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■映画・ビデオ
スレッドアイコン 「KYOKO」&イランはじめエスニック映画
日本国内 スレッドマスター:- 投稿日時 2004/2/20 23:08
アクセス数:3674 更新日時 2005/7/18 2:07
自分の映画ベスト20は、ジェレミー、いそしぎ、ふたり(大林宣彦監督)、男と女、ライアンの娘、オズの魔法使い、旅情、卒業、おもいでの夏、ある日どこかで、カサブランカ、さびしんぼう、ローマの休日、愛人/ラ・マン、夢(黒澤監督)、幻の光、シェルブールの雨傘、時をかける少女、ベニスに死す、悲しみよこんにちは・・みたいな感じですが、それらの別枠として、村上龍監督の「KYOKO」(1995)があります。

高岡早紀演ずるヒロインのアメリカ〜キューバロードムービーテイストなんですが、当時恵比寿ガーデンプレイスで見たこの映画を思うと、ある種のバイタリティーを持ちたい・・と思う。ビデオも買って、最近見直したりはしてないけれど「KYOKO」、見て感動した方、いらっしゃいませんか? 上記、またそれ以外の映画のことでもOKです!

出版物の表紙で使用許可受けたものは著作権表示(C)を付けてアップすることにします。

一応自分の他のスレッドです。
「About ユーミン」(←つれづれ日記みたいな感じもありますが・・)

「遍路」(←ショート・ストーリーです。よろしかったら読んで、何か感想あればいただければ嬉しいです。)

「自分を支えた(救った)この1曲!」(←そのままです。)

淀川長治さんの「KYOKO」解説

(C)幻冬社
 
ページ 1|23
58 トーク・イベント
投稿者:- 投稿日時 2005/11/28 00:20:07
更新日時 2005/11/28 00:32:18
53の東京フィルメックスでの、クロージング作品ジャリリ監督の「フル・オア・エンプティ」は見れませんでしたが、その前のトークイベント「イラン映画最前線 ナデリ&ジャリリ」は見てきました。

会場に着いたのが開始後で、すでに満席状態で、色々二人の監督、特にナデリ監督がキアロスタミ監督との思い出を交えて、イラン映画の歴史について語っていましたが、後方で立ち見でしたし余り集中力がなく。

最後に質問コーナーがあり、機会があれば、ジャリリ監督の麻生久美子の起用にからんで、二人に他に興味のある日本俳優はいるか、気になる日本人監督は?とか聞きたかったですが。

指名された最前列の男性が、ジャリリ監督(ユーモアもあり穏和そうな雰囲気)に「麻生起用をきっかけに世界を又に欠けて作品製作する気はあるのか?」という旨の質問をし、その答えとして、「この世界のあらゆる場所が舞台だと思っているし、日本は特に気に入っている・・」とのことで。

イラン人映画監督の日本舞台作品というのもどういう風味になるのか、見てみたいものです。

ブログトークの方でも、どういうお付き合いになるかわかりませんが、折あれば宜しくお願いします。(気付けば12時を過ぎてしまっており、まだ投稿できるのだろうか?・・と思いつつ)
57 >54
投稿者:- 投稿日時 2005/11/27 00:49:53
更新日時 2005/11/27 00:51:57
作品では、経済的に切羽詰ったイスラエル一家の拠り所、としてフリーゾーンでの取引が描かれており、その殺風景な景観からも、闇の世界・・というイメージがわきましたが、実際は一般の方でも節約のため利用するような場なんですね。

ナタリー・ポートマンは、イスラエル人の医師の父と、アメリカ人の母との間に生まれたらしく、(アラブ系の可能性もあるかもしれませんが)おそらくユダヤ系でしょうか。とにかくイスラエル生まれのそういう背景も今回の起用の要因かと思われます。

「レオン」以上のインパクト、なかなかお目にかかっておらず、本作もハンナ・ラスロの方が高評価だったようですが、彼女のルーツ的な中東のエキゾティックさのある作品での演技、ちょっと新鮮でもありました。本作は日本での正式公開は未定のようですが、中東訪問・在住経験おありだったり、ナタリーファンの方は特に一見の価値あり、ではないでしょうか。


AOLにも確認してみましたが、どうもダイアリーに出来たブログトークが新MBにあたるようで、53に書いたように、スレッド立ててみたりしましたが、私もこの機会にマイペースで書き込むダイアリーを、とも考えています。

新MB、形態的にはあまり今と差がない気もしますが、AOL会員以外でも参加できるようですし、より多くの映画ファンが、それぞれの尊厳が守られ(という大層なことでもないのかも知れませんが)、誰にも気兼ねなく、自由に自分の見た作品の感想を投稿出来る、そういう場にリニューアルすることを願いたいものですし、投稿数の多い方には、作品の感想発表と共に、そういう方向でのご活躍も、期待したく思います。

投稿編集の度に投稿のお知らせメールが届いたり、まだ色々未整備のようですけれど、とにかく、もっと投稿しやすい雰囲気になればいいですね。

あらためて、自分の立てた他スレッド及び当スレッドへ投稿いただいた皆さん、どうもお世話になり有難うございました。
56 >55 スミマセン
投稿者:- 投稿日時 2005/11/26 00:56:19
更新日時 2005/11/26 00:56:19
入力途中でエンターキーを押してしまいました。
なんか最後にドジってしまって・・・・ワンワンワワン(童謡いぬのおまわりさん風に)

チョット自分が情けない はなこ
55 >54 あれ?
投稿者:- 投稿日時 2005/11/26 00:33:35
更新日時 2005/11/26 00:33:35
はなこさん投稿下さったようですが、途中でしょうか?

