2005/10/6  1:51

Song for My Father  a day in my life
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先週末3日間の放浪。
その道中はいろんな偶然と不思議に満ちた体験もあったけれど,詳しい中身は忘備録としてまた後で記すことにする。

さて土曜日,帰り際の出来事。
(純粋にFamily Affairな話。ドキュメンタリータッチなんでそのつもりで。)

この日も朝から歩く歩く。夕方,ホテルへ預けていた荷物をピックアップして,タクシーで浜松町駅へ向かう。
運転手さんと「貿易センタービル側は混みますよねー」などと世間話しながら芝公園沿いを走っていると,携帯に着信。珍しくお袋から。
涙声で「お父さんが入院した」
「!!!」
僕はかなり慌てていたんだと思う。
病院の名前も聞いていなかったし(または聞いたけど頭に残らなかった),タクシーを降りるときDMRの袋をひとつ忘れて運転手さんが階段の上まで追いかけてきた(ありがとう)。
空港からお袋の携帯へ電話するも病院内で電源オフらしく繋がらない。
フライト中,あらぬ想像ばかりがふつふつと湧いてきて落ち着かない。
親父はかなりハードかつ数奇な人生を送ってきた人で,とにかく我慢強い性格なのだ。それが急に入院?重いのか?意識はあるのか???・・・

着陸後,タクシーに飛び乗る。
病院の名前も分からないのに・・・と思っていたら,運転手さんがカーナビで実家近辺の病院を検索してくれた。電話番号も分かる。
かかりつけの病院の名前を思い出して,そこに電話すると・・・ビンゴ!!
そのまま高速でダッシュ。
9時頃病院に着いて救急外来へ。

お袋を発見。思わず「大変だったね」と抱きしめてトントンと背中をたたく。お袋に抱きつくなんて何年振りだろう?
で当の親父は,ベットの上で点滴中ながらもニコニコ。
良かったー・・・全身から力が抜けてヘナヘナ。
話を聞くと,この2,3日で急に体調が悪くなったので,自分で車を運転して(!)病院を訪れたとか。そして検査の結果「あなた即入院!」ってことになったそうで。
「白血球の値が増加」「右下腹部に強い痛みがある」
・・・ずばり虫垂炎の症状ですね。

そして,翌日曜日は救急車で転院して精密検査。
「虫垂炎。すぐ手術しちゃいましょう!」
外科医と麻酔医からしっかりインフォームド・コンセントを受けて,その1時間後にはもう手術開始。
「手術待合室」なるものに生まれて初めて入る。
持ってきた村上春樹の『東京奇譚集』を読んでいると,あっという間に手術終了。
外科医に呼ばれて,今まさに取り出してきた「虫垂」を見せられる。「ここが炎症を起こして・・・」
ちょうど奇譚集の『腎臓石』に差しかかっていたので,不思議なデジャブ感。
後で聞いた話では,親父はなかなか麻酔が効かなかったらしい(大酒飲みだから?)。
麻酔が効くまで,自分がダム建設技術者だった頃のケガの話を医師達としていて,それが外科医にはかなり興味深かったらしく,なかなか寝かせてくれなかったとか(笑)

術後も良好で,後は傷の快復を待つのみ。
仕事漬けの生活から抜け出せたと思ってまあゆっくり休んでくださいな!

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