているようだ。

お話も日本が得意分野とする「愛と正義と友情」ではなく
自分自身を信じることの大切さが主題。
マスター・ファイブと力を合わせ立ち向かうシーンは全くない。
彼らにもいろいろ事情があるだろうに、その辺は至ってさらっと、
トラのタイ・ランに対するコンプレックスが描かれる程度。
深い心理描写なんか無視してその分ポーのカンフー修行や戦いぶりに時間が割かれる。
元々パンダは肉食だったので、爪や牙は立派なものを持ってるはずなんだが、
それもなかったことにして、体型や食い意地の張った性格を利用した戦術。
あまり悩まずに笑っておくのがいいんだろう。

せっかく中国が舞台なんだから固有名詞はできるだけ漢字で字幕を
つけてくれればもっと分かりやすいのではないかな?
ラーメンや肉まんもあんまり美味しそうやないなあ。
http://www.kf-panda.jp
長ーいエンディング・クレジットに続くラストシーンで
おい、お前はナウシカかい!とつっこみたくなるのは私だけではないだろう。

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