リンクうまくいかなくって何度か編集してた関係で、トラブってなければいいんですが・・。
54 >53 そこで実際に車を購入しました
投稿者:- 投稿日時 2005/11/26 00:27:37
更新日時 2005/11/26 00:52:29
>ひょんなことから、(実在するらしい)ヨルダン、シリア、イラク、サウジの国境にある
中古車売買ので きる”フリーゾーン”に向かう貫禄の婦人ハンナの車に同乗する
アメリカ人女性役で、ナタリー・ポートマンも出ていたのが意外。


ヨルダンとイラクの国境近くにザルカというフリーゾーンがあります。
駐在中は車無しでは生活出来ないところだったので、
そこで実際に車を購入しました。

今ひとつ仕組みが不明なのですが、英字紙によく「中古車譲ります」という広告が出ていて、
通常は海外からの駐在員が帰国の際に個人取引をしているわけですが、
その中にたまたまMAZDAのディーラーの広告があり、
私達家族は新古車(ショールーム展示車)を購入することになったのです。

実物は国境近くのフリーゾーンにあるとかで、ディーラーの社員の車でそこまで行きました。
イラクへと向かう道路以外何も無いところ(だだっ広い土漠の平原)に
突然金網で囲まれた一画が現われるといった感じでした。

別に市内のトヨタや日産のディーラーで新車を購入すれば、
面倒な手続きもなくて済むはずですが、なんせ馬鹿高い関税がかけられ、
日本での購入価格の2倍近い価格です。
我が家はケチな性分なので、面倒を承知でそのフリーゾーンで車を買いました。
新車を買う価格の半分くらいで買えたと記憶しています。これも今となっては良い思い出ですね。

ナタリー・ポートマンは確かイスラエル生まれだったと思います。
彼女自身がユダヤ系なのか、あるいは親の仕事の関係でたまたまそこで出生したのかは不明。
ということから、中東地域は案外馴染みのある土地かもしれません。

このMBも残すところ後2日。そう考えると名残惜しいですね。
私も気軽なHP感覚でスレッドを私用してしまいました。
賛否両論あるかと思いますが、楽しませていただきました。
なにぶんモノグサな者ですから今まで二の足を踏んでいたのですが、
これを機会にダイアリーに挑戦してみようかなと考えております。

楽しくタメになる(本当に勉強になりました)スレッドを長い間ありがとうございました。
今後の益々のご活躍をお祈りしております。

はなこ
53 「フリー・ゾーン」
投稿者:- 投稿日時 2005/11/26 00:15:10
更新日時 2005/11/26 00:28:41
開催中の東京フィルメックス(http://www.filmex.net/index.htm)の、都合つきそうな日時で応募した、イスラエルのアモス・ギタイ監督作品「フリー・ゾーン」(05')(←関連サイトです)招待券届いたので昨日見てきました。

同監督作品は、オムニバス「セプテンバー11」での、自爆テロの騒然とした実況中継のような短編以来。イスラエル人女優ハンナ・ラスロがカンヌで最優秀女優賞を受けた作品ですが、ひょんなことから、(実在するらしい)ヨルダン、シリア、イラク、サウジの国境にある中古車売買のできる”フリーゾーン”に向かう貫禄の婦人ハンナの車に同乗するアメリカ人女性役で、ナタリー・ポートマンも出ていたのが意外。

冒頭10分程続く涙ぐむナタリーの横顔アップ+哀愁ある曲調の民族音楽のオープニングは印象的。イスラエル人婚約者と喧嘩別れしたナタリーや、ハンナの背景が、折にふれ重なる映像でフラッシュバックしながら進む個性的ロードムービー・・というか。

終盤パレスチナ女性もからみ、根深い民族問題、闘争、また束の間意気投合しても、異なる背景を持つ人間同士が理解し合うということの困難さ(逆に言えば理解し合えないはずの関係の中にも、心情的に寄り添える時はある・・というか)を示す、あっさり冷笑的・コミカルともとれるラストでした。

今回東京フィルメックスでは、イラン作品はモフセン・マフマルバフの「カンダハール」以来の新作「セックスと哲学」、52で書いた麻生久美子主演作品予定のアボルファズル・ジャリリ監督の「フル・オア・エンプティ」が招待作品に。

どちらも最終日27日に上映ありますが、前者はどうも時間的に無理で、後者は、その前のトークイベント「イラン映画最前線 ナデリ(イラン出身でN.Yをベースに活躍中のアミール・ナデリ監督)&ジャリリ」と共に、難しいかもしれませんが、もし都合つけば見てこようかと。

