2005/9/18 1:23
内務大臣の執務室 ひとりごと
毎年9月の第三週末は「文化遺産」の日で各地の歴史的建造物などが一般に公開される。この催しは1984年からはじまり今年で22回目。文化遺産の保護には相当な経費が必要となり、フランスでも年々予算が減っている。ルモンドによると、2002年は5億3800万ユーロだった予算が今年は2億7800万ユーロに縮小。修復工事が中断しているところも多々あるとのことだ。
フランス国内で1万5000以上の建物が一般公開されるなかで、今年初公開の内務省にでかけた。待つこと一時間以上。長い列が内務省の回りを囲んでいたのだが、向かいの5階の窓で一人の若い女性がバイオリンの演奏をはじめた。退屈な待ち時間が優雅な音楽の時間にかわり、一曲終わるごとに拍手がわきおこった。
荷物検査を経て敷地内に入ると、今度は警察の音楽隊の演奏が歓迎してくれた。会議室や大広間を経て、内務大臣の執務室だ。

机の左後ろに、写真建てが飾ってある。現在の大臣二コラ・サルコジ氏とセシリア夫人と息子の家族水入らずの写真だ。回りにいたフランス人から「セシリアさんは新しい恋人ができたって聞くけれど、どうなったのかしらねぇ」などという囁き声が聞こえてきた。
中庭を横切って別館に入った。1942年から44年ドイツがパリに侵攻した際、ここにゲシュタポがつくった独房がいまもそのまま残されている。内務省の敷地内でゲシュタポによる取調べや拷問が行われたそうだ。小さな部屋の壁には取り調べを受けた人たちが書いた文字が刻まれている。
およそ1時間の見学だったが、歴史の一こまを垣間見ることができた。充実感でいっぱいだ。フランスが文化水準の高い国であることをあらためて実感した。
フランス国内で1万5000以上の建物が一般公開されるなかで、今年初公開の内務省にでかけた。待つこと一時間以上。長い列が内務省の回りを囲んでいたのだが、向かいの5階の窓で一人の若い女性がバイオリンの演奏をはじめた。退屈な待ち時間が優雅な音楽の時間にかわり、一曲終わるごとに拍手がわきおこった。
荷物検査を経て敷地内に入ると、今度は警察の音楽隊の演奏が歓迎してくれた。会議室や大広間を経て、内務大臣の執務室だ。
机の左後ろに、写真建てが飾ってある。現在の大臣二コラ・サルコジ氏とセシリア夫人と息子の家族水入らずの写真だ。回りにいたフランス人から「セシリアさんは新しい恋人ができたって聞くけれど、どうなったのかしらねぇ」などという囁き声が聞こえてきた。
中庭を横切って別館に入った。1942年から44年ドイツがパリに侵攻した際、ここにゲシュタポがつくった独房がいまもそのまま残されている。内務省の敷地内でゲシュタポによる取調べや拷問が行われたそうだ。小さな部屋の壁には取り調べを受けた人たちが書いた文字が刻まれている。
およそ1時間の見学だったが、歴史の一こまを垣間見ることができた。充実感でいっぱいだ。フランスが文化水準の高い国であることをあらためて実感した。
