2008/5/17 23:24
萩往還250キロ完踏記13−虎ヶ崎のカレーを食す マラニック
玉江駅には、7時前についた。かなりペースが速いので、少しゆとりができたとK田さんは言う。「次、常盤橋通って、萩城跡に行っててくださいよ。どんどん先に行ってください」昨年140キロに出たとき、やはり同じ時間に萩城跡につくために、elemamaさんたちとキロ5分ちょっとのペースで走ったことを思い出した。チャーリーさんが7時までには萩城跡に着かないと、時間内完走が危ぶまれると言っていたからである。去年、常盤橋をわたったとき、白いゼッケン番号をつけた250キロランナーはほとんど走っていなかった。ところが昨年の同時間帯よりも自分のペースは遅れている。
萩市街地に入ると、そろそろ、青(140キロ)や緑(70キロ)のゼッケンをつけたランナーが混じってくる。彼らは我々の白いゼッケンを見て目を見張り、「おはようございます、すごいですね、がんばってください」と賞賛してくれるのはいいが、彼らの足取りのなんと軽く見えることか。いくら追いつこうとしてもこちらは足が上がらない。キロ8、9分まで落ち込んでしまった。このころになると、左足にテーピングをしていた女性ランナーは痛みの限界に来たらしく、歩き始めた。なごやんは彼女の相方の男性ランナーを追って、萩焼会館方面に右折した。男性ランナーはなかなか健脚で追いつけない。ほどなく萩焼会館の前でK田さんに追いつかれた。萩焼会館をビデオに収めたあと、「笠山までキロ10分で行きましょう」と言った。なごやんの足取りから疲労をすばやく感じ取ってのことであろう。K田さん自身は、沿道をいろいろ撮影しながら余裕の走りである。なごやんは、笠山までの5キロは心理的にどうと言うことはないが、足が上がらないという初めての経験をして若干戸惑っていた。自分と同じ笠山までの往路を行くのは青ゼッケンのランナー、多くの白ゼッケンのランナーは道の反対側の復路を来ているところだった。そのとき、道の反対側から大きな声で「なごやんさん!」と呼ばれた。U野先生だった。手を振って応える。ああ、あまり離れていないなと少し安堵する。
続いて、前方から「きゃー、なごやん!」と声をかけられる。カメリアさんと、一緒に走っていたelemamaさんである。ぼーっとして走っていたらしく、だれだか最初はわからなかった。「待ってたのよ、途中のエイドで…」「ごめん、豊田湖の前で絶不調だったんで少し休んでたの」「いけるね、ゴールまで」とelemamaさんは何度も念を押す。「大丈夫、ちゃんとゴールするから」となごやんも何度も答えるが、彼女は心配そうだ。私、そんな悲壮な顔していたのかしら、もうゴールは見えているし、体力的にも持つだろうと楽観的なんだけど。

elemamaさんに元気をもらう(Courtesy of カメリアさん)
明神池には、風穴があって、クーラーのように心地よい風が吹いてくるところである。K田さんはさっと走っていって風穴の画像を撮りに行った。笠山へののぼりは歩こうと決めていた。これから先は萩往還道のために「脚を残して」おこう。早歩きに切り替える。「おたく、歩くのも早いですな〜」と追い越した白いゼッケンのおじさんランナーが言った。「最後ですからがんばりましょうね」と答える。萩市街地で、脚が上がらなくなった理由を考えていて、血糖値が下がっていることに思い至った。もうすぐ虎ケ崎のカレーを食べられる。うれしいことにおなかがすいてきたのだ。だが、笠山のチェックポイントまで上りつめ、さらにカレーのある椿の館までは3キロある。これではもつまい、とふたたびmagic bulletを口にする。今度は嘔吐を亢進させたはちみつではなく、途中のエイドでもらった飴玉である。これでおなかをごまかして笠山へ。ここは日本で一番小さい火山があるといわれているところで、山頂までは道が巻いているため、いつまでたってもつかないというイメージがあるが、140キロを走った去年と250キロを走っている今年とでは、脚の疲労度はともかく、心理的にはあまり差がなかったのが自分でも面白かった。