もしかして、これが当スレッドへの最後の投稿になるかもしれませんが、思えば工藤夕貴が出ている、ということで見た「風の絨毯」がきっかけでボツボツ見始めたイラン映画(+いくつか「KYOKO」がらみ、他国の作品)でしたが、一昔前なら余り興味がわかなかったであろう作品群です。

やはり年月や身辺の変化等で好みも変わるのか、どうもハリウッド系・アクション系の派手な方向には嗜好が向かなくなり、こういう一見地味渋い味わいの方が(意外と微妙なコミカルさもあったり)落ち着く感じで、こちらへの投稿もベースになって見てきましたが(思えば交流が趣旨のMBに、ではなく自分のブログなり作成して書き込むべき方向だった気も)、自分の何らかの糧になっている、と思いたいです。これまで貴重な投稿下さった皆さん、有難うございました。


また、たまたま見たスレッドにそういう投稿があり知りましたが、これが本当に新たなMBにあたるのか?謎ですし、スレマスや投稿者名は?等、使い方もよくわかりませんが、昨日ダイアリーに掲示板機能が加わったようで、とりあえず試しにスレッド立ててみたりしました。(http://diary.jp.aol.com/bbs/142991906.htm"

52 麻生久美子、イラン映画ヒロインに
投稿者:- 投稿日時 2005/9/26 02:15:07
更新日時 2005/9/26 02:15:07
日本人俳優がイラン映画に出たのは、これまで自分の知る限りイラン・日本合作「風の絨毯」('03)の工藤夕貴、柳生美結、榎本孝明達位でしたが、麻生久美子が「カンゾー先生」での演技を名匠アボルファズル・ジャリリ監督にみそめられ、来年公開のイ・日合作「Hafez(ハフェズ)」のヒロインに抜擢されたとか。(彼女を最近見たのは「eiko」ですが、そう言われればイスラム的エキゾチックさが?)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2005/08/15/02.html

日本人がペルシャ語を話すシーンは、「風の・・」で榎本孝明がひたすら「大丈夫」の意味の「ハッレス!」を繰り返していた覚えしかありませんが、今回ヒロイン、しかもイラン人という設定とのことで、結構なレベルの習得は必要だったでしょうし・・記事によると5月からの撮影ではペルシャ語の発音も上手く出来た、と監督は彼女を絶賛してるようですが、そこらへんも含め楽しみです。
51 「亀も空を飛ぶ」
投稿者:- 投稿日時 2005/9/26 02:08:24
更新日時 2005/9/26 03:20:11
バフマン・ゴバディ監督の「亀も空を飛ぶ」(←関連サイトです)。彼が俳優として出ていた「ブラックボードー背負う人ー」同様、祖国を持たず4つの国々に分散して住むクルド人、という宿命を背負った子供達の健気でハードな日常。

例によって素人の子供の起用でしたが、リーダーの少年の躍動感、実際両腕のない少年の存在感、色んな状況に泣き笑いの幼い少年達、哀しみを湛えた少女等、なかなかのキャスティング。

片や孤児たちを仕切る少年に象徴されるように、とりあえず明るくたくましく日々”生きる”姿、それと対照的な、受けた痛みをぬぐいきれない少女は、昨年の「アフガン零年」のヒロインの少女同様、ただその場所に、その民族に生まれた・・それだけのために強いられた運命を背負った、哀しい瞳の佇まい。

久方に、日本の子供、また日本(人)そのものの、普段無意識の空気のような平和・豊満さetcが思われ、そういう意味でも、切実なドキュメンタリー的見応えある作品。「私達クルド人は生まれたとたん、大人として生きなければならない・・」という監督談が響きます。

また、一時の”幻想”であっても、彼らが自分達の希望のため、アメリカのイラク攻撃でのフセイン打倒に期待を抱かざるを得なかった状況・・アメリカに憧れを持つ少年の姿、も切ないものが。

「・・空を飛ぶ」というタイトルから、救いのニュアンスがあるのかとも思いましたが、さすがにイラン作品、身もふたもない・・というか、シビアな現実そのままの終止符。

ただ、タイトル中の「亀」についての、子供を背負う少女の姿が亀のようで、彼女が自由になるため”荷物”を置かねば・・と思った旨のパンフの監督談や、マジッド・マジディ監督の「運動靴と赤い金魚」等で、癒し・安らぎの象徴として用いられた金魚を、少年が探して少女に贈ろうとするくだりなど、監督の彼らに寄り添う慰めの目線が伺えて印象的でした。

岩波ホールを皮切りに、順次全国公開されるようです。

50 >49
投稿者:- 投稿日時 2005/8/14 02:21:05
更新日時 2005/8/14 02:21:05
久方の投稿有難うございます。部長さんには昨年も、アジア・フォーカス(サイト拝見して、やはり福岡というアジア大陸寄りの地点にいわれあるイベントと知りました)のレポートいただいていました。

