2008/5/10  23:27

マダガスカル島  旅行

マダガスカル島
マダガスカルで社会的に上位にある人はフランス語がいまだに堪能です。マダガスカルは発展途上国ですが語学の面では日本人で社会的に上位にある人々よりも進んでいます。仕事上で僕と関係があった人物はさらに英語にも堪能であるうえに、日本で日本語も勉強しましたので日本語も相当できます。したがって国際会議の場面では、先進国の人々にひけをとらない発言をすることが可能です。少しレヴェルが落ちるフランス語であればレンタカーの運転手クラスのマダガスカル人も十分使いこなしています。

マダガスカル人と付き合っていますと、このように日本人官僚の幹部、一流企業の幹部、大学の教授陣の語学力の貧弱さが浮き彫りになってきます。北海道で一番有名な国立大学の教授が僕たちのプロジェクトを視察に来ましたが外国語は英語しか理解できませんのでマダガスカル人の役人に英語で話していましたが、この役人は英語がまったくできませんので意思の疎通はまったくできませんでした。

やむなく日本人通訳を介していろいろと質問していましたが、外国派遣の通訳を雇いますと一日8万円かかりますし、その上、日本からマダガスカルへの往復航空賃も負担しなければなりません。すごい経費ですね。その日本人通訳もマダガスカルの地方都市の魚市場に行きますと、フランス語がまったく通じません。

決して威張っているわけではありませんので、お許しいただきたいのですが、その場面では僕の付け焼刃(やきば)のマダガスカル語(“マラガシ”と言います)しか通用しませんでした。その魚市場で日本人教授が質問した内容は「この魚は昨日捕ったのか、それとも今日捕ったのですか」という内容でした。この程度の内容であれば付け焼刃のマダガスカル語で十分間に合います。

日本では最近ようやく英語教育を小学校から始めようとする動きが出てきましたが、発展途上国から見ればきわめて遅いスタートです。僕の考えでは終戦直後から始めるべきだったと思います。小学校から英語教育をやれば、日本語がおろそかになる、という人が教育関係者にたくさんいましたが、そんなことはありません。ヨーロッパの例を見ればよくわかります。

語学も、英語は当たり前の時代です。僕たち日本人は英語のほかにもう一ヶ国語を習得すべき時代に入っています。日本に来ている欧米のビジネスマンたちの中には日本人以上に日本語の読む、書く、話す、聞く能力を持っている人々がたくさんいます。

マダガスカル島に滞在中に、語学では「僕はマダガスカル人に負けているなー」と何度も実感させられました。「ただ僕たちが持っている技術だけが彼らに勝っている」という実感はありました。そして驚くことにはマダガスカルが一時共産主義を志向した時代がありましたので、ロシア語も理解できる人々がたくさんいることでした。−続く−
いつも読者の皆様に感謝しています。



コメントを書く


名前
メールアドレス
URL
コメント本文(1000文字まで)


RSS1.0