2008/5/17  2:09

取締役会の交代要求への徹底抗戦?  IT - News
米投資家Carl Icahn氏は15日、Yahoo Inc取締役の
交代を迫るため委任状争奪戦に乗り出すと表明
しました。既にYahoo Inc株4%を取得し更に買い増す
意思も見せています。
Icahn氏は7月3日に開催される年次株主総会で
1年の任期で改選予定のYahooの現在の10名の取締会役員
全員の追い出しを図っているようです。
その後、Icahn氏は彼が指名した10名の取締役会員をYahoo
Incへ送り込み、Yahoo Incへの買収を撤回したMicrosoft
と再び交渉し買収を受け入れるように圧力をかけていく
つもりのようです。

CNET Japanより
「新経営陣でMSとの合併を果たす」--C・アイカーン氏、ヤフー委任状争奪戦の詳細発表

コレに対しRoy Bostock氏は真っ向からNoと返信を送り
ました。

CNET Japanより
米ヤフー、取締役交代求めるC・アイカーン氏に「ノー」

Icahn氏の意見は
Yahoo Incがいくら業績がよかったからといえ
最初にMicrosoftが買収を持ちかけた前日終値の
19.18ドルというYahooの株価に対して、72%もの
プレミアムを上乗せした買収案の受け入れをYahoo
Incを過小評価していると拒否した事は株主に
とって不利益をもたらしたとし(彼によると)多くの
株主が委任状争奪戦を制し現在の取締会役員を交代
させ再びMicrosoftへの買収を試みるように働き
かける事を奨めてくれた。
対するYahoo Incの会長Roy Bostock氏の意見は
CEOのJerry Yang氏を含めた現在の取締会役員は
有能であり、Icahn氏の提案である、既に買収を撤回
したMicrosoftへ再び買収を提案する事が株主の
利益になるとは考えにくく、Microsoft側からは
なんの買収案も出されていないという事が現状。
しかしながらもしMicrosoftでも他の企業でも
十分に株主に利益をもたらすのであれば検討する
姿勢を持っている、という事です。

詳しくは原文のRoy Bostock氏の返事をご参照ください。
Yahoo! Financeより
Yahoo! Responds to Carl Icahn's Intention to Nominate Candidates for Election to Yahoo!'s Board of Directors

果たして、一度撤回を宣言し買収から手を引いた
Microsoftに対して今度はこちらから売却を試みる
事がYahoo Incとその株主にとって良い結果を出す
事になるのかは疑問ですし、そんな事を強行し
もし成功したとしても帝国体質を嫌うエンジニアが
次々退社しGoogleへでも移籍したらYahoo Incには
技術力は残らずMSの多額のマネーは入るものの
そのうち技術企業としての力が失われ結局
Googleに負ける結果になるかもしれません。
シリコンバレー気質のエンジニアという人間は金さえ
あれば仕事内容がなんであれ喜んで働く人種でもなく
やがて人材流出につながる可能性も低くはないでしょう。

とはいうものの、株主の力は強く
先が読めないシナリオが再び続くのかな。

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