「柳の木のように」はマジッド・マジディ監督の「少女の髪どめ」(01)以来の長編作、とのことでこれは後日DVD・ビデオ化期待できそうでしょうか。今年春東京での「アラブ映画祭」で、(多分日本で初めて)「少女ジヤーン」を含むイラク作品の上映があり、イラクもそもそもは豊かな芸術文化を持つ映画大国だったとのことで、興味ありましたが見逃しました。また何かの折あればチェックしたいです。
49 アジア・フォーカス2005
投稿者:- 投稿日時 2005/8/13 01:03:02
更新日時 2005/8/13 01:03:02
http://www.focus-on-asia.com/j/work/index.html
 9/16〜25の開催です。イラン映画は「生きるために」(2005)、「母ギネーラ」(2005)
「こんなに近く、こんなに遠く」(2005)、「柳の木のように」(2005)の4本が上映されます。
ついでながらイラク映画も1本、「少女ジヤーン」(2002)があります。
「生きるために」は試写で見れることになり、とりあえずは確保。
 仕事の時間の関係もあってこの期間に、はたして何本のアジア映画が見られるのか。
楽しみでもありますが、大変な日々になりそうです。
 
48 「少女へジャル」
投稿者:- 投稿日時 2005/7/18 02:18:46
更新日時 2005/7/18 02:42:02
その後多少インド映画等見てそれなりにおもしろかったりしましたが、書き込まず放置していたスレッドですが、トルコの女性監督ハルダン・イペクチ監督の「少女へジャル」(’01)(←関連サイトです。作品紹介のサイトにうまくリンクできずこのサイトにしましたが、中ほど左の”「少女へジャル」監督インタビュー第一弾”をクリックしてご覧下さい)新作DVDで見たので久方に。

トルコは以前旅行したしそこの映画興味ありますが、見たのは多分初めてだと。クルド人問題に初めて取り組んだ作品だそうで、国内で上映禁止になり裁判で勝訴・・といういわくつきらしく。

クルド人を背景にした作品では37で書いた「ブラックボードー背負う人ー」を見ましたが、今回は、孤児となった5歳のクルド人少女と成り行き上彼女を家に置くことになったトルコ人の老人が中心。

最初は打ち解けず頑なだった関係でしたが、老人は徐々に彼女のいる生活に潤いを感じ、コミュニケーションのため嫌っていたクルド語を覚えたり・・という構成的にはよくある老人と子供の触れ合いの物語ですが、社会問題の背景もあり、切ない一面も。

オーディションで選ばれたヒロインの少女、最初は地味な印象でしたが見ていくうちになかなか微妙な仕草が上手いしチャーミングに映り、DVDに付いていた素顔の映像も可愛かった。ラストは少しほろ苦かったですが。やはりこういうテンポの作品も結構好ましい、とあらためて。

(コメント・感想、投稿でもメールでも結構です。後者で返信不要・こちらに書いた方がいい場合その旨コメント下さい。)

47 スレッドについて
投稿者:- 投稿日時 2004/11/20 14:21:07
更新日時 2004/11/20 14:21:07
当初、レンタル店での在庫もすぐに尽きてしまうだろう・・と思っていたイラン映画、思ったよりも品揃えがあり、村上龍関連作品に寄り道をしながらボチボチ鑑賞して書き込んできましたが、近隣のレンタル店に未見のものは自分の知る範囲でそろそろ見当たらなくなってしまいました。

一応今までの鑑賞作品書き出しておこうかと思いますが、もし下記以外で(レンタル店にありそうな)イラン作品ご存知の方がおられたら、情報お願い致します(店でも聞いたのですが、国別の在庫検索は出来ないらしく)。

風の絨毯(’03)、運動靴と赤い金魚(’97)、少女の髪どめ(’03)、太陽は僕の瞳(’99)、カンダハール(’01)、友だちのうちはどこ?(’87)、そして人生はつづく(’92)、オリーブの林をぬけて(’94)、ホームワーク(’89)、ふたりのミナ(’00)、街の陰(’01)、クスノキの匂い、ジャスミンの香り(’00)、チャザベーへの旅(’95)、セプテンバー11(’02)<サミラ・マフマルバフが参加のオムニバス作品>、白い風船(’95)、柳と風(’99)、ブラックボード背負う人(’98)、トラベラー(’74)、
桜桃の味(’97)、風が吹くまま(’99)、ABCアフリカ(’01)、10話(’02)、クローズ・アップ(’90)、チャドルと生きる(’00)

思いの他素朴、斬新だったり、なかなか味わいあったイラン作品、今後も映画祭等の折に鑑賞していければ・・ですが、とりあえず今後は中近東〜西アジアあたりの作品に範囲を広げてみようかと思い、そこら辺のお勧め作品ももしあれば、ぜひご紹介下さい。スレッド名も一応「イランはじめエスニック・・」に変更しようかと。

また、鑑賞日記風の地味〜なテイストになった当スレッドに、初期レスいただいた(旧)ハルさん、Tivoliさん、唯一「KYOKO」がらみで反応いただいたAtarimeさん、イラン作品への感想、情報いただいた部長さん、よたこさん、どうもありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。

46 「チャドルと生きる」
投稿者:- 投稿日時 2004/11/20 14:13:39
更新日時 2004/11/20 14:14:15
ジャファル・バナヒ監督の「チャドルと生きる」(’00)(←関連サイトです)見ました。以前に見た同監督の「白い風船」の素朴さとは異なって、様々な国際賞も受賞しており、評価は高いけれど、イラン国内では上映禁止になったという問題作。

