2008/5/6 23:21
さすらいの男(12)【サラ】 さすらいの男
驚いた。
アクション映画を見ているみたいだった。
それこそ本当にあっという間に四人の男達を倒してしまった。
「すごい…」
記憶をなくす前は格闘家だったのかしら?
「凄いわレイ!あなた強いのね!」
そう言いながらレイの元へ駆け寄った。
「…レイ?」
何かを見つめているように動かない。
「ん?ああ、サラ、怪我はないか?」
ハッとした様に私に言った。
「私は大丈夫よ。どうかしたの?」
「え?いや、なんでもないんだ。
ちょっとボーっとしちまって。
さ、こんな危ないところ早く抜けようぜ」
そういって私の手を取ると、少し乱暴に歩き出した。
「レイ?」
何となく胸騒ぎがする…。
でも私にそれを確かめる術はない…。
流石に歩いて帰るには遠すぎたので、車を呼んだ。
おかげで運転手には散々言われてしまった。
でも気を利かせてくれた(?)のかまだ誰にも知らせてないとか。
ばれるのが恐かったの間違いだと思うけど。
いつもよりも遅い家路に着く。
隣にレイがいる。
なんだか遠い目をしているので声をかけづらい。
記憶が戻りかけてるのかしら?
もし記憶が戻ったらどうするのかしら?
記憶が戻ると記憶をなくしていた間のことを
忘れてしまうというけど、
レイも私のことを忘れてしまうのかしら?
ぐるぐると巡る想い。
忘れて欲しくない。
この日々のこと。
私のこと。
この時間。
記憶なんか戻らなければいい。
そうすれば、…ずっと一緒に…
そんなことはないんだわ。
ずっと一緒なんて無理だ。
だって私は…、貴族の娘だから。
貴族の血も流れていないレイとなんて
結ばれるはずもない…。
そういうものなのだ。
想っていても、叶わない。
そこで私は気がついた。
気がつきたくなかった。
隠しておきたかった。
知ってしまったら、止まれなくなるかもしれないから。
私は、レイに惹かれてるんだ…
アクション映画を見ているみたいだった。
それこそ本当にあっという間に四人の男達を倒してしまった。
「すごい…」
記憶をなくす前は格闘家だったのかしら?
「凄いわレイ!あなた強いのね!」
そう言いながらレイの元へ駆け寄った。
「…レイ?」
何かを見つめているように動かない。
「ん?ああ、サラ、怪我はないか?」
ハッとした様に私に言った。
「私は大丈夫よ。どうかしたの?」
「え?いや、なんでもないんだ。
ちょっとボーっとしちまって。
さ、こんな危ないところ早く抜けようぜ」
そういって私の手を取ると、少し乱暴に歩き出した。
「レイ?」
何となく胸騒ぎがする…。
でも私にそれを確かめる術はない…。
流石に歩いて帰るには遠すぎたので、車を呼んだ。
おかげで運転手には散々言われてしまった。
でも気を利かせてくれた(?)のかまだ誰にも知らせてないとか。
ばれるのが恐かったの間違いだと思うけど。
いつもよりも遅い家路に着く。
隣にレイがいる。
なんだか遠い目をしているので声をかけづらい。
記憶が戻りかけてるのかしら?
もし記憶が戻ったらどうするのかしら?
記憶が戻ると記憶をなくしていた間のことを
忘れてしまうというけど、
レイも私のことを忘れてしまうのかしら?
ぐるぐると巡る想い。
忘れて欲しくない。
この日々のこと。
私のこと。
この時間。
記憶なんか戻らなければいい。
そうすれば、…ずっと一緒に…
そんなことはないんだわ。
ずっと一緒なんて無理だ。
だって私は…、貴族の娘だから。
貴族の血も流れていないレイとなんて
結ばれるはずもない…。
そういうものなのだ。
想っていても、叶わない。
そこで私は気がついた。
気がつきたくなかった。
隠しておきたかった。
知ってしまったら、止まれなくなるかもしれないから。
私は、レイに惹かれてるんだ…
