2008/5/10  17:46

第一芝浦丸  我愛船艇


海岸通りを南下していると、陸置された曳き船があった。場所は海岸通の東京港建設事務所の前。大時代的な煙突,黒くペイントされた鋲接の船殻であり、これぞ曳き船という形状である。

東京港の整備が本格的となった大正15(1926)年に完成した「第一芝浦丸」は蒸気船である。当時の船舶技術の粋を集めた高性能船であったという。浚渫船やその土砂を運ぶ艀曳き船としておよそ半世紀働き昭和49(1974)年に引退したものという。

つまり自分の学生時代にはまだ就役していたわけで、この船のかたちや途装色の使い分けにはノスタルジーを感じる。そう思うと、運河から東京港に出るあたりに係船してあったような記憶が浮かんでくる。また学校でA級デインギーや端艇を曳いて館山などに行った7号艇と呼ばれた曳船もまた大正の建造で、木造、塗装は灰色、機関は焼玉だった。


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