2008/7/13 23:42
「龍が如く 見参!」の「神室町から祇園へ」 ゲーム
□「神室町」から「江戸の祇園」へ
セガのクリエイター、名越稔洋氏が作りあげた「龍が如く」。この「裏社会
を舞台にしたバイオレンスアクション」は重厚なシナリオ、高いアクション
性、何よりも新宿の歌舞伎町をモデルにした仮想繁華街「神室町」のリアリ
ティが圧倒的な傑作でした。続編の「2」ともどもスマッシュヒットになっ
たのは記憶に新しいところ。
ところが、PS3での「龍が如く」は一転、舞台を江戸初期の京都の「祇園」に
移すときいて驚きでした。あの「桐生一馬」がチョンマゲ姿でどんな活躍を
みせてくれるのか?熱い漢の物語の始まりでございます!
※例のごとくネタばれアリアリ、くれぐれもご注意を!
□「関が原」の罠
時は慶長5年(1600年)、天下分け目の「関が原の戦い」が繰り広げられた
そのころ、一人の剣士が徳川の密命をうけていた。その名は「宮本武蔵」。
武蔵は「人斬り」真島五六八と雷鳴の中、警戒厳重な屋敷に侵入、暗殺目標
の要人に斬りつけた。しかしその男の刀には「徳川の家紋」が...
何かがおかしい。脱出した武蔵と真島を迎えにきたはずの徳川の剣術師範、
丸目は二人に冷たく言い放つ、「おまえたちはここで死ぬのだ」。
丸目、そして長剣をふるう佐々木小次郎の包囲をかろうじて逃れた武蔵は
真島を連れて必死の逃亡を企てる。「俺は逃げて生き延びる!」
□「真島」の妹
二人は真島の故郷、近江を目指した。しかし徳川の追っ手は執拗に二人を
つけねらう。「この刀を妹に...」真島はそう言い置いて、追っ手を道
ずれに谷底へと消えていった。
近江にどうにかたどりついた武蔵は、真島の妹「浮世」を訪ね、形見の刀
を渡そうとした。最初は頑なだった浮世もしだいに心を許すようになった。
武蔵は剣を捨てて誓うのだった。「俺はここでお前を守り続ける」
だが平和は日々は続かなかった。浮世は武蔵をつけねらう賞金稼ぎの凶刃
に倒れてしまう。
「あなたなら、きっと出来る...剣で人を救うことが」それが浮世の最期
の言葉だった。
□「祇園」の「掛廻」
月日は流れた。逃亡の途中に出合った「謎の僧」に「逃げてばかりの人生は
つまらん」と諭された武蔵は、僧の勧めに従い京都の「祇園」にやって来た。
金さえあればなんでも買える、過去を問われることもない絢爛豪華な欲望の
町「祇園」。武蔵は「桐生一馬之介」と名を変え、この町で生きていく決意
を固めるのだった。「浮世」に生き写しの遊女、「吉野」の存在もその理由
の一つかもしれなかった。
「掛廻」、祇園におこる様々な揉め事を解決するその生業。祇園の大門近く
「龍屋」を構えた桐生一馬之介の新たな道だった。
(「祇園の龍」の物語は続く)
※「おとゲー」2008/7/11号掲載