映画祭での「街の陰」以来の、男子より細かい制約を受ける、チャドルをまとったイラン女性の現実的な闇の部分を描いた作品でした。男の子が生まれないと離縁されかねない、とか基本的に「学生」か「妻」でなければ身分証明書がないとバスのチケットも買えないし、ホテルにも泊まれない等。

脱獄し、何とか故郷に帰ろうとする少女、不本意な妊娠に堕胎のすべを求める少女、おそらく貧しさのため、幼い子供を道端に置き去りにし、善意の人に保護されるのを祈って見守る母・・どの人物も精神的には真摯に描かれ、余儀なく不運な方向に追いやられた・・という印象を受け、オムニバス風というか、半日の内にそういう様々な苦悩をかかえた女性がリレー方式で登場してくる構成が、巧みに感じました。

45 「クローズ・アップ」
投稿者:- 投稿日時 2004/11/10 00:26:35
更新日時 2004/11/10 00:26:35
キアロスタミの「クローズ・アップ」(’90)(←関連サイトです)を見ました。ビデオ箱の解説では、イラン作品では珍しく「最高級サスペンス」!とか書いていましたが、内容は、マフマルバフ監督になりすました男性がある一家を詐欺にかけたという実話を元にしたまあ他愛ない話で・・どこが?!っていうか。

でも、この映画好きの普段うだつのあがらない男性が、ふとついてしまったウソにより、ある一家から尊敬を受け、家族を出演させた映画を撮るというでっちあげに、「人が自分に従ってくれる」という初めての快感を得てその妄想から抜けられなくなった・・という彼なりの心理状態が、裁判所での訥々とした供述から伺え、地味ではあるけれどなかなしんみり+滑稽+ユーモラスな味わい。

後日、本物のマフマルバフ監督が登場して励ましたり、一家への謝罪時に手土産に買った植木鉢の赤い花がバイクに揺れていたのが、この作品の暖かさかも、と。

それを同時進行でキアロスタミ監督が撮影するという設定からも、いつもながら妙な現実感、というか
ドキュメンタリー的な趣でした。

44 「10話」
投稿者:- 投稿日時 2004/10/24 23:25:52
更新日時 2004/10/24 23:31:09
やはり「おめでとうキアロスタミ!」特集で、「10話」(←関連サイトです)を見ました。今回は「ABCアフリカ」の倍くらい観客がいて、女性も半数占めていたようでした。

「ABCアフリカ」で、デジタル・ビデオが自分の映画作りにぴったりだと感じたらしいですが、今回も2台のDVをダッシュボードに据えて、車中での、運転手の女性と次々乗ってくる人物との会話のみの構成・・やはり、意表をつかれる・・というか、これで1本映画が出来るんだ、というとても低予算そうな作品。

主人公の運転手の女性は、離婚した夫の元にいる息子を乗せた時はガンガン言い合いをしていたけれど、その他様々な境遇の女性相手の時は淡々と、失恋話、娼婦の人生観、老婆の信仰心等に淡々と耳を傾けるチャドルをまとった知的美人・・で、マニア・アクバリというおそらくプロの女優さんでした。

印象的だったのは、失恋して悲しんでいるのは同様だけど、ひたすら号泣し続ける友人には「みじめじゃないの!」と、同情というより叱咤する一方、髪を剃ってしまいほろりと涙を流して抑えた悲しみを表す女性には「辛いわね・・」と静かな共感を示していた態度の差・・

わかる気がする、というか心情的にはありふれた光景なのでしょうが、イラン映画でこういう普遍的な女性の姿を見たのは、他では映画祭での「ふたりのミナ」くらいで、珍しい気がしました。

43 「ABCアフリカ」
投稿者:- 投稿日時 2004/10/21 00:08:47
更新日時 2004/10/21 00:11:23
「おめでとうキアロスタミ!」特集で、都合ついたので「ABCアフリカ」(’01)(←関連サイトです)見てきました。レイトショーということもあってか終了後見渡すと観客はざっと15〜20人位で、女性は2人・・他のキアロスタミ作品ならもう少し女性の割合が多いのか?こんなものなのか・・。

キアロスタミがアフリカのウガンダでデジタル・ビデオで撮ったドキュメンタリー作品でした。2200万人の人口に内戦、エイズにより160〜200万人の孤児がいるという、世界でも最貧国の一つというこの国、電灯もテレビもなく、日没で一日が終わる・・先日の「らくだの涙」のモンゴル同様素朴は素朴でしたが、こちらはかなり強烈!な素朴でした。

働き手である男性の死亡者が多いため、子供の扶養は母親や祖母の手に委ねられ、11人の息子を失い、35人の孫をバナナ栽培で養ってる!老人とか珍しくなく、女性グループ団体の指導の元、小グループで貯蓄を行ったりして協力しながら暮らしている状況・・。

また、カソリックの国ゆえ、いかなる避妊も教義に反するためコンドームの使用を奨励していない・・という状況がエイズ慢延に繋がっているという宗教上というか、思想上の問題も。

