2008/7/22  13:25

アメリカン・アコースティック・ジャム・セッション  音楽

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*Norman Blake / Tut Taylor / Sam Bush / Butch Robins / Vassar Clements / David Holland / Jethro Burns
74年のナッシュヴィルでレコーディングされたアメリカン・ルーツ・ミュージックの革命的傑作。

当時考えられる7人のアメリカン・アコースティック界の巨匠達が集まって素晴らしいテクニックの鬩ぎ合いが行われたセッションアルバム。

「Norman Blake」は70年代初頭からアルバムをリリースし始めた、アメリカン・フォーク&トラディッショナル・ミュージック界の超人的ギタリスト。
この人のギターテクニックは聴いていて驚きの連続。
しかし、彼のアルバムはそのバカテク大披露大会なんかではなく、アーシーでヒューマンな心暖まる曲をじっくりと聴かせてくれています。
また彼のヴォーカルは非常に味わい深く、心にジーンと響く暖かみを感じさせる魅力を持ってはいますが、残念ながらアルバム毎に彼の歌は1曲、もしくは2曲程しか聴けません。
もっともっと歌ってくれても良さそうなのですが、その収録曲の殆どはインストゥルメンタル・ギター・アルバムとなっています。
本作でも1曲歌っていますが、本当に素敵な魅力あるものとなっています。

「Tut Taylor」は「Norman Blake」よりはもう少し歳が上のようです。
アルバムリリースは60年代からですが、キャリアは勿論それ以前、彼が10代の頃から始まったようです。
70年代初頭くらいから「Norman Blake」と行動を共にしデュオ・アルバムもリリースしているドブロ・ギターの達人。
元々はブルーグラス畑の人のようですが、彼も70年以降はオールド・タイミーなアメリカン・フォーク&トラディッショナルなソロ・アルバムをリリースしています。

「Sam Bush」はご存知「New Grass Rivaival」のメンバー。
彼のマンドリン・プレイは今更どうこう言うまでもなく素晴らしい魅力を持っています。
本作でも素晴らしいリード・マンドリンを聴かせてれくれています。

「Jethro Burns」はこのメンバーでは一番キャリアが古いかも知れません。
ブルーグラス界では名の知れた大御所的存在のマンドリン&ギター・プレイヤーです。
「Steve Goodman」とも良く共演しています。

「Butch Robins」も60年代からのキャリアを持つバンジョー・プレイヤー。
「Earl Scruggs」から深い影響を受けているようです。
「 Bill Monroe」のバンド「Blue Grass Boys」のメンバーとしてのキャリアを持ち、その後も数多くのミュージシャン達とセッションをしているようです。.

「Vassar Clements」はもう日本でもお馴染みの名フィドル・プレイヤー。
「Nitty Gritty Dirt Band」のアルバムでもその見事なテクニックを披露してくれていますし、彼らと共に来日もしています。

「Dave Holland」は元々はジャズ・プレイヤー。
英国生まれでフリー・ジャズを得意とするベーシスト。
「Miles Davis」等ともセッションをしていたようです。
しかし、70年代にはアメリカン・ソングライターのアルバムのバッキング・ベーシストとしてその名をよく見かけます。

こう言った素晴らしいキャリアとテクニックを兼ね備えた巨匠達が繰り広げるフォーク&ブルー・グラス&オールド・タイム&カントリー&ジャズの要素を含んだジャム・セッション・アルバム。

収録曲は「'A' Train」や「Sweet Georgia Brown」、そして「Going Home」と言ったような古くから知られるジャズやトラディッショナルな名曲から彼らのオリジナル曲まで。
その多種多彩なテクニックが絡まり合って見事なウネリを感じさせる素晴らしいアメリカン・ミュージックを聴かせてくれています。

6曲目の「McKinley's Blues」では「Norman Blake」のそのアーシーでヒューマンな味のあるヴォーカルを聴くことが出来ます。

ラストの「Vassar Clements」と「Dave Holland」のアドリブ・ジャムセッションな「Vassar & Dave」は緊張感溢れる素晴らしい曲です。

Setlist
1.Sweet Georgia Brown (2:53)
2.Sauerkraut 'N Solar Energy (7:33)
3.Old Brown Case (3:58)
4.Take the "A" Train (3:36)
5.Going Home (3:02)
6.McKinley's Blues (4:21)
7.Oconee (5:26)
8.Vassar and Dave

Musicians
Norman Blake:Guitar,Mandocello,Vocals
Vassar Clements:Violin
Jethro Burns:Guitar,Mandolin
Butch Robins:Banjo
Tut Taylor:Dobro,Mandolin
Sam Bush:Mandola,Mandolin
David Holland:Bass



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