2008/6/22  22:32

自己のダウンサイズ―続―  社会

 この犯人と同じ年代に生まれた小学生が神戸で殺人を犯した事件がありました。これは少年時代に自己破綻しなくても青年になってその自己破滅に他人を巻き込むこともあると言うことです。こうした犯罪がしばしば起こるにも拘らず、少年犯罪を腫れ物に触るように扱い、被害者よりも加害者の人権を尊重し、その原因を充分に解明してこなかった社会やマスコミにも責任はあるのでしょう。自分より弱い者を犠牲者に選び、車やナイフなどを使って自己保身を図り、マスコミや携帯サイトなどにその行為を誇示するという自己顕示の態度は変わらないからです。
 こうした事件を個人の社会に対する「テロ」などと言う作家もいますが、とんでもないことです。家庭崩壊で居場所を失い、現実世界でも解雇の危機に陥り、携帯サイトでも相手にされなくなくなった時に、過大な自己は他人を巻き込む事で破綻したに過ぎません。この犯人、曲がりなりにも頼る家庭があればそれを盾にして引き篭ったかもしれません。何れにせよ「テロ」以下のお粗末な事態ですが、それを勘違いした模倣行為が増えても社会が迷惑です。徹底的な解明と同時に厳罰も必要でしょう。作家、芸能人など「にわか評論家」の論説は百害あって一利なしです。



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