もちろんエイズ施設での患者達の空虚な表情、布で巻かれて運ばれる小さな子供の死体等現実的な闇の場面もありましたが、概して、キアロスタミのカメラの向こうの子供達は(ヤラセではないとは思いますが)無邪気な笑顔で跳ね回り、女性達は民族音楽にのせて歌い、踊り・・そのエネルギッシュさが圧巻でした。ヤケクソ的な・・ということではないのでしょうが、とにかく日々を生き抜いている底抜けのパワーというか、力強さを感じました。

キアロスタミ自身「自然や人々について言えば、ウガンダはとても美しい国で、ひどく貧しい暮らしにもかかわらず、人々の内面は計り知れない豊かさに満ちている」とのことで。

オーストラリアからのインテリっぽい夫婦が、路上で拾われ素性も不明の、「ABC」という文字の入った服を着た女の子を養子にして抱き上げている姿も印象的でした。

42 「風が吹くまま」
投稿者:- 投稿日時 2004/10/13 00:16:12
更新日時 2004/10/13 01:09:44
キアロスタミ監督の「風が吹くまま」(’99)(←関連サイトです)を見ました。

ある村に珍しい形式の葬儀があるとのことでTV製作クルーが取材に訪れますが、当てにしていた!?老婆の容態は一進一退・・でなかなか葬儀が行われるメドがつかず。

お話的にはほとんど起伏ないですが、村の人々の日々の暮らし、老婆の情報提供してくれる少年、携帯電話がかかって来るたび、電波が通じる丘へと車を走らすキアロスタミ監督作品でお馴染みのジグザグ道etc、主人公のディレクターが村で過ごす様子が一人芝居的に描かれていました。

終盤、老婆の死を待っていたはずの彼が、いつのまにか老婆の元に医者を案内したり薬を届けようとしたり・・という場面で、医者と相乗りバイクで駆けていく黄金色に輝く麦畑はじめ、「太陽は僕の瞳」よりは素朴でしたが豊かな自然美や、懸命に起き上がろうとするカメ、等の何気ないシーンが、「桜桃の味」にも通じる死→生への転換というテーマを象徴するようで。

やはり淡々とした趣ながら、また忘れた頃に見てみたい気がする作品でした。


キアロスタミといえば、高松宮殿下記念世界文化賞受賞記念とのことで、今渋谷ユーロスペースで
「おめでとうキアロスタミ!」作品上映されています。(あまり触手の動く方はいないと思いますが一応http://www.eurospace.co.jp/detail.cgi?idreq=dtl1094523247

「オリーブの林をぬけて」のロングショットなんてぜひスクリーンでも見たかったんですが、レイトショーということもあり、未だに1本も行けてないのですが、レンタルビデオでも在庫なさそうな「ABCアフリカ」「10話」は都合がつけばぜひ見てきたいものです。

41 >40
投稿者:- 投稿日時 2004/9/24 13:12:27
更新日時 2004/9/24 13:12:27
部長さん、わざわざレポートをありがとうございました。

以前ご紹介いただいた作品に加えて、自分のイラン映画リストメモに追加しました(「ザ・リザード」は、私がイラン映画を見始めたきっかけになった日本・イラン合作「風の絨毯」のカマル・タブリーズィー監督作品とわかりました)。

そろそろレンタルビデオで見れそうなイラン作品も残り少なくなってきて、映画祭等で、ご紹介いただいた作品も見る機会があれば・・と願っています。
40 アジア・フォーカス2004・レポート
投稿者:- 投稿日時 2004/9/21 08:46:25
更新日時 2004/9/21 08:48:27
 今年の福岡アジア・フォーカス2004が終わりました。
 なぜか結構イラン映画を見ています。
 ★「ザ・リザード」(2004)刑務所から逃走した泥棒が、聖職者に化けておこす
   コメディです。今日のイラン、イスラム教。なかなか見聞しない事柄なので
   興味深々。おすすめです。
 ★「ママのお客」(2004)貧乏家族のところにやってくる新婚夫婦。さて、どうやって
   二人をもてなすのか?同じ庭を持つ近所付き合いで、人間関係でドラマが
   出来ました。
 ★「冷たい涙」(2004)羊飼いのクルド人女性ゲリラと、地雷撤去のイラン兵の
   ちょっと悲しい物語。吹雪で閉じ込められた二人だけ洞穴。緊張感があります。
   地雷を扱った映画にハッピーエンドはないようです。
 
39 「桜桃の味」
投稿者:- 投稿日時 2004/9/13 02:43:33
更新日時 2004/9/13 02:49:06
キアロスタミ監督の「桜桃の味」(’97)(←関連サイトです)を見ました。同年カンヌ映画祭のパルムドール受賞作品らしく、キアロスタミ監督の代表作の一つですが、内容が内容だけにちょっと後回しにしてました。

要は何らかの理由で、死のう、と決心した男性がその助けをしてくれる相手を探して車で彷徨する・・という変り種ロードムービーと言えるのかも、です。ジグザグ3部作の仲間?というような。

当然、頼まれた人々はひいてしまいますが、ある老人は、承知はするものの、自分が自殺を思いとどまった話を淡々と彼にしてくれて・・その間の車の走る場面が、黄金色の高原に淡い色の木々が点在していて美しかったです。人生の素朴な喜びを伝えようとする場面にフィットしてるようで。