それにしてもなごやんは、いまだに、笠山から虎ヶ崎まで行く正規ルートを知らない。K田さんに尋ねた。「私、去年140キロはコースアウトして、間違った道を通って虎ヶ崎へ行ったんですよ。笠山から降りてすぐのところを右折する細い道。本当の道はどこですか?」「すると、ああ、田んぼの真ん中を通る道ね。あれは距離は正規ルートよりも短いけれど、結局正規ルートよりも時間がかかるんですよ」さすがに萩往還ルートの開拓者ではある。裏道までみんな知っている。笠山で我々がカチッとチェッカーを入れている間に、K田さんは「日本で一番小さな火山の火口をみましたか?」とたむろしている人たちに話しかけながらビデオを撮っていた。それから男性ランナーと3人して、今度は正規ルートを虎ヶ崎へ。今日も天気がよい。萩湾は思ったよりも波が静かであり、エメラルド色の海の上をすべるように波が移動して岸壁に打ち上げる、その景色が素晴らしかった。スピードを競うためにここを暗いうちに通る人の気が知れないわ。なごやんが海を見ながら走っているところをK田さんが絵に撮ったようだ。それから背の高い椿の樹の間を通って虎ヶ崎へと進んだ。
おまちかね!虎ヶ崎、「椿の館」のカレーである。昨年elemamaさんがおいしそうに平らげていたのをよく覚えていて、今年は自分もうどんではなくカレーを食べようと思っていた。チェッカーをいれ、通過時間を係の人に書いてもらって、食券を出す。注文は、むろんカレーである。周りを見回すと、白ゼッケンのランナーはまだ何人もいる。「お富さん!」と懐かしい黄色いシャツを見て声をかけ再会を喜んだ。彼女は食事を終えて出るところだった。彼女にしては少し遅い。疲れがでたのだろうか。じきに追いかけるといって、自分は出されたカレーをぱくついた。おいしかった。となりにすわったK田さんが、「ビールを飲みたいですね〜」と言って立っていった。なごやんもどうしようかなと思っていると、彼はチョンマゲビールを買ってきて、どーぞとなごやんにも分けてくれた。渋くてなかなかうまい地ビールである。よし、これだけおいしくカレーとビールを堪能できたのだ、胃腸は絶好調、身体の疲れも思ったよりはない。これでガソリンを入れて一気に瑠璃光寺までラストスパートだ。
萩市街地に入ると、そろそろ、青(140キロ)や緑(70キロ)のゼッケンをつけたランナーが混じってくる。彼らは我々の白いゼッケンを見て目を見張り、「おはようございます、すごいですね、がんばってください」と賞賛してくれるのはいいが、彼らの足取りのなんと軽く見えることか。いくら追いつこうとしてもこちらは足が上がらない。キロ8、9分まで落ち込んでしまった。このころになると、左足にテーピングをしていた女性ランナーは痛みの限界に来たらしく、歩き始めた。なごやんは彼女の相方の男性ランナーを追って、萩焼会館方面に右折した。男性ランナーはなかなか健脚で追いつけない。ほどなく萩焼会館の前でK田さんに追いつかれた。萩焼会館をビデオに収めたあと、「笠山までキロ10分で行きましょう」と言った。なごやんの足取りから疲労をすばやく感じ取ってのことであろう。K田さん自身は、沿道をいろいろ撮影しながら余裕の走りである。なごやんは、笠山までの5キロは心理的にどうと言うことはないが、足が上がらないという初めての経験をして若干戸惑っていた。自分と同じ笠山までの往路を行くのは青ゼッケンのランナー、多くの白ゼッケンのランナーは道の反対側の復路を来ているところだった。そのとき、道の反対側から大きな声で「なごやんさん!」と呼ばれた。U野先生だった。手を振って応える。ああ、あまり離れていないなと少し安堵する。
続いて、前方から「きゃー、なごやん!」と声をかけられる。カメリアさんと、一緒に走っていたelemamaさんである。ぼーっとして走っていたらしく、だれだか最初はわからなかった。「待ってたのよ、途中のエイドで…」「ごめん、豊田湖の前で絶不調だったんで少し休んでたの」「いけるね、ゴールまで」とelemamaさんは何度も念を押す。「大丈夫、ちゃんとゴールするから」となごやんも何度も答えるが、彼女は心配そうだ。私、そんな悲壮な顔していたのかしら、もうゴールは見えているし、体力的にも持つだろうと楽観的なんだけど。
