2008/5/7  22:44

マダガスカル島  旅行

マダガスカル島

キング・ラマダ一世が亡くなった後は寡婦となった彼の妻が王位を継承しました。称号はクイーン・ラナヴァローナ一世(RanavalonaT)でした。このクイーンはなかなか性格が強くて少しばかり異常でした。彼女はマダガスカルからキリスト教を追い出し、ヨーロッパの勢力を一掃しようと努めました。僕の想像ですが、彼女は英国人やフランス人が自分の地位を脅(おびや)かす存在になると考えていたと思います。

クイーン・ラナヴァローナの治世は33年間ほど続きました。キリスト教やヨーロッパ人に対する彼女の敵意のためにマダガスカル人キリスト教徒や、ヨーロッパ人はこの期間、辛酸をなめました。たとえば、あるマダガスカル人に魔術師の嫌疑がかけられたら、その人物にご飯を腹いっぱい食べさせて、その後でタンジェナ・ナッツと呼ばれる強力な嘔吐剤を飲ませ、ついで料理したニワトリの皮を三片食べさせます。その人物が嘔吐したら無罪、嘔吐しなかったら魔術を使ったとして死刑にしました。独裁的でめちゃくちゃな処置ですね。もちろん、キリスト教宣教師団をマダガスカル島から追放し、マダガスカル人キリスト教徒たちを殺害しました。彼らは殉教者となったのです。日本にも似たようなことがあったのを思い出します。

キリスト教宣教師は世界中のあちこちで殺害されていますが、理由のひとつに、人類の王はキリストであってそのほかの人間、たとえばその土地や国の統治者ではないことを主張しますので、時の権力者の怒りによって殺害されることが多かったようですが、南太平洋のある島では、宣教師たちが身につけている学問や技術が現地人のレヴェルをはるかに超えているので、彼らを殺して食べれば、きっと宣教師たちと同じように頭がよくなるという、まことに単純な理由で殺害された事例もあります。 −続く−
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