その時の彼のセリフの中に一度だけ出てくる「桜桃の味」というフレーズが、彼の言わんとする色んなことを象徴的に物語っているようでした。

結末は、案の定、というか、それってあり!?みたいなドンデン返し・・で。娯楽性は全くないですが淡々とした風情が残る作品でした。忘れた頃に再び見てみたい気がしました。

38 「トラベラー」&「誰も知らない」
投稿者:- 投稿日時 2004/8/30 03:26:08
更新日時 2004/8/30 03:27:29
キアロスタミ監督の長編処女作「トラベラー」(74’)(←関連サイトです)を見ました。モノクロの素朴さ漂う作品で、勉強は出来の悪いサッカー好きの少年が、色んな手を使って何とかお金をためてテヘランへバスに乗ってサッカーの試合を見に行く・・というだけのシンプルなストーリーですが・・

例によって「エ!?」という幕切れで。そんな・・っていうか。イラン映画に見られるのこの「みもふたもない」終わり方・・少しは慣れてきた気もしますが。要するに、目標は達成できなくてもその過程が愛しいものだ、といいたいのか、人生うまくいかなくてもそんなもの・・っていいたいのか。そういう話でした。


先週やっと是枝監督の「誰も知らない」を見てきたのですが、映像美に登場人物の心情が見事に溶け込んでいたような「幻の光」がすごく印象的で気になっていた監督でした。

この作品は宮本輝原作の文芸作品、という趣でしたが、記憶が曖昧だったので先日ビデオで見直した「ワンダフルライフ」は、プロの役者を使っていつつ、彼らにそれぞれの思い出を自由に話させる半ばドキュメンタリー的な部分も見られ、何となく、素人を用いるイラン映画っぽいような気がしました。

「誰も知らない」でも、4人の兄妹や母親役のYOUのやりとりがすごく自然で、その役に合った素人を選んできて「地」で演技させる感じがイラン映画の雰囲気かも・・とか序盤に感じたんですが、何気なく関連サイトを見てたらある方のレビューの中に「これはある意味イラン映画の世界だ」と書かれており、同じように思われた方もいるんだ!・・と、ちょっと嬉しかったりしました。

是枝監督はドキュメンタリー畑出身でいらっしゃるそうではありますが、イラン映画の影響・・とかに言及した記事はサイトや雑誌等でも見たことはありませんし、単なる偶然かも、ですが。

気付けば月曜早朝投稿パターンになっていたのですが、8月中今日明日と少々多忙で、9月初め休暇にしているので「誰も・・」スレッドはじめ他の投稿は後日に・・と思います。

37 「ブラックボードー背負う人ー」
投稿者:- 投稿日時 2004/8/23 07:25:22
更新日時 2004/8/23 09:46:00
シネマアートン下北沢での戦争特集(http://www.cinekita.co.jp/lineup/war.html))の中で上映された、サミラ・マフマルバフの「ブラックボードー背負う人ー」(’98)(←関連サイトです)を見てきました。近隣のビデオ店に見当たらず、気になっていた作品でしたので、この機会に・・と。

イラン・イラク国境が舞台で、イラクに帰ろうとするクルド人の村人達や密輸物資を運ぶ子供達に読み書き、算数等を教えようとする、黒板を背負った(元)教師の男性達。でも、村人や子供の置かれている状況ははっきり言ってそれどころではない・・生きていくのに精一杯で。啓蒙と現実、その見事なほどの切ない「すれ違い」が20歳でこの作品を撮ったサミラの若さ、斬新さ?でしょうか。

それでもボツボツ心を開く子供もいたり、村人に混じった黒板人はろくに話もしないうちに子連れの未亡人と結婚の契りを交わすことになったり、ほんのりとするエピソードもありつつ、やはり描かれていた結末はシビアでした。

でも、別れ行く未亡人が背負った黒板に書かれていた文字が字幕にでると共に民俗音楽が流れたラストシーンで、「やられた」と思いました。ちょっとせわしなかったですが、見に来て良かった・・と。どうしようもない現実の中にサミラが描こうとした詩情が具体的に見えた気が。

個人的には「午後の五時」よりも印象深く良かったと。やはり20歳そこらでこんな作品を発表するとは凄い力量、感性だな・・と。

先日、ソフィア・コッポラの「ロスト・イン・・」を見ましたが、同じく偉大な父を持つことで注目されている若き女性監督でもその題材は全く対照的というか。それはそもそもの祖国の風土、父の作風等思えば当然かも・・ですが、ふと、おそらくお互い「興味がわかない題材」なのでしょうが、それぞれの感性でサミラが都会を舞台とした倦怠感のあるラブストーリーを撮ったら、とか、ソフィアがイランの難民題材の作品を撮ったらどんな作品になるのか見てみたい、などとつまらぬことを思ったりしました。

36 「沙羅双樹」
投稿者:- 投稿日時 2004/8/16 06:34:51
更新日時 2004/8/16 08:17:06
ビデオ店で、「ラブ&ポップ」で少女のナレーションをつとめてた河瀬直美監督作品を発見したので。