elemamaさんに元気をもらう(Courtesy of カメリアさん)
明神池には、風穴があって、クーラーのように心地よい風が吹いてくるところである。K田さんはさっと走っていって風穴の画像を撮りに行った。笠山へののぼりは歩こうと決めていた。これから先は萩往還道のために「脚を残して」おこう。早歩きに切り替える。「おたく、歩くのも早いですな〜」と追い越した白いゼッケンのおじさんランナーが言った。「最後ですからがんばりましょうね」と答える。萩市街地で、脚が上がらなくなった理由を考えていて、血糖値が下がっていることに思い至った。もうすぐ虎ケ崎のカレーを食べられる。うれしいことにおなかがすいてきたのだ。だが、笠山のチェックポイントまで上りつめ、さらにカレーのある椿の館までは3キロある。これではもつまい、とふたたびmagic bulletを口にする。今度は嘔吐を亢進させたはちみつではなく、途中のエイドでもらった飴玉である。これでおなかをごまかして笠山へ。ここは日本で一番小さい火山があるといわれているところで、山頂までは道が巻いているため、いつまでたってもつかないというイメージがあるが、140キロを走った去年と250キロを走っている今年とでは、脚の疲労度はともかく、心理的にはあまり差がなかったのが自分でも面白かった。それにしてもなごやんは、いまだに、笠山から虎ヶ崎まで行く正規ルートを知らない。K田さんに尋ねた。「私、去年140キロはコースアウトして、間違った道を通って虎ヶ崎へ行ったんですよ。笠山から降りてすぐのところを右折する細い道。本当の道はどこですか?」「すると、ああ、田んぼの真ん中を通る道ね。あれは距離は正規ルートよりも短いけれど、結局正規ルートよりも時間がかかるんですよ」さすがに萩往還ルートの開拓者ではある。裏道までみんな知っている。笠山で我々がカチッとチェッカーを入れている間に、K田さんは「日本で一番小さな火山の火口をみましたか?」とたむろしている人たちに話しかけながらビデオを撮っていた。それから男性ランナーと3人して、今度は正規ルートを虎ヶ崎へ。今日も天気がよい。萩湾は思ったよりも波が静かであり、エメラルド色の海の上をすべるように波が移動して岸壁に打ち上げる、その景色が素晴らしかった。スピードを競うためにここを暗いうちに通る人の気が知れないわ。なごやんが海を見ながら走っているところをK田さんが絵に撮ったようだ。それから背の高い椿の樹の間を通って虎ヶ崎へと進んだ。
おまちかね!虎ヶ崎、「椿の館」のカレーである。昨年elemamaさんがおいしそうに平らげていたのをよく覚えていて、今年は自分もうどんではなくカレーを食べようと思っていた。チェッカーをいれ、通過時間を係の人に書いてもらって、食券を出す。注文は、むろんカレーである。周りを見回すと、白ゼッケンのランナーはまだ何人もいる。「お富さん!」と懐かしい黄色いシャツを見て声をかけ再会を喜んだ。彼女は食事を終えて出るところだった。彼女にしては少し遅い。疲れがでたのだろうか。じきに追いかけるといって、自分は出されたカレーをぱくついた。おいしかった。となりにすわったK田さんが、「ビールを飲みたいですね〜」と言って立っていった。なごやんもどうしようかなと思っていると、彼はチョンマゲビールを買ってきて、どーぞとなごやんにも分けてくれた。渋くてなかなかうまい地ビールである。よし、これだけおいしくカレーとビールを堪能できたのだ、胃腸は絶好調、身体の疲れも思ったよりはない。これでガソリンを入れて一気に瑠璃光寺までラストスパートだ。
2008/5/20 21:53
投稿者:なごやん
2008/5/20 21:33
投稿者:まるちゃん
キャー!!
ここでまた、エレママさんと会えんですね〜。
なごやんさんとエレママさんのツーショットは嬉しいな!
ここでまた、エレママさんと会えんですね〜。
なごやんさんとエレママさんのツーショットは嬉しいな!

なごやんはいつも彼女の言葉を大事に大事にしています。