2008/5/24  7:28

新基本定石  文化・芸術

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「新」といっても40年以上前のものです。
この本は「囲碁双書」なるものの中の1冊です。この「囲碁双書」、最近本屋で見かけなくなりました。古い本も置いてくれているJ久堂書店からも消えました。ついに世の中に出回った在庫すべてが売り尽くされたんでしょうか。

囲碁双書はNo.1からNo.25まであります。No.1からNo.7くらいまでは坂田名誉本因坊による「やさしい布石」「やさしい定石」などの「やさしい・・」シリーズ、すると次は、少し難しい・・・、と来ればいいようなものを、突然超難しくなるから「なんでやねん」と言いたくなります。高等な打ち込み、シノギ、そして、まる1週間考えても分からない詰碁とかが出てきたりします。これらには、後日改めて触れたいと思います。

そして終盤が林海峰名誉天元による入段を目指すコースです。この「新基本定石」もこの中に含まれます。難しいことが易しく解説できている良著と思います。

江戸時代から昭和中期くらいまでの棋譜を見ると、小目にばかり打たれていて、星に打つ人は少ない、これは誰が見てもすぐに気付きます。ということは当時の定石は小目の定石がほとんど、ということで、今から時代をサカノボればサカノボる程、小目定石の登場回数が増えていきます。この本も小目定石度100%です。

いまは星に打つことが多いので、星の定石を知りたいなあ、という人は本来こんな古い本を読む必要はありませんが、ここで一工夫。それは・・・、

小目定石を一路ずらせば星の定石になるかといえば、そうではなく、それが通用するのは碁盤に端がない、つまり無限に碁盤が拡がってる場合に限ります。そしてそんな場合なんてーのはアリえません。一路ずれれば全く違うものになるんです。これを検証すると結構頭使うんです。そして盤端に行けば行くほど意外な結果になることがあって感動に打ち震えることさえあります。



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