’97カンヌ映画祭カメラドール受賞の「萌の朱雀」が印象的で、気になっていた監督ですが、今回の「沙羅双樹」('03)(←関連サイトです)も故郷奈良を舞台にした「珠玉」という感じの作品でした。

物語らしい物語はなく・・ある日一緒に遊んでいた双子の兄が入り組んだ路地で神隠しにあったかのように行方不明になってしまい、そういう過去を抱えて暮らす少年とその家族、周囲の人々。

その喪失感を前面に現すわけでもなく、日常生活の中での祭り(の準備)や出産、淡い恋等が描かれており、その背景となる伝統的な家屋、少年が自転車で進んでいく入り組んだ路地裏の風景が懐かしくも新鮮でした。

こういう素朴な味を持つ邦画作品も個人的には好ましく、「下妻・・」「69」のような勢いある作品と共に、今後もっと出てくればいい・・と。やはり河瀬作品、岩井俊二作品等と共に「監督単位」でチェックしていきたいです。

35 「柳と風」
投稿者:- 投稿日時 2004/8/9 06:38:17
更新日時 2004/8/9 06:40:31
イラン作品に戻ってモハメド・アリ・タレビ監督の「柳と風」(’99)を見ました。
脚本はキアロスタミ監督ゆえか、「友だちのうちはどこ?」に似ており、今回の少年はひたすら自分が割った教室の窓の代わりのガラスを届けるべく苦労する、まあシンプルなロードムービーというか。

日本だと電話1本ですむことが、代金の調達、ガラス屋との交渉、吹きすさぶ強風の中の小さな身体ひとつでの大きなガラスの搬送・・まあ、させるほうもさせるほう・・と言えばそれまでなのですが。とにかく一生懸命なその努力の結果はそれはあんまりな・・という感じですが、エンディングは例によって
「前向きなニュアンスを残しつつ曖昧」。それが結構奥深く「ひどい挫折があっても歩を進めるしかない人生」を表していてじわっと感動的なのかも。

ちょっとイラン映画祭のシンポジウムを思い出したのですが、客席から若い女性が「なぜイラン映画には曖昧な終わり方のものが多いのか?」と質問し、「街の陰」の主演女優が「イランでは革命後、
皆と共に生きていくという感覚で、またアジア地域の、謙遜、それぞれの人の考えを受け入れるという
柔らかさを基本に、映画も独断的に幕を閉めない」「結論を出すのが芸術ではないという考えがある」旨のことを答え、その質問は自分も素朴な疑問に思っており、なるほど・・と聞いてました。

34 「69 sixty nine」
投稿者:- 投稿日時 2004/8/2 07:32:56
更新日時 2004/8/2 07:32:56
夏季は少々多忙で最近ビデオは見ていないのですが、スレッド投稿もしたのですが、「KYOKO」同様村上氏原作の「69 sixty nine」について・・

正直、村上氏が監督をつとめたものも含めて、氏の原作作品は「KYOKO」以外、あまり好きになれたものがなかったのですが、ようやく、来た!という感じで、単純に嬉しかったです。

「限りなく透明に近いブルー」はとにかく映画の印象がほとんど残っておらず・・(もう一度確かめたい・・と思ってビデオ屋で探すのですが見当たらず)、リュウとリリー役の三田村邦彦と中山麻里のインパクトが薄かったから?という気もします(あくまで私見です・・当作品ファンの方、読まれていたらすみません・・宜しかったら反論ご稿下さい)。

今回はやはり、ケン、アダマ、岩瀬という中心人物の配役にあまり違和感なく受け入れられた・・というのが大きい気もしました。妻夫木+安藤のコンビは特にすごく息が合っていて、作品の核を固めていたと。

唯一、レディー・ジェーンというマドンナ女生徒役太田莉奈は確かにコケティッシュな魅力があるとは思いつつ、この役にはもう少し正統派美少女(蒼井優とか・・)にして欲しかった気もしたのですが、映画を見た後、ざっと原作を斜め読みしてみると、先の3人同様、不思議と彼女の登場場面で
太田莉奈の面影が浮かんできて・・彼女のジェーン、あれはあれで、ありだったのかもと納得したり。

劇画タッチで荒削りな所もあって、まるで欠点のない作品か・・というとそうでもない気がしますが、とりあえず満足しました・・田舎でクラブ活動&勉強しかしてなかった自分とは対極の・・ああいう青春もあきれるけど羨ましいというか。

村上作品では「だいじょうぶマイフレンド」「昭和歌謡大全集」原作、映画ともに触れておらず、折あらば・・と思っているのですが、なかなか近年、読書の時間というのも就寝前の数十分程度の細切れで・・

でも映画→原作パターンでは春以降では田辺聖子さんの「ジョゼと虎と魚たち」(短編集でしたが)を読んで、作品の切なさが一味違う味わいで渋く出ていて、良かったです。図書館にリクエストしておいた「解夏」が先日ようやく届いたのですが、まだ手をつけておらず・・気分転換・・というには少し重いテーマのものですが、少しずつでも進めようと思ってはいます。
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