2008/5/8  0:10

町田健介@高槻ジャズストリート  音楽
その後、裏山を高さで300mばかり登ろうと思っていたのだが若いころと違って、単車で走るのも疲れるのである。特に最近のヘルメットは丈夫になっている分重くなっており、首筋が凝って凝って仕方がない。体力づくり&ダイエットのための山歩きはキャンセル。

それから3時過ぎに家を出て高槻へ。
高槻では高槻ジャズストリートと言う催しを行っている。十年になるらしい。
そこで町田謙介と言う東京のブルースシンガーがライブをするのだ。で、大学時代の先輩をさそって見に行くことにしている。それとファイアー大道。知る人ぞ知る、とは言うものの、ま、殆ど誰も知らない49歳の女性。会社員でありブルースギタリスト。年に100本くらいステージに立っているので最早アマチュアとは言いがたい人だけど、じゃプロかって言われるとそうでもないといういい感じ。
エンターテインメント精神に富んでいて素敵なおばはんである。で、その人のステージも直前にあるのでそこにも行きましょうと予定する。
先輩とは二年ぶりくらいに駅で待ち合わせし、居酒屋へ。腹が減っていたのでしこたま食って飲んで、まずファイアー大道の出ているRUSHと言う店へ。大勢の人で混んでいるがぎりぎりブルースをみっちり聞ける広さでなかなかいいお店だ。大阪は塚本のハウリンバーの常連、セッションメンバーが多くサポートしていてその知り合いも多いのだろう、かなり混んでいて熱気にあふれている。45分と言う短さであったが盛り上がって楽しいステージだった。そこを出て町田謙介の出ているお店へ。
歌謡喫茶「昭和40年」と言うけったいな名前のお店だった。ちょっと年上の人たちが昔を懐かしむお店のようである。RUSHとは大きく趣きが異なる。
最初お客も少なくってどうなることなんだろうと思っていたが次第に増えていった。ファイアー大道のながれも大勢。やはりジャズフェスティバルのなかのブルース部門となると少数派だからかな。マニアな雰囲気が漂っていい感じ。
町田謙介は一人でアコースティックギターをかき鳴らしてコーヒールンバやスイングしなけりゃ意味ないよ、や星影のワルツと歌う。ほとんど原曲の影形がなくなる寸前くらいまで編曲した独自のメロディで。声も金属的なビブラートがかかっていて他所ではあまり聞けない。
これまで東京で二度か三度ライブに行ったが、関西では初めて。ギターも上手い。この人は十分に魅力的なのだが売れない。CDを2枚ほど出しているだけだ。音楽で成功するってなんなんだろうと思う。ちょっとブレイクすれば2〜3年で一生食うに困らないくらいのお金を稼げることもあるのに、そうでなければ町田謙介のように50歳すぎて東京―高槻を夜行バスで行き来するような人もいる。
いちがいにどっちが幸せとは言えないが、町田謙介はもうちょっと世間に受け入れられて、もうちょっと金銭的に余裕あってもいいと思うのだ。一体売れる売れないの境目ってどこにあるのだろうと考え込んでしまう。スポーツのように勝ち負けがない、人気の世界。芸能の世界ってほんと理不尽のかたまりだなあ、、、、、
町田謙介の話す様子を見ていてちょっと変な気持ちになった。まあ、町田さんがこの文章を目にすることはないだろうから気にせずに書くと、一昨年、、、いや、その前か。以前亡くなった友人にちょっと似ているのだ。特にMCの際に早口で神経質そうに話しひきつったように笑うところは全くそっくりだった。声がかすれている所も頬がそげている顔も。笑って小さくなる目も。
ライブはこれまた45分で終わり先輩と店を出た。いや、よかった、との感想なので面目を施した。音楽好きの人なので気に入ってもらえるかな、とちょっと気にしていたのだ。そうして、高槻の駅まで歩きながら、あの人○○に似ているなと僕が思っていたように亡くなった友人のことを話した。その亡くなった人は僕とも、その先輩とも非常に仲が良かったので、変な話久しぶりに亡くなった人に出会ったような、奇妙な感覚を持ったのであった。




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