2008/9/17  20:31

『本陣殺人事件』 横溝正史  ■読書

「東野圭吾」名探偵の呪縛を読んで、本格推理小説の密室モノが読みたくなり、、、
 「横溝正史」『本陣殺人事件』を読みました。
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名探偵の呪縛の中でも密室モノの例として紹介されていた作品で、名探偵「金田一耕助」の初登場作です。

単純な密室モノでは終わらず、不気味な三本指の男が登場したり小細工が琴に結びつけられたりと、怪奇色が演出してあるところが「横溝正史」の作品らしいですね。

≪ちょっとネタバレ≫
本文中にも触れられているとおり、トリック自体は「シャーロック・ホームズ」シリーズのソア橋の怪事件の発展型でしたが、、、
独特の怪奇的な演出により、類似性はあまり感じませんでしたね。


-----story-------------
昭和12年(1937年)11月25日、岡山県の旧本陣の末裔一柳家の屋敷では、長男「賢蔵」「久保克子」の結婚式が執り行われていた。
式には一柳家から「賢蔵」の母「糸子」、三男「三郎」、次女「鈴子」、分家「良介」と久保家から「克子」の義父「銀造」が顔を揃えていた。
式は「鈴子」が琴を披露するなどして、何事もなく終了した。

その夜遅く、屋敷内に只ならぬ悲鳴と、激しい琴の音が響き渡った。
「銀造」らが夫婦の寝室である離れへ駆けつけると、夫婦が布団の上で血塗れになって斃れていた。
庭の中央には血に染まった日本刀が突き刺さっており、周囲には足跡一つ残っていなかった。
周りに降り積もった雪のために、離れは完璧な密室状態と化していた。
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ちなみに文庫本には、
■本陣殺人事件
■車井戸はなぜ軋る
■黒猫亭事件
の3篇が収録されています。

顔を負傷して戦争から復員した長男が、異母兄弟とすり替わっているんじゃないかと疑惑を抱く家族。
そんな最中、殺人事件が勃発する… 舞台や設定が、いかにも「横溝正史」作品らしい『車井戸はなぜ軋る』

「横溝正史」「金田一耕助」が初めて出会い、本格推理について論じ合うエピソードが収められ、"顔のない屍体"をめぐるトリックが楽しめる『黒猫亭事件』

『本陣殺人事件』以外の2編も「横溝正史」らしい作品で、3編とも、とても楽しめました。

個人的な好みでは『黒猫亭事件』をオススメします。



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